新卒、第二新卒の看護師が小児神経科に就職するために知っておきたいこと
公開:2018/08/06
[小児神経科]新卒看護師や第二新卒の看護師にとって、就職先の決定はとても悩ましいものですよね。
ここでは、新卒看護師や第二新卒の看護師が小児神経科に就職したい場合のポイントをまとめています。
これから始まる看護師人生が素敵なものとなるように、就職先選びの参考にして下さいね。
この記事の内容はこれ!
新卒看護師と第二新卒の看護師は小児神経科に就職できるの?
小児神経科は一般的に広く名の知られた診療科とは言えません。
そのためか、新卒看護師や第二新卒の看護師達が、進んで就職先として選ぶ事はあまりない、そんな印象があるかもしれませんね。
確かに小児神経科では、新卒看護師や第二新卒の看護師の割合は比較的低いように感じます。
ですがもちろん、新卒看護師も、第二新卒の看護師も、小児神経科に就職することはできますよ。
就職時に新卒だということが不利になる、というようなこともないかと思います。
他の診療科と何ら変わらず、プリセプター制度を取っている病院もあれば、新人研修に力を入れている所もあります。
「新卒だから・・。」「第二新卒だから・・。」という理由で小児神経科を就職先から外す理由は全くありませんよ!
新卒看護師が小児神経科に就職する時の心構えは何?
一般的な新卒看護師の心得と言えば、「報告・連絡・相談をしっかりと行う」「不安があればまず聞く」「分からない事をそのままにしておかない」等といったものが、誰でもパット思い浮かぶであろう基本的な事柄ですね。
そういった一般的な新卒看護師の心構えは、もちろん小児神経科においてもとても大切なことです。
小児神経科で仕事を開始する際には、心に留めておいて下さいね。
これらの基本的な新卒看護師の心構えに加えて、小児神経科ということに焦点をあてた時に大切になってくる心構えとはなんでしょう。
「綺麗な言葉遣いと丁寧な生活動作を心がける」ということです。
このことは、発達段階にある子供達と長い時間を共にする者に求められる基本姿勢です。
子供達は大人を見ながら成長していきます、私達看護師は、彼らの人生のお手本の一つとなるわけです。
子供達は本当によく大人を見ています。少し砕けた言葉遣いをしただけでも、あっという間に真似をされてしまう事もあります。
新卒でまだ若く、社会人経験が全くなかったとしても、常に子供達はあなたのことを見ていることを自覚しましょう。
一人の大人として、子供達の見本となれるような言動を心がけて下さいね。
第二新卒の看護師が小児神経科に就職する時の心構えは?
第二新卒の看護師が小児神経科に就職する時でも、上記で述べた「綺麗な言葉遣いと丁寧な生活動作を心がける」という心構えは、もちろん大切です。
新卒とはいえ、看護師としての経験をもつ第二新卒のあなたは、慣れから生まれるちょっとした隙があるかもしれません。あまり砕け過ぎた態度をとらないように気をつけて下さいね。
その他の心構えとしては、以下の2つの転職パターンに分けて見ていきましょう。
- 小児神経科以外から小児神経科に就職する場合は、以前の職場以上に体力が必要になってくる可能性が高いことを踏まえておこう
- 小児神経科から小児神経科に就職する場合は、ある程度の「経験者」として扱われることを踏まえておこう
小児神経科以外から小児神経科に就職する場合は、以前の職場以上に体力が必要になってくる可能性が高いことを踏まえておこう
小児神経科の対象となってくる子供達は、自立度が低く生活援助の必要性が高い人がとても多いです。
看護師の仕事はどの分野であっても、多かれ少なかれ体力が必要です。
その中でも小児神経科は、上位を争う体力的ハード分野だと思っていた方がよいです。
必要であれば日頃の生活習慣を見直し、勤務の前の日は早めに就寝する等、まだ小児神経科勤務に慣れないうちは、仕事に備えた体調管理をしっかりとしておく事を心がけて下さいね。
小児神経科から小児神経科に就職する場合は、ある程度の「経験者」として扱われることを踏まえておこう
短い期間であったとしても小児神経科での経験があるのであれば、「新卒」として一から十まで丁寧に指導してもらえることを期待しない方が良いかと思います。
今までの小児神経科勤務で身に付けた技術を見直し、その経験を次の職場でも活かしていけるように準備しておきましょう。
看護技術についてのメモを作っておいたり、イメージトレーニングをしたりしておくのも良いですね。
新卒看護師と第二新卒の看護師が小児神経科に就職する時の注意点
新卒看護師や第二新卒の看護師が小児神経科に就職するなら知っておきたい注意事項とはどんなものでしょうか。
小児神経科で楽しく仕事をスタートさせるために、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- 新卒や第二新卒の看護師の割合が他科に比べると少ないことを知っておこう!
- 看護技術だけでなく、日常生活や気分転換活動、学業に対するサポートが看護業務の多くの部分を占めることを知っておこう!
- 他の専門職とのチームワークが非常に重要になる職場であることを知っておこう!
新卒や第二新卒の看護師の割合が他科に比べると少ないことを知っておこう!
前述していますが、小児神経科では新卒看護師や第二新卒の看護師の割合が比較的低いです。
他科での経験を経て小児神経科での勤務を開始する人が多いので、新卒看護師の教育制度が整っていない病院もあります。
就職先を決める時には、プリセプター制度の有無等、看護師としての実務経験の全くない、又はごくわずかしかない自分をどのようにフォローしていってもらえるのかを、しっかりと確認しておきましょう。
看護技術だけでなく、日常生活や気分転換活動、学業に対するサポートが看護業務の多くの部分を占めることを知っておこう!
「第二新卒の看護師が小児神経科に就職する時の心構えは?」の中で、体力の必要性について触れていますが、小児神経科の子供達は生活動作の広きに渡って援助が必要な人が多いです。
新卒看護師や第二新卒の看護師の場合、早く医療技術を身につけたい!という希望が強いことも多いですよね。
そんな時に生活援助が多くを占める仕事内容が続けば、少し不満を感じてしまうこともあるかもしれません。
小児神経科では幅広く看護技術が実施されていますし、その必要性は高いです。
ですが、実践頻度を比べてみると、他科にくらべると落ちてしまいます。
医療技術の実施場面があれば、自分から積極的に実践させて欲しいと名乗りをあげ、看護技術の実施経験を増やしていくようにしましょう。
他の専門職とのチームワークが非常に重要になる職場であることを知っておこう!
どんな医療施設であれ、その中での業務は様々な専門職の人々によって、チームで仕事が行われています。それは何処の診療科であっても同じ事ですね。
小児神経科においては、特にその繋がりが強く、チーム医療の必要性が高いということが言えます。
対象になる児童達は生活のあらゆる場面において援助が必要ですから、それぞれの場面でそれぞれの専門家の援助を受ける必要度が高いのです。
看護師はそんなチーム医療の中心に立って、スムーズに相互連絡がとれるように計らっていく役割を担っています。
医療職専門家としてのコミュニケーション能力が問われてきますので、新人看護師、または第二新卒の看護師であったとしても、看護の視点からの専門的意見が求められる場面も多いです。
「新人」という看板に甘えていられる期間は長くはありません。
その事を仕事が始まった当初から自覚しておくと、これからの看護師としての自信に繋がっていくかと思います。
まとめ
新卒看護師、または第二新卒の看護師の時期というのは、難しく辛い時間かもしれません。
抱えこんでしまう問題も多く、仕事の楽しみを見いだすというよりも、毎日を必死にこなしていくこに一生懸命になってしまいがちですよね。
しかし、苦労して手に入れた看護師免許、楽しく有意義に活用していきたいですよね。
小児神経科は、新卒看護師や第二新卒の看護師のように経験のあまりない看護師にとっては、比較的優しい分野であると言えます。
「激務に追われながらどんどん医療技術を吸収していく」というよりも、「少しゆとりを持った業務の流れの中で、しかし確実に医療技術も身につけていきたい」という人にはピッタリだと思いますよ。
小児神経科の数はあまり多くはありませんが、転職サイトを使えば、あなたの希望の条件にあった小児神経科の就職先を、きっと探しだすことができます。
専門のコンサルタントにあなたの就職に関する悩みを相談することもできます。
賢く転職サイトを利用して、あなたの看護師生活を希望に沿った素晴らしいものにしていって下さいね。
万が一に備え、看護師転職サイトに登録しておきましょう!
看護師転職サイトのおすすめ
【1位】マイナビ看護師
オススメ度:★★★★★
運営:株式会社マイナビ
マイナビ看護師は看護師それぞれの状況に合わせた的確な非常口(転職先)を用意してくれます。実績豊富で質も高く、信頼出来ると評判です。質の高いサービスと求人数の多さが保証されており、おすすめです。
【2位】:ナース人材バンク
オススメ度:★★★★★☆
運営:株式会社エス・エム・エス
ナース人材バンクもセカンドオピニオンとして登録しておくと、より確実な求人探しが可能になります。マイナビ看護師と併用して、2つの視点から求人を分析してもらいましょう。
執筆者情報
- ナースの非常口は、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。