老人ホームの看護師の夜勤は何をしているの?

老人ホームの看護師の夜勤は何をしているの?

老人ホームで働く看護師さんとの関りは、普段病院で働いていると、とても少なく他の職場の事は分からないと思います。

その為、老人ホームの看護師がどのような仕事をしているのかも見えてこないかもしれませんね。

今回はその中でも、老人ホームで働く看護師さんの夜勤について説明していきます。

老人ホームの看護師の夜勤はどのような施設で働くの?

看護師の夜勤配置が義務付けられている施設は、介護療養型医療施設と医療療養病床のみとなっていて、配置基準は1病棟につき1人以上です。

『病棟』と言う表現でお気付きになると思いますが、急性期から脱した介護度や医療ニーズの高い方が入居・入院される施設です。

医療法人が経営し、多床室が多い、医療機関としての印象の強い施設となります。

これら2つの施設は病院の夜勤と大きく変わりませんので、夜勤配置義務のない『介護老人保健施設』『介護老人福祉施設』『有料老人ホーム』について説明していきます。

介護老人保健施設

介護老人保健施設は介護サービスやリハビリを受けながら在宅へ戻ることを目的とした施設で、『老健』という名は聞いたことがあると思います。

こちらの施設は医師の常勤が義務付けられている他、看護師の配置基準が入居者様100人に対して9人以上と他の施設と比較すると多い配置基準となっています。

老健は在宅復帰前のリハビリを行う施設である為、在所日数が少ない他、要介護度や医療ニーズが低くなっています。

夜勤についてですが、配置義務はないものの7割の施設で夜勤を導入しているそうです。夜勤看護師の配置基準は施設の規模や施設の体制によって変わってきます。

介護老人福祉施設

介護老人福祉施設は65歳以上で要介護3以上の方が入居可能な施設で、比較的介護度の重い方や医療ニーズの高い方が多くなっています・特別養護老人ホーム、『特養』が馴染みのある名前だと思います。

こちらの施設は看護師の配置基準が入居者様100人に対して3人以上と老人ホーム内では比較的少ない基準となります。

夜勤についてですが、夜勤配置義務が無い為、基本的には夜勤は無いです。施設によっては数は少ないですが夜勤を導入している施設もあります。

日勤のみの施設が多く、日勤のみの施設ではオンコール体制をとっている施設もあります。施設によってはオンコール体制もない施設もあります。

有料老人ホーム

有料老人ホームは特養と大きな変わりはなく、看護師の配置基準は入居者様100人に対して3人以上となっています。

夜勤の配置義務もない為、基本的に夜勤は無く、オンコール体制をとっている施設が多いです。

しかしながら、有料老人ホームは企業が経営母体である為、サービスの向上をし、入居者を募集する為、夜勤を導入している施設もあります。

受け入れの基準も経営母体・施設によって差があるので、とても医療ニーズの高い方が入居している可能性もあります。

老人ホームの看護師の夜勤での仕事内容

老人ホームの夜勤看護師はほとんどの施設は1人体制となっています。

夜勤を導入している施設では、医療処置を日勤帯で終わらせなくても良いと言う余裕が少し生まれてきます。

例えば、経管栄養についてです。日勤しか看護師がいない場合、日勤帯で朝・昼・夕の経管栄養を終了しなくてはいけません。入居者様の時間都合は無く全て看護師の時間都合となります。

しかしながら、夜勤看護師がいれば、朝分の経管栄養は朝の時間に、夕分の経管栄養は夕の時間に開始し終了させる事が出来るのです。

栄養に関連する事として、インシュリン注射があります。こちらも糖尿病の状態によっては食直前に注射をする方や食後に注射をする方など人それぞれとなるので、日勤看護師が退勤した後に食事が終了したとしても夜勤看護師がインシュリン注射の対応をする事が可能なのです。

夜勤看護師を配置している施設では、比較的医療ニーズの高い入居者がいる事が多いです。

夜間帯の主な医療処置としては、吸引・血糖測定・インシュリン注射・経管栄養・胃瘻・経鼻胃管・腸瘻・経皮経食道胃管・在宅酸素療法・末梢点滴・中心静脈栄養・非侵襲的人工呼吸器管理・気管切開・筋ジストロフィー・筋萎縮性側索硬化症等があります。

病院ほどの重症・医療ニーズの入居者様はいませんが、夜間帯も看護師がいる事によって24時間の点滴や栄養剤の投与、重症者の対応が可能となっています。

また、老人ホームの夜勤では看護師は医療的な事ばかりしていれば良い訳でもなく、介護職員と共に人員換算されている為、排泄介助やおむつ交換や体位交換等も実施しなければならないことがあります。

休憩時間は労働基準法で8時間を超える場合は最低でも1時間以上としか定められていない為、老人ホームによっては休憩時間が1時間の所もあれば2時間の所もあります。

老人ホームの看護師の夜勤の仕事の流れ

老人ホームの看護師がどの様なことをしているかなんとなく形が見えてきたと思います。次に、実際の夜勤の流れを見ていきましょう。

16:15 出勤
少し早めに出勤をして、前日までにあった事・内服の変更・経管栄養量の変更・処置の変更・インシュリン量の変更等の確認をします。

16:30 申し送り
日勤看護師から重要な申し送り事項と日中から体調の悪い方について申し送りを聞いていきます。

17:00 食事介助・血糖測定
食事摂取に掛かる時間が遅い人は早めに食事が開始される老人ホームもあります。早めの食事の方の食事介助を介護職員と共に実施したり、食事前の血糖測定が必要な人の血糖測定を実施します。

17:30 インシュリン皮下注射
食事の時間は老人ホームによって違ってくると思いますが、夕食直前のインシュリン注射を実施します。

18:00 夕食後薬の配布とインシュリン皮下注射
食事摂取のスピードが速い方では30分程で終了するので、夕食後内服の介助をしたり食後打ちのインシュリン注射がある方は注射を実施します。

18:15 夕食
自分の夕食を食べます。休憩中にも看護師は呼ばれることがあるので、しっかりと腰を据えて食べられる時間の取れない老人ホームもあります。

19:00 夕食分経管栄養片付け・排泄介助
日勤看護師が開始した経管栄養を終了していれば片付けます。他にも、介護職員と共に就寝介助や排泄介助に回ります。

20:00 眠前薬の配布
眠前薬の内服介助をします。入居者様によっては就寝前にもインシュリン皮下注射や血糖測定をする方もいます。

22:00 排泄介助
介護職員と共に就寝介助や排泄介助に回ります。

0:00 尿を破棄
膀胱留置カテーテルバッグ内の尿を破棄し、1日のトータル量を計算します。1日のトータル量の締める時間は施設によって午前10時だったり夜中の0時だったりと時間が違います。

1:00~3:00 休憩
休憩中であっても、体調不良者や急変があった際には呼び出されます。

5:00 経管栄養開始
排泄介助、体位交換、口腔ケア、吸引等を実施後朝の経管栄養を開始します。

7:00 食事介助・血糖測定
夕方と同じで、食事摂取に掛かる時間が遅い人は早めに食事が開始される老人ホームもあります。早めの食事の方の食事介助を介護職員と共に実施したり、食事前の血糖測定が必要な人の血糖測定を実施します。

7:30 インシュリン皮下注射
食事の時間は老人ホームによって違ってくると思いますが、朝食直前のインシュリン注射を実施します。

8:00 朝食
自分の朝食を食べます。食事介助をしながらの事が多いです。食事介助中にも看護師は呼ばれることがあるので、しっかりと腰を据えて食事介助が出来ないことも多々あります。
食後打ちのインシュリン注射にも呼ばれます。

8:30 朝食分経管栄養片付け
終了した経管栄養を片付けます。

9:00 朝礼
朝礼で夜間帯に体調の変化があった人の状況を報告します。

9:15 申し送り
日勤帯から送られた重要事項や夜間帯の状況を詳細に伝えていきます。申し送りの後は記録類に漏れがないかどうかを確認します。

9:30 勤務終了

といった流れになります。

細かな内容になると、夜間帯は職員が少ないので、看護師だから介護士だからと分断せずに、コミュニケーションをとって連携していく必要があります。

夜勤を始めた頃は、介護職員との信頼関係がうまく築けず大変なこともあるかも知れませんね。

夜勤を導入している老人ホームによって、受け入れている医療行為から夜勤の仕事内容や流れ等々大きく違っています。

夜勤はやりたいけれども、多くの医療行為はしたくないという希望の看護師さんもいるかもしれません。

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