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NICUの看護師を辞めたい6つの理由と乗り切り方を教えます!

更新:2023/04/06

[NICU]

NICUの看護師を辞めたい6つの理由と乗り切り方

あなたは憧れのNICUで看護師として働き始めると、知識が増え、できる技術が増え、赤ちゃんの姿に癒され、ご家族としっかり向き合うことができて、赤ちゃんが立派に退院していく姿に幸福感や達成感を味わうことができます。

しかしやりたくて始めたNICUの看護師を辞めたいなと思うことは、誰しも1度は感じることです。

どんな時にそのようなことを感じるのかその乗り越え方をこれからご紹介していきたいと思います。

辞めたいと思う理由…特殊な労働環境

厳しいシフト

NICUは3対1看護を厳守しなければならないため、準夜勤帯・深夜勤帯ともに日勤帯とほぼ同数の看護師が働いています。そのため他の病棟に比べ、夜勤の数が多いシフトになっています。

また、現在、看護師の勤務形態は大きく分けて3交代制と2交代制の2つがありますが、3交代制では、病院により多少時間に違いはありますが、一日の勤務帯が午前1時から9時の深夜勤帯、午前9時から午後5時までの日勤帯、午後5時から翌日午前1時までの準夜勤帯に分かれています。

なので日勤帯勤務後に準夜勤帯の時間を挟み深夜勤帯勤務を行ういわゆる日深や、準夜勤帯・休み・深夜勤帯と実質休みの日が休みの日として使えないシフトなど、厳しいシフトが入ることもあります。

2交代制では、NICUという急性期で緊張が強いられる環境で、引継ぎの時間も含め12時間以上緊張が強いられるため身体的にも精神的にもとても疲れます。

このようにあなたが仕事をする病院が3交代制でも2交代制でも、体力的にも精神的にも厳しいシフトになることがあるため、あなたは心身ともに疲弊してしまい辞めたいと思ってしまうことがあるでしょう。

乗り切り方

しかしその分プライベートも充実させられるようにしっかりと有休や長期休みなどが取れるように配慮してくれたり、日勤のみや夜勤専従など勤務形態を選べる病院・病棟もありますので病院説明会などで担当の方に確認してみるといいでしょう。

慣れないオープンフロア

一般の病棟ではナースステーションと病室が分離されており、看護師もそれぞれの場所や病室で仕事を行っているため、大げさに言うと他の看護師と関わりなく個人で仕事を行っていきますよね。

NICUではオープンフロアの病院が多いため、「ナースステーション」や「病室」といった括りがなく、あなたの行動や他の看護師の様子などが全部見えています。

もちろんこれには看護師同士、また医師や看護助手さんなどのコメディカルの方たちと協力し合ったり助け合ったりしやすいというメリットがあります。

しかし慣れないうちは、他の先輩看護師からやご家族からも丸見えで見られているような気がして、ストレスを感じることがあります。

他の人に見られていると感じてしまうと、なんとなく自分の看護技術や赤ちゃんやご家族との関わり方に自信がなくなって委縮してしまうこともあります。

(看護師は女社会なので、なんだかんだ先輩からの評価とか気になってしまいますよね。)

職場での人間関係や職場環境が自分に合ってないと感じてしまうと、仕事に行くこと自体が億劫になってしまい、仕事を辞めたいって思ってしまいますよね。

乗り切り方

しかし慣れてくるとあなた自身に周りを見る余裕ができ、先輩看護師やコメディカルの方たちとの関わり方、また先輩看護師の仕事ぶりなどを観察して学ぶことができるのもオープンフロアのメリットです。

特殊な病気、看護技術

NICUで使う看護技術はいままで学校で勉強してきたものや成人の病棟で使う看護技術とは大きく違っています。

新生児や早産児、先天性の病気などについて学校では詳しく学びませんし、NICUでの看護実習もほとんどありませんよね。

NICUは一般の病棟とは違い、体全ての病気を取り扱いますので全身の解剖生理に加え、病態や治療方法などを勉強し続けなければなりません。

しかしいざ勉強しようとしても、学生時代に勉強した教科書にはあまり載っていませんし一般に発売されている専門書の数もあまり多くありません。

大規模のNICUでは特殊で複雑な病気も取り扱うため、自分が受け持つ前の事前学習に時間がかなり必要になってくることも多々あります。

注射やルートの確保などの処置は看護師ではなく医師が行いますが、介助は看護師が行うため、医師が短時間で的確に処置が行えるようにどのように介助したらよいのか勉強しなければなりません。

清潔ケアの方法も学校で習ったものや成人の病棟で行う方法とは違いますし、赤ちゃんの月齢や病状によっても変えていかなくてはなりません。

また看護の対象となる赤ちゃんはとても小さいですので細かい看護技術が必要となってきます。

NICUではミニマムハンドリングと言って、赤ちゃんにストレスにならないように、なるべく少ない接触で看護を行っていかなければならないですし、カテーテルなどを固定するテープも赤ちゃんの皮膚の脆弱性を考え、強い固定かつ皮膚への負担の少ないテープ固定が必要です。

このようにNICUは学生時代に学んできたことや他病棟での勤務経験があったとしても、さらにそれ以上の知識が必要となってくるので、仕事ではないオフタイムでの勉強を必要です。

さらに仕事中は勉強してきたことを思い出しながら実践し、さらにどのように実施していくと赤ちゃんが安楽な状態で入院生活を送れるのか考察していくことが必要です。

このように仕事中はもちろんオフタイム中も常に頭の中が仕事のことでいっぱいになり、プライベートが充実せず、息抜きができなくなることで精神的に病んでしまい仕事を辞めたいと思ってしまうこともあります。

乗り切り方

このような時には同期の看護師同士で集まって話し合うと悩みを共有できたり、お互いにいい情報が交換できたりするので仕事に対する士気がまた上がります。

オフタイムの時間になってしまいますが院内外の勉強会や学会に参加することで知識が増えていくので仕事に対して意欲的になれます。

また勉強は病院や図書館などで行い、家では仕事を持ちこないようにするなど、公私をはっきり分けることも大切ですよね。

連休が出たら、少し遠出してみたり、趣味や興味があることをしてみて気分転換していくことも大切です。

話すことのできない患者

NICUに入院しているのは新生児、または新生児期から継続して入院している赤ちゃんです。

他の病棟にも意識レベルが低く意思疎通ができない患者さんが入院されているときもありますが、NICUでは入院している患者全員が話すことができません

なので赤ちゃんが何を求めているのか、どこが苦しいのかをモニターの数値や赤ちゃんの表情から読み取らなければなりません。

ケアが赤ちゃんの欲求に合っていないと、アラームが鳴り続けたり赤ちゃんが泣き続けたりと騒音と精神的プレッシャーで心が疲れてしまいNICUで働くことを辞めたいと思うことがあります。

乗り切り方

このような時は自分一人ですべてをやりきろうとするのではなく、先輩看護師や普段その赤ちゃんの受け持ちをしている看護師にアドバイスをもらいながら行うと心が軽くなりますよ。

濃密なご家族との時間

NICUの面会時間や面会できる家族の範囲の制限については病院によって様々です。

NICUに入院している赤ちゃんのご両親・ご家族は、他の病棟の患者さんのご家族より、頻繁に、また長時間面会に来られます。

看護師と患者さんのご家族とはいえ、人間同士のコミュニケーションですので、どうしても性格的に合う・合わないが出てきてしまいます。

特に長期で入院されている赤ちゃんのご家族の中には、病院の対応に対して不満を抱かれ、看護師に対して強く発言される方もいらっしゃいます。

そのような時にはいくらこれは仕事だからと割り切っていても看護師もストレスがたまってきて辞めたいと思ってしまいます。

乗り切り方

赤ちゃんのご家族の対応で困った時には、プライマリー看護師やリーダー看護師、師長さんに対応を代ってもらったり、カンファレンスを開いて、看護師同士でどのような対応をしていけばいいのか共有していくことも必要です。

また面会時のご家族の様子をカルテに残しておくことでよい看護の継続にもつながっていくので、あなたが困ったことはあなた一人で抱え込むのではなく、病棟として解決してくことが大切です。

辞めたいと思う理由…赤ちゃんの死

NICUでは入院している小さな赤ちゃんの命を守るために、多くの医療従事者が全力を尽くしています。元気になり退院していく赤ちゃんが多くいる一方で、力及ばず亡くなってしまう赤ちゃんもいます。

看護師とはいえ、赤ちゃんが元気になりご家族とお家に帰るときはとてもうれしい気持ちになりますし、赤ちゃんが亡くなってしまったときは涙が出るほど悲しくなるものです。

また看護師として、赤ちゃんやご家族に対してもっとできることがあったのではないだろうかと後悔することもあるかもしれません。

このような時、あなたは悲しみや喪失感、後悔の気持ちから仕事に対する意欲をなくしてしまうこともあるでしょう。

確かに赤ちゃんが亡くなることは、看護師としても一人の人間としてもとてもつらい事ですし、悲しい事です。

あなたは一度この悲しみを味わってしまうと、もうこんな悲しい思いはしたくないから仕事を辞めたいと思うことがあるかもしれません。

これはどの看護師も同じです。

乗り切り方

ですから看護師や一緒にNICUで働くコメディカルの方たちと気持ちを共有したり、赤ちゃんとご家族に対して医療者としてどんなことができたのか、どんなことが足りなかったのか共有したりすることで、あなたは赤ちゃんの死を乗り越えていけるでしょう。

あなたが赤ちゃんの死を乗り越え、その時に感じたことを次の看護に生かすことで、あなたの看護の質はより一層よくなっていくでしょう

まとめ

いかがでしたか?NICUで働くことは、あなたが想像するように魅力的な部分もたくさんあります。しかし小さなストレスや悲しみの積み重ねや大きなショックにより看護師を辞めたいと思うこともあるでしょう。

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執筆者情報

ナースの非常口編集部
ナースの非常口編集部
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