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循環器内科 看護師のやりがいは急性期から回復期まで幅広い看護に関われること

更新:2023/04/11

[循環器内科]

循環器内科 看護師のやりがいは急性期から回復期まで幅広い看護に関われること

循環器内科は急変時の対応や重症の患者さんの異常の早期発見、早期対応などスピードのある看護を行うだけでなく、回復期、慢性期では患者さんの病気が悪化していかないようにするために生活習慣の指導や病気の理解を深めてもらうためのゆっくりとした関わりがが大切になってきます。

一人の患者さんを通してみても各ステージごとに看護の内容が変わってくるため、関わり方の幅広い視野をもって看護に接することができるのです。

心臓疾患という命に大きく関わる病気において患者さんを救えたというやりがいだけでなく、病気を繰り返さないために何ができるのかを一緒に向き合っていく関わりには患者さんとの信頼関係も築くことができ、無事退院していく姿にはやりがいを大きく感じることができます。

循環器内科 看護師のやりがいは患者さんの状態の変化に気付けたとき

循環器内科では早期発見が患者さんの重症化を防ぐ鍵です。ナースステーションにいるときでも循環器内科では心電図モニターの監視は欠かせません。

私が働いていた病棟では多い時は60人中24人の方が病棟内の心電図モニターを装着していました。

心電図のモニターのアラームが鳴った時は、どの患者さんがどんな理由で鳴ったのか反応する癖をつけなければなりません。

アラームが鳴ったらすぐ画面を確認することは循環器内科の看護師の鉄則です。

不整脈が出現したといっても不整脈にも種類と重症度があり、例えば心室頻拍(VT)がでた場合は急いで患者さんのところに走っていきます。

この不整脈は心臓が全くポンプの役割をしていない状態で意識消失を伴い転倒してしまうこともあれば、持続すれば全身に血液が送ることもできなくなり急変となり死につながりやすい不整脈だからです。

このような不整脈の場合は出現したその瞬間も大事ですし、急変時に対応できる備えをし救急カートやAEDを持っていったり、不整脈がでたことを医師にすぐ報告し直ちに投薬を開始する必要があるのか、検査が必要なのかを急いで指示を仰ぐ必要があります。

変化に気づき反応できることは患者さんの命を助ける第一歩となり、循環器内科の看護師として対応できているとやりがいを感じます。

循環器内科 看護師のやりがいは患者さんの状態が日々よくなっていると感じる時

入院当初は心筋梗塞で絶対安静だったのに患者さんが状態がよくなっていき、リハビリを始めて廊下を歩いていると「こんなに歩けるようになったんですね~」と思わず声をかけたくなります。

心筋梗塞による心臓のダメージが落ち着いてきたということです。

重症の心不全患者さんに行っていた点滴や、酸素チューブ、尿道バルーンなど治療に必要な管が取れていく様子にやりがいを感じやすいです。

病気がよくなっていくことだけでなく、患者さんが自分が行えることが広がっている様子を見た時は自分たちの看護にやりがいを感じる時です。

あのときのこれが良かったんだ!というのではなく、日々細やかな看護の積み重ねの結果、病気を悪化させることなくここまでこれたという成果です。

勿論看護師の力だけでなく、医師の治療方針も大切ですし、長い闘病生活の中では家族のサポートが患者さんの闘病意欲を維持するのに手助けになってくれたということでもあります。

重症であればあるほど、入院期間が長くなればなるほど行う処置や身の回りのお世話など看護度は高くなるのですが、その分快方に向かっている姿は私たちのモチベーションをあげてくれます。

その変化を感じるときチームの中で喜びややりがいを共感しあうことができます。

循環器内科 看護師のやりがいは患者さんや家族との会話の中で築いていく信頼関係の中にある

患者さんの状態がよくなって「ありがとう。お世話してくれて」とか「入院して色々ためになったよ」と言われると仕事のやりがいにつながりますよね。

感謝されるために仕事をしているわけではないのですがやっぱり言われると嬉しいものです。

しかし看護師は優しくするだけが仕事ではない時があります。

水分制限がある患者さんには一日の水分量が守れるように計画的に管理をしたり注意を促さなければならず、どれだけ喉が渇いたと言われても医師から言われた量を守るため患者さんに厳しめに説明をしなければならない時があります。

安静度が守れない患者さんには今の患者さんの病状を知ってもらうことで安静度を広げるといかに心臓に負担がかかるかを知ってもらわないといけません。

ライフスタイルを変えていくことはとても患者さんにはストレスがかかることなのです。

時に患者さんは入院による制限にストレスを感じてしまって思いを爆発させることがあります。怒っている患者さんを目の前にすると「怒らないで~血圧が上がる~脈が速くなる~!」と循環器内科ではヒヤヒヤします。

そんな時でも優しくなだめるだけでなく、行っている治療や処置の必要性の説明をして理解してもらわないといけません。

患者さんに一方的に「制限も先生の指示ですから」とか「決まりですから我慢してください」とは言えません。

患者さんのキャラクターや理解度によって説明を変えたり、必要であれば先生と話し合う時間を設けてもらい、調整しながら患者さんとコミュニケーションをとっていきます。

厳しいことも、自分のことを思って言ってくれたんだなと相手が感じることができたり、どんな時でも患者さんに真摯に向き合って対応していくことで患者さんとの信頼関係を築いていくことができます。

信頼関係が築いていけると患者さんから悩みを打ち明けてもらったり、「○○さんの言うことは信用できる」だなんていわれるとやりがいを感じます。

退院してからも外来の帰りに元気な姿を見せてくれたりすると覚えてくれてるんだなと嬉しく思います。

循環器内科 看護師のやりがいは自分でできることや判断できることが増えた時

初めての仕事場で最初はできなかったことができるようになっていくのは自分が看護師として一人前に近づいていると感じることができますよね。

慣れてくると自分にも仕事に余裕が生まれるだけでなくより深い看護をすることができます。

注射や点滴、検査や処置などあらかじめ決められた一日の業務をこなすだけでなく、その患者さんにとって他に何が必要なのか自分で考えてプランを練る必要があります。

朝の申し送りで状態を聞きながら、今日はこの患者さんには退院が近いから生活指導の確認をしよう、重症の患者さんの家族が最近面会に来てないからもし来たら話を伺ってみよう、

昨日までは無理だったけど午前中の様子で午後からシャワーに入れないか主治医に確認してみよう。昨日胸痛発作がおきたから検査は車いすにしよう。

など与えられた仕事をやり終えるだけでなく、患者さんの病気や状態から個別性の看護を判断でき、それが患者さんにとっていい方向に働いたときにやりがいを感じます。

「患者さんの退院指導やった?」と言われたり、患者さんから「まだシャワー入れないの?」と聞かれる前に自発的に考えられるようになると自分の行う看護の質が高まったかなと感じることができます。

循環器内科 看護師のやりがいは忙しいからこそチームワークが発揮されるところ

循環器内科の病棟は忙しいです。理由は急変の可能性がある、重症でこまめなケアや治療が必要な患者がいる、慢性期で生活指導やリハビリなどじっくり関わる時間が必要な患者さんもいる、時間の決められたカテーテル検査、治療がある、ICUやHCUとの患者さんの行き来があるからです。

患者さんの病状や重症度だけでなく、今日のカテーテル検査や治療の数が何件なのか、入院してくる患者さんは何人なのか、重症の患者さんは病棟にくるのか、さらに緊急入院が入るのかで、その時の状況で受け持つ仕事の量が増えることがあります。

病棟はチームで分かれています。チームの中でその日の業務が安全に、スムーズに行われるようにするには個人個人が仕事をきちんとこなすだけでなくお互いが仕事をこなせているのだろうかと声をかけて確認しあうことが大切です。

忙しいとどうしても個人プレーになりやすく、さらに一人で手いっぱいになってしまうとミスも起きやすく、大切なことの発見が遅れてしまったりと事故のリスクが高まります。

自分の仕事に余裕があれば他の看護師の手伝いをし、逆に自分の仕事がどうしてもスムーズにいかないときは他の看護師にお願いをしたり自分の仕事の配分を考えます。

気がついたらもう夕方の申し送りでぐったり・・という日もありましたが、一人でなんでも抱え込まなくてもいいんだなというプレッシャーからは解放されていたように思います。

忙しい時こそ循環器内科の看護師はチームワークのよさが試されます。みんなでその日行わなければならない仕事をやり遂げた時は一人ではなくチームでやりがいを実感します。

まとめ

循環器内科は覚えることも多いですが、その分経験として身につくことも多く習得すれば看護師として強みになる分野です。

スキルアップには循環器内科はとてもやりがいを感じる分野であると思います。

急変時に強い看護師になりたいという人だけでなく、患者さんとしっかり向き合いたいという方にも循環器内科はお勧めです。

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執筆者情報

ナースの非常口編集部
ナースの非常口編集部
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