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新卒看護師と第二新卒の看護師が、産科に就職するときの心構えとポイント

更新:2023/04/19

[新人看護師, 産科]

新卒看護師と第二新卒の看護師が、産科に就職するときの心構えとポイント

新卒看護師または第二新卒の看護師で産科に就職する予定、もしくは産科に就職したばかりの方。

そして、産科への転職を考えている『第二新卒の看護師』さんにぜひ知っていただきたい、「産科に就職するときの心構え」と「産科に就職する際のポイント」。

産科に関わることが初めての看護師さんも、産科経験のある看護師さんにも知ってもらいたい内容になっています。

では、まず確認していきたいことが『第二新卒の看護師』という言葉についてです。

中には「第二新卒看護師って、聞いたことない」という方もいるのではないでしょうか。

『第二新卒の看護師』とは、看護師の求人ではあまり聞きなれませんが、看護師免許を取得して新卒として就職した後、3年未満で辞めてしまい、転職活動をしている看護師のことをいいます。

3年未満で辞めることになった理由は、「妊娠・出産」や「入職した病院・クリニックが自分に合わなかった」など、人それぞれだと思います。

しかし、「また看護師として頑張りたい」という『第二新卒の看護師』さんは、同じ看護師として応援したいですよね!

また、『新卒看護師』さんは看護師として働くことが初めてで、産科について想像がつかなかったり、もしくは分からないことばかりだと思います。

『第二新卒の看護師』さんも『新卒看護師』さんも就職したときに、「産科について知ってて良かった」、「産科に就職して良かった!」と思えるよう、私や産科で働く友人の実体験を元にご紹介していきたいと思います。

今後の参考にしていただけると嬉しいです。

新卒看護師と第二新卒の看護師は、産科に就職して大丈夫?

新卒、第二新卒の看護師は産科に就職しても大丈夫なのでしょうか?

多くの看護師にとって、産科は特殊な科であるイメージがあるようです。

私も産科に勤めていて、「確かに特殊かも」と感じます。

だって、他の科に『二人の命を同時に診る』ところがあるでしょうか?

これは、産科ならではのことだと思います。

また、産科に勤務したことのない看護師にとって、イメージしずらい科でもあるようです。

このような特殊な科だからこそ、多くの看護師は産科に就職することに抵抗があるのかもしれません。

しかし、実際はそんなことないのです!どこの科に行っても、看護師は覚えることがあります。

その部分は、産科も変わりません。

そして、誰もが教科書上の知識だけで看護師としてバリバリ働けるわけではありません。

実際に見て、触れて、実践して看護師として成長していくのです。

産科も同じです。

新卒看護師だから…、第二新卒の看護師だから…と言って、他の科に就職するのと何ら変わりはありません。

産科に就職を考えているのであれば、きっと産科が好きだったり、産科に興味のある看護師さんだと思います。

大丈夫ですよ、大事なのは「産科の看護師として頑張りたい」という気持ちですから。

しかし!その気持ちだけでテキトーに産科を選んだら、後悔することもあります!

自分がどんな心構えをしておけば良いのか、そして、病院を選ぶ際にどんなところに気を付ければ良いのか。

続いて、『産科に就職する時の心構え』と『就職する時のポイント!』を一緒に見ていきましょう!

新卒看護師が産科に就職するときの心構えはコレ!

新卒看護師が産科に就職するときの心構えについて、お話ししましょう。

産科とは、生命の誕生の場…だけではない!生と死の隣り合わせの場でもある。

新卒の看護師さんは、看護師として初めてのスタートとなります。

産科は「かわいい赤ちゃんがいっぱい」「明るい職場」というイメージが、新卒の看護師さんたちにはあるようです。

そのイメージだけで産科に就職すると、現実とのギャップに衝撃を受けることに…。

産科の看護師は、妊娠・分娩や新生児の看護に携わります。

しかし、この妊娠・分娩の過程で必ずしも順調に進むわけではないのです。

色々な原因があって、胎児が子宮内で成長しなかったり、分娩中に新生児が命を落としてしまうこともあります。

妊娠・分娩の過程で優先するのは、産婦の命です。

そのため、緊急の場合には産婦の命か子どもの命か、究極の選択を迫られることだってあるのです。

また、産科では臨まない妊娠に対する人工妊娠中絶の術式が行われることもあります。(病院によって異なります)

仕方のない状況でもあるのですが、この術式に看護師も補助に入るので、そこで命が消えていくのを見ることとなります。

この術式がたくさん行われる産科もあるようで、そのような産科の方針が嫌で退職する看護師もいました。

やはり、命が消えていくのを何度も見るのは辛いですよね。

産科に対する怖いイメージを持たせてしまったかもしれませんが、現実はこのようなことも起こりうる現場なのです。

しかし、誰かの命が消えないようにするために、産科の看護師がいるのです。

産婦さんに「この子が生まれてきてくれて、本当に良かった」と感じてもらいたいですよね。

新卒の看護師さんには、良いイメージだけでなく現実を知ってもらい、心構えをしたう上で産科に就職すると現実とのギャップに衝撃を受けることも少なく、スムーズに取り組んでいけると思います。

第二新卒の看護師が産科に就職するときの心構えはコレ!

第二新卒の看護師が産科に就職するときの心構えについて、次にお話ししましょう。

少しでも看護師経験のある第二新卒の看護師さん。以前働いていた病院の看護師の動きが、頭の中や体に残っていることでしょう。

どこかの病院で看護師として働いていた、ということはとても良い経験です。嫌な思い出がある看護師さんもいるかもしれませんが、今後のあなたの看護師人生にプラスになるのは変わりありません。

さて、第二新卒の看護師さんが産科に就職する際の心構えとは何でしょう?

第二新卒の看護師さんが就職した際に、よくある失敗から導き出した心構えをお伝えしたいと思います。

  1. 産科以外から産科に就職する場合:私は新人!0からスタートの気持ち!
  2. 別の産科から産科に就職する場合:前の産科が『基本』ではない!

産科以外から産科に就職する場合:私は新人!0からスタートの気持ち!

産科への転職を考えている第二新卒の看護師さんが、周囲の方に相談したときに「産科以外での科で看護師経験があるのに、産科に転職するの?せっかくの経験がムダにならない?」と言われてしまうこともあるのではないでしょうか。

このように周囲から言われると、産科への転職が不安になりますよね。

でも、安心してください!

あなたの他の科での看護師経験は、全くムダではありません!他の科の看護師経験がある、ということは産科でもその経験を活かすことができるのです。

産科での看護師の役割は、主に妊娠期・分娩期・産褥期・新生児期の看護となります。(病院によって異なる場合もあります)

しかし、産婦さんや新生児の状態が重症の場合もあり、その状態に合わせた看護が必要となります。

他の合併症のある妊娠・分娩については、他の科の知識も必要となってくるのです。

また、産科では多くのケースが『正常』の妊娠・分娩・新生児かもしれませんが、時には安定している合併妊娠・分娩に携わることもあったり、急変で緊急な対応が必要な場合も出てくるのです。

そのような場合に、他の科を経験してきた看護師の知識・経験は頼りになるものです。

産科しか経験のない私も、他の科を経験してきた看護師がとてもうらやましかったです。

しかし、「私は看護師の経験があるから!」と偉そうにしたり、看護師経験を見せつけるような態度をしてはいけません。

他の科での看護師経験はとても貴重なものですが、産科は初めての経験ですよね?

そのような態度をとってしまうと、就職先のスタッフから良い印象を持ってもらえないでしょうし、「あなた、看護師経験あるからこれくらい分かるよね」と、産科について親密に教えてもらうことができない可能性も出てきます。

就職先でこんな状況…さみしいですよね。

「産科で頑張りたい」、「産科について学びたい」という気持ちがあるのなら、「私は新人!0からスタートの気持ち!」で産科に就職すると、きっとあなたの産科の看護師レベルがどんどん上がってくることでしょう。

別の産科から産科に就職する場合:前の産科が『基本』ではない!

産科経験者の第二新卒の看護師さんが自覚なくやってしまっているのは、前の産科との比較。

これは仕方のないことだと思いますが、「前の産科では、こんな風にしてましたよ」とつい口走ってしまうと、就職先のスタッフも「うちではこういう風にしているのに…」と、良い思いはしないでしょう。

「自分の経験と比較して、さらに良く改善していこう」という考えなのであれば良いことだと思うのですが、就職してすぐに前の産科のことを口に出して、就職先の方針を変えていこうとするのは、ストップが必要です。

人間関係のトラブルを起こしかねないですね。

就職先の産科も、いろいろ改善してきての現在なのでしょうから、まずは就職先の産科が『どのような方針の産科なのか』を知っていくことを優先しましょう。

その上で、他スタッフと協力して改善策を考えていくのは、就職先にとっても別の産科経験の第二新卒の看護師さんが良い存在となるのではないでしょうか。

新卒看護師と第二新卒の看護師が産科に就職するときのポイント

新卒看護師と第二新卒の看護師が『産科に就職する時の心構え』を見て、産科に就職することが想像できてきたでしょうか?

想像ができたら、産科選びに移りましょう。

あなたが産科に就職してから後悔しないような病院であることが、大事になってきますよね。

「この病院の産科で良かった!」と新卒看護師さん、第二新卒の看護師さんに思ってもらいたいです。

では、具体的にどのようなポイントで産科を選べば良いのか。ここでは、あなたの希望する産科に沿って考えてみてくださいね。

  1. 総合病院の産科
  2. お産件数が多くて看護師もお産に関わることのできる産科
  3. 人工妊娠中絶のない(少ない)産科
  4. 個人経営の小さめの産科orクリニック

総合病院の産科

「産科の看護師としてバリバリ働きたい!」「急変への対応もまかせて!」という看護師は、総合病院の産科がオススメ。

産科の正常はもちろん学べますし、重症の方にも対応しているので他の科の勉強にもなったり、急変への対応も学ぶことができます。

このような経験を積みたい新卒看護師さんや、第二新卒の看護師さんにオススメですね。

「こんな産科が良い!」と思った方は、『総合病院の産科』にポイントを絞って就職先を探してみると良いでしょう。

また、第二新卒の看護師さんの中に「他の科で急変への対応を経験していた」、「産科の合併症で多い、循環器内科で勤めていた」という方がいれば、このような総合病院の産科でもスッと抵抗なく入ることができると思います。

お産件数が多くて看護師もお産に関わることのできる産科

「産科の看護師として産科業務に多く関わりたい」という看護師は、お産件数が多くて、看護師もお産に関わることのできる産科がオススメ。

せっかく産科の看護師になるのであれば、産科業務に関わりたいという新卒の看護師さんや第二新卒の看護師さんも多いことでしょう。

そのような希望でしたら、まず『お産の件数が多い』ことがポイントになります。

お産がなければ、看護師が産科業務に関わる機会も少なくなりますから。

そして、次のポイントが『看護師もお産に関わることができる』ということです。

なぜかと言いますと、産科には助産師と看護師がメインで動きます。

知ってのとおり、助産師は助産行為を行えます。看護師は、この助産行為は禁止されています。

そのため、産科では分娩時に助産師が付くことが多いのです。

さらに病院によっては、看護師は妊娠期と産褥期のみ関わることができる、というところも。

助産師と看護師の業務を完璧に分けている病院もあるのです。

以上のことから、「産科の看護師として産科業務に多く関わりたい」という看護師さんは、上記2つのポイント『お産の件数が多い』、『看護師もお産に関わることができる』ということに気を付けて就職先を探すと良いでしょう。

人工妊娠中絶のない(少ない)産科

「命が消えてしまう場に携わりたくない」という看護師は、人工妊娠中絶のない(少ない)産科がオススメ。

“新卒看護師が産科に就職する時の心構えはコレ!”で紹介しましたが、産科は命が消えていく場となることも少なくありません。

妊娠期・分娩期・産褥期・新生児期の異常で命が消えてしまうことは、残酷かもしれませんが、仕方のないことでもあります。

医療関係者が最善を尽くしても、どうすることもできなかったのですから。

しかし、私が産科で経験してきた中で人工妊娠中絶に関しては「その術式(一つの命を消す)を行わないで済む方法もあったのではないか」と、思うことも多々ありました。

もちろん、子宮内で胎児が成長しない状況だったり、子宮外妊娠の場合でも行われる術式なのですが、理由は人それぞれであることが現実なのです。

私は何度もこの人工妊娠中絶の術式に関わり、見てきましたが…術式を行ったその日は、気持ちが重く、悲しみを感じていました。このような経験をしたくない看護師さんがほとんどだと思いますが、「命が消えてしまう場に携わりたくない」と強く思う方がいるのであれば、『人工妊娠中絶の件数が少ない、もしくは行わない』産科をオススメします。

このポイントについては、その病院(医院長)の考えによって異なりますね。

また、総合病院の産科でも分娩室しか病棟内に完備していないところもあり、そのような産科でも人工妊娠中絶の術式は行われないでしょう。

ちょっと重い話になりましたが、就職するにあたりとても大切なことだと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

個人経営の小さめの産科orクリニック

「アットホームな産科で働きたい!」という看護師は、個人経営の小さめの産科orクリニックがオススメ。

特に、地方にある個人経営の小さめの産科やクリニックは、「親も子も、ここでお産しました」というように二世代にわたって通っている産科も多かったり、「地元が良くてお産に帰ってきました」という顔なじみの産婦さん方ばかり。

また、重症に対応できない場合が多いため、正常妊娠・分娩が多い産科でもあります。

このような産科は、重症の予測ができたときに、総合病院などに紹介することが多いですね。(病院、クリニックによって異なる場合もあります)

このことから、産科の雰囲気はアットホームな感じです。

また、総合病院の産科や大きめの産科と比べて、お産の件数が少ないので1人1人のお産に密接に関わることができます。産前・産後の指導の時間にも余裕がある産科ですね。

1つ、マイナスなポイントを挙げるとすれば、他の産科と比べて給料が少ないことです。

お産の件数が少ないということは、その分病院に入る金額も少ないのです。

求人によっては、他の産科とあまり変わらないところもあるかもしれませんが、ほとんどが給料が少なめと考えて良いと思います。

まとめ

今回は、「産科に就職するときの心構え」と「産科に就職する際のポイント」についてご紹介しました。

産科といっても、病院によって特色が異なり、それに伴って看護師の業務も変わってきます。そのため、自分がどんな産科で働きたいか、ということを明確にしていくと就職先もポイントを絞って探しやすいでしょう。

ご紹介した内容が、少しでも新卒看護師さんや第二新卒の看護師さんの参考になれると嬉しいですね。

ただ私が気になっているのは、今回ご紹介した「産科に就職する際のポイント」の内容は、一人の力では情報を集められないこともある、ということです。

なぜかと言いますと、産科の業務体制やお産の件数、人工妊娠中絶の件数は情報として公けにされていないことが多いからです。

実際に勤務した看護師さんにしか分からないことでもあり、身近に産科に関わる人がいないと、これらの情報を集めることは難しいと思います。

そんなときに上手く活用してもらいたいのが、看護師専用の転職サイトです。

いろんな転職サイトがありますが、この転職サイトは病院・クリニックの情報内容・量が充実しているだけでなく、『転職した看護師は、実際にどうだったか』という情報も充実しています。

なぜそのような情報があるのかというと、転職前から関わった看護師の方々に、転職後もお話を聞いているからなのです。

実際に働いた看護師が伝える内容って、すごく信頼できますよね。

また、登録をするだけであなた専属のコンサルタントがつき、豊富な情報の中からあなたの希望する職場を一緒に探したり、紹介をしてくれます。

このような方法がある、ということも知っていてもらいたいと思い、ご紹介させていただきました。

上手く活用して、あなたが産科に就職してから後悔しないような就職先を見つけてくださいね。応援しています。

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執筆者情報

ナースの非常口編集部
ナースの非常口編集部
ナースの非常口は、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。

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