老人ホームで働く為の看護師の適性はあるの?

老人ホームで働く為の看護師の適性

老人ホームではどの様な看護師を求めているのでしょうか?

また、どの様な看護師が老人ホームで働くのに合うのでしょうか?適性についてみていきましょう。

老人ホームの看護師の適性は高齢者が好きであること

病院では生まれたばかりの子供から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんを見る必要があります。老人ホームはその名の通り、高齢者が集団で生活をしている施設となります。

その為、老人ホームで働く際には、高齢者との関りが重要となってきます。高齢者と一言で言っても年齢層は、高齢者も幅広い年齢層となっています。

多くの老人ホームでは60歳以上と設定されている事が多いのですが、特別養護老人ホームや介護老人保健施設では65歳以上と設定されていたり、施設によって違う事もあります。

有料老人ホーム等では、難病指定されている方や筋ジストロフィーや筋萎縮性側索硬化症の方を受け入れる際に限って年齢設定を緩める老人ホームもあるそうです。

なので、高齢者の年齢層としては大体60歳以上から100歳近い方、100歳を超えている方が入居されている施設もあるそうです。老人ホーム内でも親子ほどの年齢が離れている事もあると言う事ですね。

この様に、老人ホームでは幅広い年齢層の高齢者を相手にした仕事となりますので、高齢者が好きであったり、触れ合いたい、老年期看護が好きな看護師さんの方が働きやすく、長く勤務出来るでしょう。

老人ホームで実際に働いている看護師さんの中には、「自分の祖父母に対して何も出来なかったから、出来なかった事を老人ホームでやりたい」という思いから働いている看護師さんもいらっしゃいました。

人によって高齢者への思いは違うと思いますが、「高齢者が好き」「高齢者になにかしたい」と言う気持ちが重要です。

老人ホームの看護師の適性は医療知識が豊富であること

老人ホームでは基本的に医療行為は無いので、高度な医療技術を老人ホームの看護師に求められると言う事はありません。

しかしながら、老人ホームでは高齢者ばかりと言うのは前述しましたが、高齢者であるが為に、一人の入居者様に多くの既往歴や現病歴を持っている事が多いです。

その為、それに伴って多くの種類の薬を内服している事も多くなります。

病院であった場合、院内で病棟毎に外科や整形外科や呼吸器科等々専門の分野に別れている為、基本的には自分の診療科目の知識だけで対応が可能だと思います。

しかし、老人ホームでは分野ごとにユニットが分かれていたり、担当看護師が分かれていたりと言ったシステムはありません。

その為、体調不良や急変があった場合には、入居者様それぞれの既往歴や現病歴や内服や現状を複合的に判断する必要があります。その複合的な判断の材料として多くの医療知識が必要となる訳です。

医療知識は必要ですが、ある分野だけに特化した知識ではなく、幅広い知識を求められます。

勤めていた科の知識はあるんだけど、他の分野には自信がないなと言う方もいると思います。

老人ホームでは日中でも2~3人の看護師がいるので相談も出来ますし、夜勤がある老人ホームでは夜間帯の看護師は1人になりますが連携医療機関への相談や指示受けは可能ですので、基本的な知識やその科で培った経験と知識でも大きな問題はありません。

老人ホーム側は、医療知識が豊富な看護師であれば何かが起きても安心出来るので、その様な人材を求めています。看護師としての経験年数が長く、多くの診療科での経験がある、いわゆるベテランの看護師さんは重宝されています。

老人ホームの看護師の適性は連携が出来ること

病院では医師や看護師や検査技師やセラピスト等の様々な職種が同じ建物内で働いています。患者さんを中心とした医療チームが、ある目標に向かって、連携して会議等の話し合いを重ねながら関わっています。

これらの事は老人ホームにおいても同じ様な事が言えます。病院との違いとしては、看護師や介護士以外の医療従事者が同じ建物内で働いていない点にあります。

医師は基本的に月に2回、訪問リハビリも契約回数や利用している方によっても違いますが大体週に2~3回老人ホームへ来ます。この様に他の医療従事者が老人ホームへ来られる回数や曜日が違う為、各職種が一堂に会して話し合える場を作る事はなかなか難しいのです。

それでも、入居者様本人の希望や体調の変化に対し、会議のような場は作れないのですが、往診時や電話連絡や口頭連絡で各職種と話し合って対応していきます。

この連携で要となるのは老人ホームの看護師となります。一堂に会する事がなかなか無いので、老人ホームの看護師が中心となって、各職種とのやり取りを行う必要があります。

老人ホームの看護師が中心となる理由としましては、普段から施設にいるので、入居者様の状況の把握がしっかり出来、入居者様本人ともしっかりと話す時間があるからです。

会議と違い、その時・その日の内に問題が解決したり方向性が固まったりする事は困難です。しかしながら、時間は掛かってしまいますが会議と同様の事をしています。

この連携が上手くいかないと、入居者様の状況は遅々として進みませんし、体調に関わる事だった場合悪くなってしまうかも知れません。病院と違い、皆で直接やり取りが出来ない分、連携が重要となってきます。

連携によって状態が希望に叶った例

ある老人ホームで新しく入居された方。

脳梗塞の後遺症で嚥下が困難となり、本人と家族の希望で胃瘻は作らず経鼻経管栄養のまま入居される。

家族と本人の希望としては可能ならば口から栄養を摂りたいと。

往診医が初診時に状態をみた所「これは訓練したら食べられそうでは?」との判断で、歯科往診が導入。嚥下機能検査から口腔内の状態を評価して、歯科医も嚥下が可能だろうとの判断で少量ずつの経口摂取訓練が開始。

普段から医師や歯科医や歯科衛生士が老人ホームにはいないので、それぞれのアドバイスの元で看護師と介護士が口腔ケアと食事介助を継続して実施。状態を観察しながら食事量を上げて、経管栄養量を下げていき、半年後には自身で殆どを経口摂取出来る様にまでなりました。

入所時には発語も困難な状況でしたが、食事が食べられるようになったら、発語もクリアに。本人と家族の希望通りになり、経鼻経管も抜去する事が出来ました。

簡単に説明していきましたが、嚥下状態や口腔内状態を評価し食事形態や量を検討するのは歯科であり、それに伴って経管栄養量を変更したり誤嚥性肺炎が疑われる際には抗生剤を投与したりは往診医が行います。

歯科と往診医との間のやり取りはありませんが、間を取り持つのは老人ホームの看護師です。

老人ホームの看護師は、日々嚥下訓練を実施して状況を把握しているからこそ、それぞれに事細かな状況説明が可能となり、現在の状況や先日誤嚥性肺炎があったので抗生剤が始まった事等を報告し、その都度で食事量や形態変更や介助方法の検討等の対応の変更が可能だったのです。

全ての入居者様の希望が叶う訳ではありませんが、密な連携が可能になると、希望が叶う可能性は飛躍的に上がるのです。

まとめ

「高齢者が好き」「医療知識」「連携」と老人ホームで働く看護師の適性について3つ程挙げましたがいかがでしたでしょうか。

これら3つについて「絶対にできないと老人ホームで働くのが難しい」という訳ではなく、出来るとより働きやすくなるという事です。

高齢者が嫌いで老人ホームで働こうと思う看護師さんはいないと思いますし、医療知識については働いている内に身に付いてくるものでもあると思います。

連携については、すぐに各職種との連携をと言うのは難しいかもしれません。

時間を掛けて関係性を構築しつつ連携し、入居者様やそのご家族にとって良い方向に進められる事が出来れば良いのではないでしょうか。

また、老人ホームによっては看護師に求める適性が異なってきます。

取り敢えず看護師に来て欲しいと言うのが老人ホーム側の本音かも知れませんが、希望の老人ホームが看護師に何を求めているのか、求人票ではなかなか分かりづらいものです。

その際は、看護師転職支援サイトを活用するのはいかがでしょうか。

看護師転職支援サイトでは求人票よりも多くの情報を持っている事もありますし、転職コンサルタントが老人ホームの内情を把握している事もあります。

自分の働きたい希望の老人ホームが分からない場合にも気軽に相談にのってもらえる筈です。

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