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看護師が小児神経科へ転職したいなら、まずはこの5項目を押さえておこう!

公開:2018/07/30

[小児神経科]

看護師が小児神経科へ転職したいなら、まずはこの5項目を押さえておこう!

小児神経科と聞いてイメージできる事って、割と少ないのではないでしょうか。

実際に、小児神経科の専門病院や専門病棟は、あまり多くはありません。

小児神経科に興味を感じていて、転職を考えている人のために、小児神経科の特徴やメリットなど、知っておくと得をする5つの情報をまとめてみました。

これらの情報から小児神経科への理解が広がり、転職への足がかりをつかむきっかけとなれば幸いです。

看護師が小児神経科へ転職したいなら、まずは知っておきたい3つの特徴とは?

転職の際にとても重要なことは、転職先分野の特徴を知っておく事。これはどんな仕事においても大切なことですね。

小児神経科が持つ特徴とはどんなものでしょうか。確認しておきましょう。

  1. 子供達の療育面への関わり、進路の決定へのアドバイス等、人生を支える責任の重さとやりがい
  2. 日常生活援助も多く体力が必要
  3. 子供を楽しませるパフォーマンスが大切

子供達の療育面への関わり、進路の決定へのアドバイス等、人生を支える責任の重さとやりがい

新人の小児神経科の看護師が戸惑うことが多いのが、この特徴に関することだと思います。

疾患からくる不具合に対して、看護処置や生活援助をしていくのが、多くの診療科で課される看護師の役割ですね。

小児神経科ではそれに加えて、子供達の療育面、教育面への踏み込んだ関わりを実践していく必要があります。

障害を抱えた子供達が、この先どのような方法で人生を展開していくのか。

様々な援助機関についての情報収集や、進路決定へのアドバイスなどを、看護師も積極的に行っていきます。

自分にこの子の人生が掛かっているような気持ちになって、その大きな責任感に不安を感じる事もあるかもしれません。

しかしこの小児神経科の特徴は、同時に大きなやりがいへとつながっていくものです。

日常生活援助も多く体力が必要

小児神経科では、もちろん看護技術も幅広く必要になってきますが、日常生活援助も、看護師の業務の多くの部分を占めているということが特徴として挙げられます。

ADLの低い患者さんが多いですから、移動介助、排泄介助、食事介助、保清介助、全てにおいて何らかの援助が必要である事がほとんどです。

小児とはいえ、高校生くらいにもなると、移動や排泄介助にはテクニックと共に体力も必要です。

小児神経科の看護師の特徴として、足腰を強くするために、日々のトレーニングを欠かさずに実施している人が多いということが挙げられます。

私の働いている病院では、新しい入職者は、理学療法士から腰を鍛えるためのレクチャーを受けることになっています。

他の病院でも、何らかの形で看護師の身体管理のためのプログラムがある所が多いですよ。

子供を楽しませるパフォーマンスが大切

小児神経科では、患者さんの入院期間が長期に及ぶことが多く、病院は一時的な滞在の場ではなく、生活の拠点として成り立っているということが一つの特徴です。

子供達はそこで生活しているのですから、医療的援助だけではなく、生活を彩り豊かにするための関わりが必要になってきますよね。

基本的には保育士や介護福祉士達が、気分転換活動などのサポートをしてくれる病棟が多いかと思いますが、もちろん看護師だって一緒に考えて実行していかなくてはいけません。

「看護師が未経験の小児神経科へ転職するお話」にでてくる迷子のように、突然のフリにオドオドすることもあるかもしれませんが、それも大切な看護師の仕事です。

子供と大人が一緒になって、思いっきり何かを楽しむということは、子供達の成長発達に大きく影響を与えるひとつの要素ですからね。

小児神経科での看護業務の特徴だと認識して、積極的に楽しんで下さい。

看護師が小児神経科へ転職した時に得られる3つのメリットとは?

さて次に、実際に小児神経科に転職した場合、看護師にとってのメリットとは何か、ということを考えて行きましょう。

ここでは大きく分けて3つのことを紹介します。

  1. 幅広い看護技術が習得できる!
  2. 家族看護に力が入れられる!
  3. 子供の笑顔に囲まれる!

幅広い看護技術が習得できる!

小児神経疾患を持った子供達のADLは比較的低く、呼吸不全、心不全を併せ持った患者さんも多いです。

ですから、小児神経科では幅広い領域の看護技術が必要とされており、これは一つの大きなメリットだと言えるでしょう。

これから看護技術の向上を目指したいと思っている人にとってもよいメリットですし、今まで急性期等で技術を磨いてきた人が、少し余裕のある看護ができる所に転職したいけれども、身につけた技術は維持していきたい、という人にとっても、とてもよいメリットと言えるでしょう。

家族看護に力が入れられる!

小児神経科では、家族へのサポートに力をいれている所が多いかと思います。

小児神経疾患を持つ子供を抱えた家族の負担は大きいです。

看護師は心理的負担を少しでも軽減できるための助力者にならなくてはなりません。

家族へのケアを含めた全体的看護がしたいと思っていても、病棟が忙しすぎてゆっくりと家族の方との時間をとることができないというジレンマ、ありますよね。

小児神経科では、定期的に、家族と看護師、その他の専門職者での合同ミーティングを実施することが一般的です。

患者さん本人の今後の方針について、話し合わなければならないことがたくさんあるのです。

ですから、必然的に家族との関わりは密になってきます。

身体面、精神面、社会面、全ての領域に偏りなく援助の手を向けられるというのが小児神経科のメリットです。

この3つのバランスを保てる病棟は、なかなか他には無いのではないでしょうか。

子供の笑顔に囲まれる!

これはもう言わずもがなのことではありますが。

それでもやはり、小児神経科の大きなメリットは、子供達の笑顔から毎日元気をもらえるという事です。

看護の仕事には、色々な苦難もありますよね。人間関係に苦しむこともありあます。

自分の至らなさに悔しくなることもあります。

そんな時に助けてくれるのが、子供達なんです。

無邪気な声で話かけられたり、ただ笑顔を見せてくれたり。そんな子供達を見ていると、すっとココロが癒されて元気になるんですよね。

この小児神経科のメリットにすっかり魅せられてしまって、転職しようにもできない、なんて悩んでいる看護師が、実はたくさんいるんですよ。

看護師が小児神経科へ転職した時に背負うことになる3つのデメリットとは?

小児神経科のメリットを3つお伝えしましたが、転職にあたっては、デメリットも知っておくべき大切なポイントですよね。

ということでデメリットも3つ、紹介していきます。

  1. 急性期看護に疎くなる
  2. 腰を痛めやすい
  3. 退職時に後ろ髪が引かれる

急性期看護に疎くなる

小児神経科では幅広く看護技術が活かせる、ということは「メリット」の一つとしてご紹介しました。

しかし、あくまでも慢性期の病棟ですから、急性期看護ができるわけではありません。

患者さんが急変した場合、他病棟、もしくは他院への搬送という対応をとることが小児神経科では一般的です。

小児神経科において急変時に求められる処置は、あくまでも一時的処置のみです。

いずれは急性期看護の分野で働きたいという思いのある人にとっては、これはデメリットと言えますね。

腰を痛めやすい

「小児神経科の特徴」でも述べましたが、小児神経科では日常生活援助が多いです。

それに伴うこととして、体力が必要で、腰への負担を受けやすい、ということがデメリットとして挙げられます。

特にオムツ交換や体位交換は、毎日何回行っているか知れません。

小さな赤ちゃんや小学生くらいならそれ程負担もありませんが、高校生ともなると、体つきは成人とあまり変わりありませんからね。

ボディメカニクスを取り入れて援助をしていても、やはり腰に負担がかかってしまうこともあります。

小児神経科での仕事は好きで、続けていきたい、けれども体がもたない、という理由で退職された方も知っています。

これは大きなデメリットなのかもしれません。

退職時に後ろ髪が引かれる

これは少し悲しいデメリットです。

小児神経科では、患者さんと看護師の距離が比較的近いです。

単純に入院期間にも比例しているでしょうし、看護師の業務が生活全般にわたって行われるということからもきているでしょう。

小児神経科の看護師が転職や退職を考えた時に、いつも問題にあがるのです。

子供達と離れたくないとか、今私が辞めたらあの子はどうなるのだろうかとか。

援助内容が患者さんの人生に深く入り込んでいますから、良い意味で看護師と患者さんとの関係が深く築かれ、悪い意味では距離が近すぎて客観的になりきれないのかもしれません。

もちろん看護師は一職業人ですから、その後は誰かが仕事を引き継ぐことができるんです。

ですが、どうしても、退職時に後ろ髪が引かれたり、罪悪感が生まれたりしやすいのです。

このことが、小児神経科の悲しい一つのデメリットだと言えるでしょう。

こんな看護師さんなら、小児神経科の転職に向いている!

仕事には誰にも向き不向きがあります。

小児神経科に興味を持っていても、果たして自分が向いているのだろうかと、ちょっと不安になったりもしてしまいますよね。

ではここで、どんな看護師が小児神経科に向いているのかを見てみましょう。

  1. とにかく子供が好きな人!
  2. 基礎看護技術力を磨きたい人!
  3. ゆとりのある看護がしたい人!
  4. 人を笑わせるのが好きな人!

とにかく子供が好きな人!

子供が好きなら、断然あなたは小児神経科に向いています。

なにしろ子供達に囲まれながら仕事をするのですからね。

子供が好きじゃない人だと、慣れるまでは苦労するかもしれません。

とは言え、私は子供好きではありませんでした。

でも今は大好きになってしまったので、子供好きは絶対条件ではありませんね。

基礎看護技術力を磨きたい人!

「看護師が小児神経科へ転職した時の3つのメリット」で述べましたが、幅広く看護技術を実践できるのが小児神経科です。

看護技術の習得を目指す人も、技術の維持を目指す人も、小児神経科には向いていると言えますよ。

ゆとりのある看護がしたい人!

小児神経科は入院のスパンが長いですから、患者さんの回転は遅いです。

ですから、一人の患者さんに深く関われますし、時間に追われず、自分の思う看護を実施することが可能です。

スピードが問われる看護ではなく、時間的にも精神的にも余裕のある看護を実践したいと考えている人には、小児神経科は向いていると言えますね。

人を笑わせるのが好きな人!

「看護師が未経験の小児神経科へ転職するお話」の中にも出てきましたが、小児神経科では、患者さんを笑わせることも看護師の大切な仕事です。

ちょっとした宴会芸で人を笑わせるのが好きな人や、会話に冗談を混ぜるのが得意な人なら、きっと楽しく仕事ができますし、とっても小児神経科に向いている人だと言えます。

そんなあなたのことを、小児神経科の子供達は大好きになってくれると思いますよ。

看護師が小児神経科へ転職する場合、見落としがちな3つのチェックポイント

実際に小児神経科への転職を考えた際に、考慮しておかなければならないポイントとはなんでしょうか。

盲点ともなりやすいのが「患者層の確認」「勤務体制の確認」「看護師、保育士、介護福祉士の割合の確認」ではないかと思います。以下で説明していきますね。

  1. 患者層の確認
  2. 勤務体制の確認
  3. 看護師、保育士、介護福祉士の割合の確認

患者層の確認

小児神経科と言えば、やはり対象は小児です。

ですが、重い障害を抱えた児童の場合、家族が引き受けて自宅で一緒に生活することが難しく、行き場所のないまま小児神経科病棟に長く入院している成人の方も多くいらっしゃいます。

その事実は一つの小児神経科の盲点かなと思います。

神経疾患の患者さんは重看護・重介護が必要ですから、成人が多い病棟だと看護師の体力的な負担はかなり大きくなってしまいます。

それに、そもそも小児の看護をしたいという希望からは外れてしまいますよね。

その病院がどのような年齢層の患者さんを抱えているのかという現状を、確認しておくに越した事はありません。

私のいる病棟にも数人の成人の方がいらっしゃいます。

小児も成人も見れるので、私個人としては仕事にメリハリがあって気に入っていますが、どう考えるかは、その人次第ですよね。

勤務体制の確認

何度も言及していますが、小児神経科では重介護が必要な患者さんが多いです。

体力的に負担がかかりやすい病棟ですから、勤務体制を軽視してはいけません。

勤務体制は誰もが確認しておきたい事ですから、盲点とは言い難いかもしれません。

しかし、小児神経科のように体力が必要になってくる病棟では、勤務体制に重要度が増す、という意味で、ここに一つの盲点として挙げておくことにしました。

夜間の勤務体制、拘束時間と夜勤者の人数、といった情報は、必ず確認しておいたほうがいいです。

それに、夜勤は看護師のみの勤務なのか、日常生活援助のサポートとして保育士か介護福祉士も一緒に勤務しているのか、ということも確認ポイントです。

また、起床時から就寝時まで、みっちりと援助を必要とする患者さんが殆どですから、看護師も早出勤務や遅出勤務に就く場合が多いかと思います。

早出勤務や遅出勤務があるのかどうか、月何回ほど就くことになるのか。その辺りの事情も、情報収集しておいて下さいね。

看護師、保育士、介護福祉士の割合の確認

他の診療科ではあまり気にしない、まさに盲点となるのが、病棟に勤務する保育士、介護福祉士の割合ではないかと思います。

これも看護師の体力的な問題に関わってくることですが、保育士や介護福祉士の割合の低い病棟であれば、看護師が行わなければならない日常生活援助がどうしても増えてしまいます。

十分な人数の保育士、介護福祉士を確保している病棟であれば、看護師への負担は軽減されますし、子供達の療育に関して言えば、保育士達がより専門的な知識を持っています。

専門職としてお互いがサポートして支え合うために、保育士、介護福祉士の人数が充実している病棟の方が、より働きやすいと言えると思います。

まとめ

それぞれの診療科にそれぞれの特徴があり、そこからメリットやデメリットが生まれてきます。

どこにだって必ずデメリットはありますから、メリットとデメリットのバランスを考慮して転職先を探していく必要がありますよね。

それに、デメリットは絶対的にデメリットであるわけではありません。

私は小児神経科での勤務を始めてから、腰回りの筋肉増強に気を配っているので、以前よりも体が引き締まりました。

体力が必要というデメリットのおかげで、少しシェイプアップできたので、かえって有り難く思っています。

小児神経科に興味があるのであれば、デメリットも前向きに捉えて、ぜひ転職への一歩を踏み出してみてくださいね。

今回取り上げた、盲点になりやすい転職時の確認ポイントは、転職サイトを利用すれば、簡単に情報収集できますよ。

その病院の特徴や、個人では知り得ない内部の情報等も、転職コンサルタントから得ることができます。

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執筆者情報

ナースの非常口編集部
ナースの非常口編集部
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