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看護師の退職金、知らなきゃ損をするかも!あなたの退職金は大丈夫?

更新:2023/03/30

[転職]

看護師の退職金、知らなきゃ損をするかも!あなたの退職金は大丈夫?

あなたの勤めている病院では、退職金はいくら支払われるか知っていますか?

 

例えば、「今の病院で30年間働いた退職金は500万円、隣の病院で働いていたら1000万円の退職金が出る」って聞いたら、あなたはどっちで働きたいですか?

 

仕事内容や、月の給料が変わらないなら、断然、後者を選択するはずです。

 

退職金がいくら貰えるか把握しておくと、将来の人生設計に役立ったり、老後の生計に役立ったり、非常に重要になります。

 

看護師として若ければ若いほど、退職金なんて気にしませんよね?

 

しかし、これが定年を迎えた時に退職金に1000万円以上の差が出ると知っても、あなたは退職金を気にせず働けますか?

 

昨今、どこの病院も人手不足、看護師免許さえあれば、大概どこの病院でも働ける時代です。

 

みなさんも病院を選ぶときは、給料面や仕事内容、福利厚生などに注意しながら、検討する方がいますよね?

 

それだけで本当に大丈夫ですか?

 

意外と忘れがちなのが退職金制度の確認です。

 

「高給料がもらえるから、ちょっと忙しいけど今の病院に転職しました。」

 

しかし、実際は退職金制度が無くて、退職金が1円も貰えず、転職前の病院にいた方が生涯年収が良かった。

そんな転職では、「しなければよかった。」と後悔してしまいます。

 

今回は、看護師の退職金について書いていこうと思います。

転職や就職を考えている方の参考になれば幸いです。

看護師の退職金ってどこの病院でも支払われるんじゃないの?

「あなたの病院は退職金を支払いますか?」

「え?退職金ってどこの病院でも支払われるんじゃないの?」

いいえ、違います!

 

退職金は、必ず支払われるものではありません!

 

現在の医療業界では退職金を支払う病院は全体の6割程度です。

約4割の病院が退職金を支払っていません。

 

なぜなら、企業は必ずしも退職金制度を導入しなくても良いからです。

小規模の病院やクリニックでは退職金制度が無い場合があります。

看護師で病院に努めているから、安定しているからといった理由でも、退職金は必ず貰えるものでは無いという事です。

 

 

看護師の退職金が支払われる病院って?

「必ずしも、退職金が支払われるわけではないのはわかったけど、

じゃあ、どうすれば自分の病院が支払うのか知ることができるの?」

 

それでは、自分の病院が支払うのかを知る方法をお話します。

 

上記でも記述しましたが、退職金をもらえる病院は、「退職金制度」を導入しているところです。

 

「自分の病院が退職金制度を導入しているかわからない?」

 

入職時、退職金制度を導入している病院では、必ず退職金について説明があります。

また、入職時に貰っているであろう「就業規定」にも、退職金制度を導入しているなら記載があります。

「面倒だな?」と思う方は、事務部や総務で聞けば教えてくれます。

 

 

看護師の退職金って種類があるの?

あります!

 

退職金には大きく分けると、退職一時金制度と退職年金制度の2種類があります。

 

退職一時金制度は、退職時に退職給付手当や退職功労報奨金などの名前で支払われるもので、退職時に一括で支払われます。

 

退職年金制度は退職金を分割して支給する制度です。

分割方法には、「有期」と言って期限に制限の付いているものと、生きている限り支払われる「終身」があります。

 

簡単にまとめると、退職金は退職時に一括でドカンともらえる制度と、年金のように細く長く貰える制度があるという事です。

 

 

看護師の退職金って何年目から、そしていつもらえるの?

いつから(何年目)からもらえるの?

「病院によって異なります。」

 

多くの病院で3〜5年以上の勤務から退職金がもらえるケースがあります。

私の友人は5年目で民間病院を退職して、退職金48万円だったそうです。

 

ケースは多くありませんが、中には1年目から退職金がもらえる病院もあります。

 

いつもらえるの?

退職金は退職後1〜2ヶ月程度で、指定の銀行口座に振り込まれる事が多いです。

基本的に、現金で手渡しする事はありません。

 

退職前から、「退職したらすぐに旅行に行こう」など計画していても、退職金は退職日にもらえるものではないので、それを考慮した旅行プランを作るようにして下さい。

 

看護師の退職金っていくら支払われるの?

働く病院によって違います。

色々な病院が、色々な退職金制度を導入しているため、一概に言えないという事です。

 

ここではいくつか退職金制度の例を紹介します。

 

基本給をベースに経験年数をかけたパターン

基本給20万で10年働いたら、20×10=200万円

 

メリット

  • 一番わかりやすく、ポピュラー
  • 誰でも簡単に自分の退職金の額が把握できる
  • 基本給が上がれば、貰える退職金の額が上がる

 

デメリット

  • 経営の厳しい病院では採用されにくい制度
  • 基本給や昇給が低い病院がある
  • 手当は反映されにくい(役職手当など)

 

基本給に勤続年数と評価をかけたパターン

基本給20万で10年で退職、評価が1.3だったら、20×10×1.3=260万円

 

メリット

  • 自分の頑張り次第で退職金の額が上がる
  • 役職や資格など、高い能力を持っていればその分、退職金に反映されやすい

 

デメリット

  • 退職金が減る事がある
  • 働いている間は、評価点は基本的には教えてくれない(退職した時の額面から計算すれば大体わかる)
  • 経営の厳しい病院でも採用している所があるが、悪質な場合、評価を下げて病院側の支出をコントロールすることがある

 

病院の設定金額を基準にして、勤続年数をかけるパターン

設定金額が20万で10年働いたら、20×10=200万円

 

メリット

  • 設定金額を把握できれば、誰でも簡単に退職金の額が把握できる
  • 安定した退職金の積み立てができる
  • 5年目、10年目など、勤続年数が増えると設定金額が上がる事がある

 

デメリット

  • 基本金額の設定は多くの場合、基本給より少ないため、退職金が少ない
  • 経営が厳しい病院で採用されることがある

 

あなたの勤めている病院はどのようなパターンの退職金制度を採用していますか?

 

注意してほしいのは退職金制度は、時代や病院経営によって変わるという事です。

 

その他

ここ10年程前から国の推奨もあり、「401K」を導入する民間の病院が増えています。

401Kとは確定拠出年金というもので、簡単に言えば退職金を自己運用するパターンのものです。月々積み立てを行い、その資金で定期貯金をしても良いですし、ファンドに依頼して運用することも出来ます。

メリットとしては、運用次第で公務員以上の退職金を手に入れることが出来るかも・・・。

また、401Kでは契約できる銀行がいくつも選ぶ事が出来ます。

近年は潰れる病院もあります。

潰れれば退職金は出ません。

しかし、退職金制度を401Kで行っている病院では、潰れてしまってもペイ・オフの対象となり、1000万円までは保証があります。

 

私の勤めている病院でも、昔は「病院の設定金額を基準にして、勤続年数をかけるパターン」の退職金制度を導入していました。

しかし、10年ほど前から401Kの導入を行っています。

運用の方はボチボチと言ったところですが・・・。

 

退職金制度と言っても、いくつものパターンがある事が理解できたと思います。

 

ならば、どんな病院で働けば良いのか疑問に思いませんか?

 

看護師の退職金が多い病院って?

ズバリ、1位は「国公立の病院」です。

なぜなら、国公立の病院の待遇は公務員と同じだからです。

細かく言うと、一昔前まで国公立の病院は公務員でした。しかし、今では独立行政法人化で準公務員の立ち位置に格下げされています。しかし、現状では公務員と待遇が一緒というのが大きなメリットになります。

 

民間病院とは規模が違い、収益も安定しています。

国や県がバックについているため、安心感があります。

ここで長年働ければ、老後も安心です。

 

2位は「老人ホームや介護施設」です。

なぜなら、収益が安定しているからです。

昨今は、超高齢化社会で高齢者は増加の一方行です。

経営者側から言えば、利用する人は必然的に増え、長期にわたり、安定した収益が見込めるため、必然的にスタッフへの福利厚生の充足や、高い退職金を支払う事が出来る傾向にあるからです。

 

3位は「民間の総合病院や企業病院」です。

なぜなら、経営が安定しており、福利厚生が手厚く、退職金制度の優遇もあるからです。

医療法人に属している民間の総合病院は、馴染のある人も多いと思います。

一方、企業病院とは株式会社の経営する病院の事で、郵政や大手電力会社、鉄道会社など、企業が所有する病院を指します。

それら病院では、その会社で働く人と同様の福利厚生があり、退職金も優遇されがちというメリットがあります。

 

今の病院に看護師の退職金が無かったら?あなたは転職しますか?

「退職金が無いから転職したい?」または、

「退職金が少ないから転職したい?」

 

即決は厳禁です!

 

「退職金制度が無い」または「長年働いても退職金が少ない」と思っても、すぐに転職を検討するのはお勧めしません。

 

転職の判断材料の一つとして、退職金を視野に入れることは良いことだと思います。

ただし、退職金だけを判断材料としてはいけません。

退職金だけを判断材料と出来ない最大の理由は退職金制度は変わるという事です。

 

仮に今、ある病院では20年で退職して1000万円の退職金が出ていたとします。

あなたも、今からその病院で20年働いて退職するつもりです。

その時、1000万円が退職金として支給されると、本当に思いますか?

 

現在、超高齢化社会となっており、医療費の増大が国の経営を圧迫しています。

国は少しでも出費を抑えようと、あれやこれやと、色々な改正や方針が出されます。

医療も例外では無く、ここ近年行われた診療報酬の改定だけでも、書ききれないぐらい思い浮かびます。

 

例えば、入院日数の長期化による診療報酬の減少、入院患者と看護師の比重(患者の人数対:看護師の人数)による診療報酬の減少、回復期リハビリ病院の診療区分の細分化など・・・。

 

難しい話になってしまいましたが、簡単に言うと「病院側も簡単に儲けることが出来なくなっている」という事です。

 

ですので、退職金を理由に転職を検討するなら、

病院の経営次第で退職金は減少する

という事を念頭に置いておかなければなりません。

 

退職金はあくまで判断材料の一つとして、ここでは転職時に考慮した方がいい項目を箇条書きに上げてみました。

 

転職を検討するのに重要とされる検討項目

  • 退職まであと何年働けるか?
  • 退職金の有無(現在の退職金制度で、退職時にいくらぐらいもらえるのか?)

 

以下は「働きやすさの指標」また、「十分な退職金を貰えるまで勤続する気になれるかどうかの指標」を書いてみました。

  • 定年まで安定した職場か?
  • 月の給料、ボーナス、年収、昇給はどうか?
  • 福利厚生は何があるのか?
  • 仕事内容、休日の多さ、時間外の多さは?
  • 職場での人間関係は?

 

転職を検討するなら、これらの情報を元に検討した方が良いと思いますが、正直、個人で情報を取って判断するのって、よくわからないし、面倒くさいと思いませんか?

友人や同僚に聞いても、その人の価値観や評価で、本来の正しい情報が歪んで伝えられる事があり、信憑性に欠けてしまいます。

 

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執筆者情報

ナースの非常口編集部
ナースの非常口編集部
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