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NICUの看護師って注射のスキルを身につけられる?

公開:2017/12/18

[NICU]

NICUの看護師は注射のスキルを身につけられない

看護師というと注射をするというイメージがありますよね。実際に看護師や医療をテーマにしたドラマや小説などでは看護師が注射をしている場面がたくさん出てきます。

しかしNICUに入院している赤ちゃんはとても小さく注射をするのが難しそうだなと思われる方もいるかもしれません。

実際にNICUの看護師は赤ちゃんに対して注射を行うのでしょうか?またNICUの看護師の注射のスキルについてお話ししていきたいと思います。

NICUの看護師は入院中の赤ちゃんに注射を行うことはない

NICUに入院している赤ちゃんの中には500gほどしかない小さい赤ちゃんから、体重は十分ありますが心疾患などで点滴が必要不可欠な赤ちゃんもいます。

これらの赤ちゃんに対して看護師が血糖測定などの簡単な医療処置を行うことはありますが、注射を行ったり、点滴ルートを確保したりすることはありません

NICUではこれらの処置を行うのは医師です。なぜならば赤ちゃんの血管はとても細く繊細なため、高度な技術が必要だからです。

なのでNICUの看護師がNICUで注射や点滴ルート確保の看護技術を身につけることはできません

しかしだからといってNICUの看護師は注射の技術に対して何もできなくていいのかというと、それは違います。

NICUの看護師は赤ちゃんに注射の針を刺すことはありませんが、注射の処置を行っている医師の介助に入らなければなりません。

なので医師がスムーズに処置を行えるように、基本的な必要物品や処置の方法について理解してなければなりません

ではどうしたら注射のスキルを身につけることができる?

ではNICUの看護師が注射のスキルを身につけるためにはどうしたらよいのでしょうか?

それは一度NICU以外の病棟で働きスキルを身につける方法と院内研修に参加してスキルを身につける方法の2種類あります。

NICU以外の病棟で働いて身につける

NICUで働きたいのに注射のスキルを身につけるためだけに他の病棟で働かなければならないというとネガティブな気持ちになってしまうかもしれませんが、働く病棟によってはその経験をNICUの看護師として生かすことができる病棟もあります。

それは産科と小児科です。

産科では切迫早産で入院している妊婦さんや出産を迎えたお母さんに対して採血や点滴ルートの確保を行わなければならないので、注射や点滴ルートの技術を身につけるための機会が多くあります

また産科ではNICUに入院することのなかったいわゆる健康な赤ちゃんと、これから育児と対峙していかなければならないお母さんを看護することができます。

「通常のお産」を経た赤ちゃんとお母さんを看護することはNICUではできないことですので、その経験をNICUでの看護に生かすことができると思います。

また小児科には0歳から15歳までの疾患を持った子供たちが入院しています。小児科では0歳といえど看護師が注射や点滴ルートを確保しなければならないため、注射スキルを身につけるための機会が多くあります

また小児科に入院している子供たちは、NICUで扱う先天的な疾患の治療中であったり、NICUでは扱うことのない小児特有の疾患であったりします。

小児科で扱う疾患を看ることはその疾患がどんな経過をたどって完治に向かうのか理解することになるので、NICUに戻った後でも生かせる知識になると思います。

そして多くの小児科では、ちいさい子供に対してお母さんやお父さんが24時間付添いして入院しています。

そのようなお母さんやお父さんに対して看護師がどのようなことができるのか、どのように向き合っていけばいいのか学んでいくことは、NICUに入院している赤ちゃんのご両親に対してどのように対応していけばいいのかに繋がっていくと思います。

NICUへの配属前に他の病棟で技術と知識を磨いてからNICUに異動することも、NICUで働いて基本的なNICUの看護を身につけた後にさらなるスキルアップのために他の病棟に異動することもどちらの選択がいい、悪いということはないので、あなたのキャリアに合った方法を選ぶといいと思います。

院内研修に参加する

多くの総合病院では他の病棟の看護師と合同で院内研修を受ける機会が設けられている病院が多いと思います。

研修には様々な種類がありますが、看護技術研修で注射の研修を含むものがあるのでその研修を受ければ、注射の技術を基本の講義から実践まで受けることができます

このような研修は経験豊富な他の病棟の看護師も一緒に受けるので、実際に普段どのように声掛けや手技を行っているかを観察することができます。

しかしこのような研修では実際に人の腕に注射を打つのではなく、腕模型に注射を行うこともあります。

なので実際人の腕に注射を行うためには、研修の講師である看護師に相談して許可が出れば人に実際に行うということになるでしょう。

このような研修では注射だけでなくNICUでは看護師が行うことのない、導尿やカテーテル留置などについても行うことがあるので、率先して参加することをお勧めします。

まとめ

いかがでしたか?

NICUの看護師は他の病棟と違い患者さんに対して注射を行うことがないので技術の習得に不安を感じることもありますが、他病棟への配属・異動や研修への参加で技術を身につけることができます。

確かにNICUで働き続けるならば注射の技術は必要ないかもしれませんが、看護師としてのスキルアップとして注射の技術を身につけておくことは大切なことですよね。

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執筆者情報

ナースの非常口編集部
ナースの非常口編集部
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