新人看護師のコミュニケーションスキルの悩みはこんなことだった!その内容と解決目標は?
更新:2023/03/31
[新人看護師]新人看護師でコミュニケーションに悩みを持っている方、多いのではないでしょうか?
それもそのはず、看護師という仕事は患者さんとのコミュニケーションスキルはもちろん、患者さんの家族などの関係者とのコミュニケーションスキルも重要です。
そして同僚の看護師、医師、薬剤師など患者さんに関わる職種の人とのコミュニケーションスキルも必須です。
「私、患者さんとうまくコミュニケーションが取れないんです…」
「先輩看護師が怖くて話ができないんです…」
など持っている悩みは人それぞれですが、そういったことは本を読んでもなかなか解決しないものです。
ここでは新人看護師が抱えるコミュニケーションスキルの悩みの内容やその解決目標についてまとめていきます。
この記事の内容はこれ!
新人看護師がコミュニケーションをうまく取れない!その理由とは?その解決目標は?
新人看護師がコミュニケーションを患者さんとうまく取れないという難しさ、これ、あるあるです。
新人看護師とはいえ、一人の看護師として患者さんから見られているあなたが患者さんとのコミュニケーションがうまく取れないとなるとお互いに困りますよね。
特に患者さんとのコミュニケーションはとても大切です。
会話ができる患者さんだったら言葉でのコミュニケーションが可能です。
しかし病気などが原因で言葉でのコミュニケーションが困難な患者さんもたくさんいます。
会話ができる患者さんとのコミュニケーションスキルの悩みを考えていきましょう。
新人看護師のあなたが患者さんに話しかけられました、しかし何と答えていいか分からずに黙ってしまった、という場面を想定してみましょう。
患者さんにしてみたら看護師に対して聞きたいことを話しただけなのになぜ答えてくれないのかと感じます。
いい思いはしませんよね。一方あなたはその質問の意味が分からなかったため答えられなかったのか、それとも質問の意味は分かっていたのにどう答えていいか分からなかったのかなど答えられなかったことの理由によって答えは変わってきます。
もしかしたらあなた自身がコミュニケーションを取ることが苦手なのかもしれません。
その患者さんが苦手なのかもしれません。しかし患者さんとのコミュニケーションが苦手とか言っていたら必要性のある情報を取ることもできず、状態の変化を見逃さないようにするという目的も果たせないかもしれませんよ。
答え・解決目標
もしこのような場面になってしまった場合にはなぜ答えられないのかというあなた自身の原因をきちんと突き止めるようにしましょう。
患者さんからの質問が難しくて答えられないのであれば「私では分からないので、他の看護師に確認してきます」と答えるようにしましょう。
ただ分からないから黙るということは避けましょう。
また質問の意味が分からなかったという時でも同様です。
「もう一度お願いします」と聞き返す、または先輩看護師と交代するなどの対応をするようにしてくださいね。
決して「分かりません!」の一言で済ませないようにしましょう。
患者さんのことが苦手、というケースの場合にはどうすることもできません。
例えばその患者さんに怒られたことがある、何となくあなたに対する態度がとげとげしいなどあなた側に落ち度がないとしても苦手意識を持つこと、ありますよね。
ましてや社会人になったばっかりの新人看護師のあなただったらこうしたことがあったら患者さんを苦手と感じることもあります。
しかし「苦手だから…」と言ってその患者さんを避けるわけにいかないので、そこは社会人としていつも通りにコミュニケーションを取るようにしましょう。
気持ちの行き違いがあるかもしれません。普通に接していれば知らず知らずのうちに信頼関係を築くことができますよ。
新人看護師がコミュニケーションで悩む理由~先輩看護師との関係!その解決目標は?
新人看護師がコミュニケーションにおいて避けて通れないのが先輩看護師を含む同僚の看護師関係の悩みです。
先輩看護師だって人間ですからいろいろな人がいますよね。
優しい人やきつい人、話しかけても返事がない人、話が通じない人…など。もちろん先輩看護師でなくても同期の新人看護師とのコミュニケーションでも同じです。
では新人看護師が抱える同僚の看護師とのコミュニケーションの悩みにはどういったものがあるのでしょうか?
まず新人看護師が悩むのは先輩看護師とのコミュニケーションです。
「この先輩看護師、話しかけても聞いてくれないんだよね…」
「忙しいから後にして!ばっかり言われる…」
などあなたが話しかけてもコミュニケーションが成立しない場合、つらいですよね。
「私のコミュニケーション能力が低いのかな…」
と感じるかもしれません。
お互いに人間ですから苦手な人もいます。
しかし看護師はチームで動くわけなので、コミュニケーション能力が低い、コミュニケーションが苦手と言ってられないのです。
必要性のある情報の漏れがなくやり取りをする、という目的を果たすことができるようにあなた自身が意識しなければ、看護師間のコミュニケーションはうまくいかないままになります。
答え・解決目標
看護師同士のコミュニケーションを円滑にするという目的を果たすためには、まず基本的なところから意識をしていきましょう。
挨拶をきちんとする、言葉遣いが適切、返事をきちんとする、決められたことやルールはきちんと守るということを実行しているかどうか振り返ってみましょう。
挨拶をしないとか言葉遣いが馴れ馴れしい場合、先輩看護師からしてみたら「新人のくせに何なの!」という気持ちにさせてしまいます。
そこからお互いのコミュニケーションにひびが入り始め、修正が難しい状態にもなってしまいます。
それを防ぐためにもしっかりとあいさつや言葉遣いなど基本的なことはきっちりと行うようにしましょう。
また1分1秒を争うこともある看護の現場ではルールを守らなければ患者さんを危険な目に合わせてしまうリスクも高くなります。
そのためルールを守るという当たり前のことができているかももう一度振り返ってみましょう。
新人看護師がルールを守らないということになれば先輩看護師からの信頼もなくなり、コミュニケーションも円滑に取れないといったことになりかねません。
新人看護師のコミュニケーションの目標はまず相手の気持ちを知ることから始めよう!
新人看護師のあなたがコミュニケーションについての目標を立てるのであれば「相手の気持ちを知るようにする」ということから始めると良いかもしれません。
これだと患者さんとのコミュニケーションはもちろん、先輩看護師とのコミュニケーションを向上させることに繋がります。
「相手の気持ちを知る」という留意点は簡単そうですが実はとても難しいことです。
コミュニケーション能力が高くないとできませんが、例えば叱られた時に「何で私が叱られなければいけないのか」と怒るよりも「このことで注意してくれているんだ」と思うことを留意点にすれば相手の気持ちにより近づくことができます。
患者さんとのコミュニケーションも同様です。
言葉でコミュニケーションが取れない患者さんの気持ちを知ることはとても難しく、新人看護師でなくてもなかなかできません。
しかし患者さんの表情や動きなどを留意点にすればどんな気持ちなのか分かります。
「患者さんはこんなことを感じているんだ」と分かったらぜひ患者さんにもその気持ちを確認してみて下さいね。
それで患者さんとコミュニケーションが言葉でない形で取れた時、すごくうれしく、やりがいを感じることができますよ。
こうしたことを繰り返していくうちに知らず知らずのうちにコミュニケーションスキルが高まっていくようになりますよ。
まとめ
ここまで新人看護師のコミュニケーションスキルの悩みとその解決方法についてまとめてきましたが、いかがでしたか?
看護師の仕事に限らず新人の時はコミュニケーションに悩むことは多いです。
学生時代とは全く異なる人間関係ですからね、悩んで当たり前です。
しかしコミュニケーションスキルでの悩みが大きくなり過ぎて困っているという時には転職という選択肢もあります。
転職サイトへ登録し、あなたの担当をしてくれる転職コンサルタントに今の職場でのコミュニケーションスキルの悩みを話してみて下さい。
その悩みが解決するような職場を紹介してくれますよ。
「でも実際の現場は分からないじゃん…」と感じがちですが、転職コンサルタントはあなたがまた同じ悩みを抱えないように実際に入職した先輩看護師から職場の状況を聞いているので安心です。
せっかく看護師になったんだから楽しく看護師をしたいですよね。
コミュニケーションスキルで悩み続けるよりも新たな環境に転職サイトを活用して転職コンサルタントと一緒に踏み込んでみませんか?
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