小児神経科 看護師の役割は患者さんの人生をより色彩豊かにするために手助けをすること

小児神経科 看護師の役割は患者さんの人生をより色彩豊かにするために手助けをすること

小児神経科の対象患者さんは、運動発達や言語発達に問題を抱えています。

患者さん達は人生を通して医療関係者・福祉関係者のサポートを必要としますから、小児神経科の看護師は、長いスパンで患者さんと関わり、その役割を果たしていく事になります。

では、小児神経科で働く看護師の役割とは具体的にどのようなものになるのでしょうか。看護師が仕事で関わる対象者ごとに分けて、説明していきたいと思います。

小児神経科 看護師の役割は医師に対しては患者さんの代弁者であること

小児神経科において、看護師と患者さん達の距離は他の病棟と比較して近いと言ってよいでしょう。看護師が医療的側面だけでなく、療育面でも深く関わっていく必要があるからです。

医師には外来診療もありますし、患者さんのいる病棟も一つではありませんから、1人の患者さんとの時間はどうしても短くなってしまいます。

小児神経科には、言語的に意思疎通を行うことができない人達がたくさんいます。いつも側にいる訳にはいかない医師にとっては、患者さんの要求を理解することが難しいこともあるでしょう。

看護師は医師と患者さんの間に立ち、患者さんの思いを適切に医師に伝達する役割を担っています。

日々側で患者さんをみている者でしか察知することのできない患者さんの苦痛や要求を感じ取り、医師に伝え、医療的処置を依頼することが大切です。

看護師の持つ情報が、診療における大切な判断材料となり、患者さんが適切な治療を受けられることにつながっていくのです。

小児神経科 看護師の役割は患者さんに対しては医療、教育、福祉すべての側面からアプローチを行うこと

小児神経科では、患者さんに医療だけを提供するのではありません。小児ですから教育を受ける義務もありますし、幅広く療育面での関わりが必要です。

適切な成長発達段階を歩めるよう援助する事。毎日通学できるための環境調整。通学を続けるモチベーションを与える事。進学時には、今後どうするのか、本人、家族、その他の専門職スタッフと検討していく事。

小児神経科の看護師は、適切な医療処置の提供に加え、これらの役割も果たしていくことが求められます。

つまりは、患者さんの人生そのものを支えていく事が必要です。

どうすれば生活面の不自由さを最小限に抑えられるのか、社会で自立するにはどうすればよいのか、どのような援助を受けていけるのか。

小児神経科の看護師は、医療だけでなく、教育、福祉的側面についても幅広く知識を持つ事で、患者さんにより彩りある生活を提供することができるでしょう。

小児神経科 看護師の役割は患者さんの家族に対しては不安を打ち明けられる窓口になること

小児神経科において、看護師と患者さんの家族との関係作りはとても重要です。患者さんの自立度が高くないですから、家族にかかる負担はどうしても大きくなってしまいます。

ストレス過多となるのか、育児放棄や虐待が疑われる親子に出会うこともあります。

不安、苦痛を聞き取る姿勢を持って、家族への負担を軽減すること。家族と患者さんとの関係性を知り、必要であれば良い関係へ導くための介入をしていくこと。

以上の2点は小児神経科における看護師の家族に対する役割の中で、とても重要なものになります。

その他にも、自宅で患者さんを看ていくにあたって、必要な手技(吸引や経管栄養)の指導を行う事も、小児神経科における看護師の患者さんの家族に対する役割として必要になってきます。

子供達はとても敏感です。看護師と家族が良い関係を持てていなければそれを敏感に察するでしょうし、よい関係がそこにあれば、患者さんの精神面の安定にもつながっていくはずです。

小児神経科 看護師の役割は介護福祉士や保育士に対しては情報を共有し、病棟をつくりあげる同士として切磋琢磨すること

日常生活援助が不可欠で、子供達の成長発達への援助も要求される小児神経科では、介護福祉士や保育士が病棟スタッフとして勤務している事が多いです。

介護福祉士・保育士は、幅広く患者さん達の日常生活に関わっているため、子供達からみると一番信頼を置きやすい人達になるのかもしれません。

そのため、介護福祉士・保育士の持つ患者さんの情報は膨大です。

常に介護福祉士・保育士との情報交換を行い、よりよい看護、療育方法を摸索していくことが必要です。

また、介護福祉士・保育士と看護師とでは、明確に別れている仕事内容とそうでないものがあります。看護師にのみ要求される仕事もありますが、介護福祉士、保育士、看護師、誰でもがこなせる仕事もあります。

お互いに声を掛け合いながら仕事を分担し、負担が偏らないように業務をまわしていく事で、よい病棟の雰囲気ができあがり、患者さん達への快適な環境の提供につながっていきます。

小児神経科 看護師の役割はリハビリテーションスタッフに対しては情報を提供し継続的な機能訓練の実施に向けてサポートをすること

小児神経科における患者さんの生活において、リハビリテーションは大きな部分を占めます。運動発達や言語発達に障害がある患者さん達に対して、継続的な訓練の実施と、運動・言語機能の向上・維持は不可欠であるからです。

理学療法士や作業療法士、言語療法士といったリハビリテーションスタッフが、常に患者さんの側で訓練を実施していく事は不可能です。

病棟で実施していかなければならない機能訓練については、看護師がリハビリテーションスタッフから指導を受け、患者さんと一緒に実施していくことも多いです。

看護師の役割として、継続的な機能訓練の実施を促し、毎日の観察から運動機能、言語機能の状態を把握すること、そこから得た情報をリハビリテーションスタッフに適宜報告していくこと、があげられます。

日々の機能訓練の成果が、その患者さんの将来に大きく響いてきます。

時には患者さんからの拒否的な言動もあるかもしれません。リハビリテーションスタッフと共に精神面のサポートも考慮しながら、機能訓練の継続的実施をすすめていくことが大切です。

小児神経科 看護師の役割は同僚看護師に対してはそれぞれの役割を認め合い尊重し合う関係作りに努める事

小児神経科では意志疎通の困難な患者さんが多いため、統一したケアを実施するにあたって、他の専門職スタッフと看護師との円滑な連携が強く求められます。それは看護師と看護師間においても同じ事です。

情報が一定の看護師の中だけで留まっていたのでは、個々にあったケアの継続は不可能です。

どこの診療科においても言えることですが、お互いの持つ情報の相互交換は、常々円滑に行われなければなりません。

また、小児神経科特有とも言える、患者さんの療育面への関わりにおいて、まだ慣れない看護師は戸惑いがあるでしょう。

先輩看護師は、そんな後輩看護師に適切な指導を行いながら、後輩を育てる役割を忘れてはいけません。

療育面への関わりにおいては、看護師自身が母や父である場合や、年の離れた兄弟がいる場合、その人生経験がよい視点に繋がることもありますし、そのような看護師の背景によって、それぞれの看護師の患者さんに対する役割も変わってきます。

ある看護師は患者さんにとって母としての役割を持ち、ある看護師は友人としての役割を持つ、といったように。

大切なことは、それぞれの看護師が、その人個人の役割を尊重していくということです。

お互いを個人として尊重しながら、さまざまな意見を投げ合っていける環境を作り上げていかなければなりません。よい環境の中で、よい意見交換が生まれ、良い看護の提供につながっていくのです。

まとめ

実際に小児神経科で看護師として仕事をしていて、「人の人生そのものを背負う」ような仕事内容に大きな重圧を感じ、不安を感じた事があります。誰かの人生の善し悪しが自分に預けられているようで怖かったのです。

しかしそんな不安は、同僚看護師や他の専門職スタッフと共に、チームとしての仕事を重ねていくうちに、やりがいへと変わっていきました。

私達はチームで仕事をしています。決して誰か一人の手に一つの人生が預けられるわけではありません。

それにもちろん、その人生を背負っているのは、他でもなく患者さんです。

患者さん自身が、自らの人生を背負い、自分で苦しみ、喜び、生活しているのです。看護師にできることは、その負担を少しでも軽くできるように援助することです。

小児神経科で求められる援助の幅が広いため、慣れないうちは戸惑いもあるかと思います。

ですが、その援助の幅広さ故、患者さんとの関わりは蜜なものになります。そんな中で、看護技術を行っていくだけの看護師の役割ではなく、人そのものにかかわれる自分の役割に、責任と充実を感じる事がきっとできると思います。

日々の業務に追われ、機械的に看護師としての役割を果たしてしまっているのではないかと今の職場に疑問を持っている方、いるのではないでしょうか。

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