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老人ホームの看護師にはどの様な医療行為が求められる?

更新:2023/04/23

[老人ホーム]

老人ホームの看護師に求められる医療行為

病院で働いている看護師は日々医療行為に追われ勤務していると思いますが、老人ホームではどうなのでしょうか?

老人ホームに看護師がいるという事は医療行為が少なからずあるという事です。では、実際にどの様な医療行為をしているのか見ていきましょう。

医療行為自体は少ない

病院で働いていると、創傷処置や褥瘡処置や吸引があり、更には科によってより専門的で高度な医療行為もあります。

一方で老人ホームではどうかと言うと、老人ホームは介護施設という分類になりますので、基本的には医療行為は無いのです。

しかし、あくまでも『基本的に』なので、老人ホームによっては多くの医療行為があります。

老人ホームでよくある医療行為は、吸引

老人ホームでよく受け入れられ、行われている医療行為の一つは、吸引です。

高齢になると嚥下機能の低下も顕著になり、誤嚥性肺炎にかかる入居者様が多いです。

その為、誤嚥性肺炎にまでならなくとも、湿性咳嗽や痰絡みのある方も多くなります。

また、嚥下機能の低下はあるものの、病院では無い為、比較的自由に食事や間食をする事が可能で、その為に気管に食物を詰まらせてしまう入居者様も出てきます。

なので、老人ホームでの吸引は必須と言っても過言ではありません。

老人ホームでよくある医療行為は、経管栄養

老人ホームでよくある医療行為の二つ目は、経管栄養です。

最近では、経管栄養は延命に繋がるとの風潮から、ある程度の年齢になり経口摂取が困難でも経管栄養をせずに自然に看取る方向性が徐々に増えてきています。

それでも、御本人や御家族の希望で新たに胃瘻造設をしたり経鼻経管栄養を開始する事があったり、経口摂取出来そうな状態の場合は一時的に細い経鼻経管栄養で対応する事もあったりします。

経管栄養と一口に言っても、胃瘻や経鼻経管栄養の他にも、腸瘻や経皮経食道胃管等の様々な投与経路があります。

投与経路の他にも入居者様に合わせた栄養剤となる為、人によって使用している栄養剤が違うこともしばしばあります。

多くの老人ホームでは、自己抜去等のリスクの低い管理のしやすさから胃瘻の受け入れのみの施設が多いです。

24時間看護師が常駐している、いわゆる夜勤のある老人ホームでは、胃瘻以外の経管栄養の方を受け入れている所もあります。

自己抜去しないように抑制すれば良いと言う声もあるかもしれませんが、施設は病院ではなく家としての老人ホームなので、容易に抑制する事は出来ないのです。

自己抜去をしないように予防策を重ねて対応してもどうにも抜いてしまう、抑制をしなければ入居者様の命に関わると判断した時にのみ開始することが出来るのです。

老人ホームでよくある医療行為は、褥瘡処置

よくある医療行為の三つ目は褥瘡処置です。

老人ホームで過ごされている入居者様全員が全員、歩行自立であったり車椅子自走出来る訳ではなく、寝たきりの入居者様も勿論いらっしゃいます。

また、エアマットを導入したり体位交換をしていても、栄養状態や疾患、拘縮等の影響によって褥瘡を形成してしまう事があります。

高齢になると皮膚の保護機能が低下している為、少しの傷から褥瘡にまで発展する事もあるので褥瘡処置は多く行われています。

また、入院していた病院で褥瘡を形成し、退院して老人ホームに入所後も処置を継続するという事もあります。

褥瘡の評価は連日の処置で行いますが、薬剤や処置方法の検討は往診時に医師と薬剤師も交えて決定していきます。

寝たきりの入居者様だけが褥瘡になるかと言うとそうでも無く、車椅子に長時間乗っている入居者様にも褥瘡形成してしまうこともありますので、入浴日のボディチェックやオムツ交換時の臀部や背部の確認は欠かせません。

老人ホームによっては大変な医療行為もある

多くの老人ホームでは医療ニーズの高い方の受け入れはしていません。それは施設の規模や医療連携、勤務体制やリスクを考慮して受け入れを断っています。

老人ホームの状況や体制も施設によって大きく違ってきますので、それに伴って受け入れ可能な医療行為にも幅が出てきます。

一方で、入居者を募る為に、医療ニーズの高い方の受け入れを積極的にしている老人ホームもあります。

大変な医療行為の例としては、気管切開やそれに伴う人工呼吸器管理が挙げられます。

人工呼吸器管理等は夜間帯も管理が必要な為、24時間看護師が常駐している老人ホームでの受け入れとなります。

老人ホームには日中だけ看護師がいる施設や夜間も看護師がいる施設があるので、夜間帯も看護師が常駐している老人ホームでは必然的に医療行為が増えてきます。

24時間看護師が常駐していれば、頻回に吸引が必要な方や中心静脈栄養等の常時点滴の方、終末期の方の対応等、医療行為の幅が広がっていきます。

老人ホームの大体の医療行為は規模や体制によって医療行為の幅が変わる事が分かったと思います。

老人ホームで働きたいけれども スキルを落としたくないという方は、医療行為が多い老人ホームを探すと良いでしょう。

反対にブランクがあるから医療行為をしたくない方は、医療行為の少ない老人ホームを探すと良いでしょう。

しかし、実際に求人情報を探した時に細かな医療行為が載っているかと言うとあまり載っていないのが実情です。

わざわざ面接に行って担当者に聞かなければ分からない事が多いのです。

そこで、看護師転職支援サイトを利用してみるのはどうでしょうか?看護師転職支援サイトでは多くの情報を取り扱っているので、自分の希望する医療行為の量や種類を把握している事もあります。

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執筆者情報

ナースの非常口編集部
ナースの非常口編集部
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