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少しユニーク?手術室の看護師に有利な資格やキャリアップにつながる経験

更新:2023/04/06

[手術室]

少しユニーク?手術室の看護師に有利な資格やキャリアップにつながる経験

手術室看護師は専門性が高いため、その道を極めるなら、どっぷり漬かって専門資格を目指すと将来的にも安泰な面もあります。

しかし、ゆくゆくは別の道も…と考えている人が余りにどっぷりと漬かってしまうと、手術室以外での勤務が難しくなるという欠点もあります。

自分がこの先、どういう方向に進んでいくのか?という先々の事を考えた上でプランを立てる事が手術室看護師には必要だと思われます。

手術室看護師として、色んな職場を経験するもよし、手術室経験を生かして病棟勤務をするもよし、経験を生かした別の道が意外と多くあるのが手術室看護師の面白いところです。

そんな手術室看護師が、先々のことを考えて取っておくと案外役に立つ資格をチョット個性的な角度からチョイスしてみました。

手術室看護師として目指す資格と経験は個性的に、かつワールドワイドな視点で!

麻酔看護師

役立つシーン

言うまでもなく、手術室看護師にとって麻酔に関する知識は必須ですよね。専門資格を持っていなくても通常業務に麻酔科医の補助的なものも含まれている事がほとんどでしょう。

アメリカでは看護麻酔師(CRNA)という名称が存在している程。しかも、その道のりは大学院の修士課程の後に国家試験という非常に険しいものなのです。

ただ、この資格をめでたくアメリカで取得したとしても、日本では認められていないため、帰国して活躍するという事は現段階ではできません。

唯一、国家資格ではないものの聖路加看護大学大学院の修士課程上級実践コースに周麻酔期看護コースというものが存在します。

麻酔前~麻酔後まで幅広い看護をきちんと学ぶ事ができるコースという事で、学ぶ事で自信を持って手術室看護に臨む事ができるようになる事は間違い無いでしょう。

まだ現在は、麻酔看護師という資格は存在しないものの、麻酔科医不足の現実もあり需要は高まっています。近い将来、認定資格などとして認められる日が来るかもしれません。

取得要件

資格では無いため、まず聖路加看護大学大学院の修士課程上級実践コースの入試に合格する必要があります。

受験資格として、入学時点で看護師経験5年以上、手術室やICU等での看護師勤務経験が3年以上である事が必要とされています。

同時に、かなりの英語力も必要とされます。出願時にTOEICやTOEFLなどの得点の制限があります。

入試に合格後、2年以上在学し32単位以上を習得し研究や実習を経て最終試験に合格すると修士の学位が授与されます。

バックアップ体制

大学院側としては、社会人入学の制度もあり、在職のまま在学する事が認められているため、すべては在職している病院側の協力姿勢にかかるでしょう。

手術室での勤務は非常に激務です。さらに大学院での勉強も非常にハードです。両立というのは、余程の協力体制が整っていなければ困難なのかもしれません。

在学中は休職し、勉強に専念し、卒業後に復職するというのが妥当な選択という事になるでしょう。

費用などは?

検定料が4万円、入学金や授業料など1年分で165万円、2年目にも125万円。学費のみで300万円余りが必要となります。

また、その間は休職すると考えると生活費などにかかる費用も必要になるので、あらかじめ、ある程度の蓄えが必要になりますね。

アンガーマネジメントファシリテーター

役立つシーン

そもそも、アンガーマネジメントって?という部分から少し説明しますと、アンガー=イライラや怒りの感情をマネジメント→上手に付き合うための心理教育。

人間関係でのトラブルを防いだり、職場で効率的に仕事ができるように怒りの感情をコントロールするための技術をアンガーマネジメントと言います。

そのアンガーマネジメントを習得しインストラクターとしても活躍できるのが、アンガーマネジメントファシリテーターです。

手術室には色んなイライラや怒りの感情が常に溢れていると言っても過言ではありません。そのような感情が緊張感や緊迫感を更に増強させ不快な職場になる事も珍しくありません。

不快な職場の改善や、ただでさえチームワークが必要な環境である手術室看護師にとっては、持っていて無駄になる資格ではないと思います。

また、もしも手術室看護師を辞めた後に心療内科などで勤務する場合にアンガーマネジメントに対しての理解や知識がある事は転職に有利になるでしょう。

取得要件

一般社団法人アンガーマネジメント協会が主催するアンガーマネジメントファシリテーター養成講座を受講する必要があります。

2日間の講座を受講後、認定試験に合格すると資格が認定されます。資格取得時に協会への入会が必要となります。

また、講座受講には18歳以上である事に加え精神疾患などを発症していない心身ともに健康である事などの要件が定められています。

バックアップ体制

講座は2日間ですが、朝10時から夜の7時まで講義などがギッシリありますので、その間は仕事をお休みする必要があります。

日数から考えると簡単に休日は取れそうですが、資格としての有効性を職場が認めてくれなければ出張などの扱いにしてもらうのは難しいかもしれません。

費用などは?

受講料が14万円ほど。資格認定料として3万円程度、協会の入会金が1万円、年会費が1万2千円で約20万程度かかります。

国境なき医師団など海外ボランティアへの参加

役立つシーン

手術室看護師が現在の職場に行き詰まりを感じて転職するとなっても、なかなか手術室限定での転職先をスムーズに見つける事は困難です。

そんな時、結構な割合でボランティアに参加する事にした。と決める人も少なくありません。現に私の友人も数名、退職後に海外青年協力隊などに参加した人がいます。

そんなボランティアの中でも国境なき医師団は有名ですよね。その国境なき医師団で募集されている職種の中に正看護師とは別に手術室看護師というカテゴリーが存在します。

日本で身につけた手術室看護師としての経験を生かして究極の奉仕活動に参加する事で新たな世界を見聞でき、自身の世界観も広がる事は間違いありません。

また、逆にボランティア活動を通して学んだ経験や知識は、帰国後に再び病院勤務をする中で活かしたり、役に立てられるという話を聞いた事があります。

それに、海外ボランティアの経験は精神的、肉体的にも厳しいため、そうした経験を乗り越えられる心身ともに強さを兼ね備えた人材として転職に有利に働く経験である事は言うまでもないですよね。

取得要件

応募条件としては、2年以上の臨床経験や産科から整形外科など幅広い手術の直接・間接介助経験、新人指導や教育業務の経験が必要とされています。

そして、資質と能力として異文化への適応力やチームワーク、反して個人で動くことができる行動力、ストレス対処能力や柔軟性、語学力も必要とされています。

バックアップ体制や費用

国境なき医師団に参加すると、給与や海外派遣に伴う諸経費(航空運賃や予防接種など)や現地での日当(食費など)が支払われます。

また、雇用期間が一定期間を超える場合には厚生年金や健康保険、雇用保険にも加入する事になります。

TOEIC、TOEFL

役立つシーン

すでに上に挙げた幾つかの資格取得などに、まず必要なのが英語力です。例えば専門看護師資格を取得するためには大学院を受験する必要があります。

大学院では海外の文献が問題なく読める程度の英語力が必要となるため、TOEICやTOEFLの得点の制限を設けている所も少なくありません。

ゆくゆくは海外留学や海外ボランティアなどを視野に入れている、という人にとっては必須の試験でしょう。さらに、海外からの移住者や旅行者が増加しており、医療現場でも英語力が必要となる場面も少なくはありません。

つまり現在の状況と将来的な展望をあわせて考えてみると、英語に関する資格は勉強したり取得していて損をするという事がまずありえない状況であると言えるでしょう。

取得要件

TOEIC、TOEFLともに特に受験資格は特にありません。TOEICは、ほぼ毎月試験が行われ、インターネットからでも手軽に申し込みができます。

TOEICには3つの種類のテストがあって、リスニングとリーディングのテストに基礎的なレベルのテストと一般的なレベルのテスト、スピーキングとライティングのテストに分けられます。

TOEFLは主に留学の時に必要になるテストという認識が一般的です。読む、聞く、話す、書くの4つが総合的に測定されます。

TOEFLは、ほぼ週に1度テストが行われています。そしてテストは会場で受けますが、全てコンピューター上で受験します。

バックアップ体制と費用

テスト自体が比較的頻繁にありますし、受験料も手頃な価格です。TOEICは4320円~10260円。TOEFLはテストの7日前までに申し込みを行う必要があり料金はUS$230です。

試験は1日のみのため、働きながら定期的に受験していく事に支障がないため、非常に受験しやすい試験と言えるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしたか?

専門看護師や認定看護師というのは当たり前すぎて、あえて触れずに少し個性的なラインを攻めてみました。

そもそも手術室看護師は専門性が高いため、看護師として病棟や外来と比較すると何となく潰しが利かない使えないイメージが漂いがちです。

でも、手術室看護師として極めようと思えば案外、道はワールドワイドに開けているんだ!という事に気付いてもらえたら幸いです。

そして、様々な経験を積んだりスキルや資格を身に付けた上で好条件な転職に挑戦していくのも手術室看護師としての一つの生き方ではないでしょうか?

そんな時、より有利で条件の良い職場を効率良く探して見つけるには転職サイトへの登録という方法をお勧めします。

手術室看護師として採用してもらうためには情報なども少ないため、個人で細々と転職活動をすると時間も労力も無駄にかかってしまいます。

ぜひ、転職サイトを利用して専門コンサルタントと一緒に、身につけた資格やスキルが活かせる自分にぴったりの転職先を見つけてください。

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執筆者情報

ナースの非常口編集部
ナースの非常口編集部
ナースの非常口は、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。

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