外来検査部門の看護師には、緊急時の対応が素早いという特徴があります。

外来検査部門の看護師には、どのような特徴があるのでしょうか？

外来検査部門の看護師の大きな特徴は、緊急時の対応が素早いことです。

外来検査部門の看護師は、さまざまな検査の対応や医師の介助などをします。定期的な検査もあれば、緊急時の検査も多くあります。外来検査部門の看護師は、そのような緊急時にも対応できる力が必要になってきます。

緊急の検査の場合、検査の準備をしながら、患者様の変化にも対応する力が必要になってくるのです。つまり、瞬時にさまざまな判断を下せる力が必要になってきます。

さらに、緊急時の検査の場合、周囲にもその緊迫感が伝わってしまうのですが、その緊迫感を患者様やご家族に感じさせない工夫も必要になってきます。つまり、緊急時の対応をしながら、患者様やご家族に必要以上の不安を感じさせない配慮ができるようにならなければいけないのです。

そのため、外来検査部門の看護師は、スピーディに行動ができ、曖昧な言い方をしない人が多いように感じます。

他にも、外来検査部門の看護師には、患者様の不安などをしっかりと聞き取ろうとする特徴があります。

私たち医療者であっても、自分が検査を受けることになると、急に大丈夫かな・・と不安を感じます。それが専門知識のない患者様であれば、尚更です。専門用語の多い検査の説明を主治医から聞いても、ただ頷くことしかできない場合も少なくありません。

診察室から出ると、急に何が起こっているのか不安になってしまい、看護師にいろいろと質問されることもあります。そのため、外来検査部門の看護師には、そんな患者様の気持ちに寄り添い、訴えを傾聴するいう特徴があります。

患者様の話を傾聴し、不安なく検査を受けられるように、主治医との通訳のような働きかけが必要とされている場合があるのです。外来検査部門の看護師は、しっかりと患者様の気持ちをくみ取ることができる力を持っている人が多い傾向があります。

さらに、外来検査部門の看護師には、患者様、ご家族の不安を和らげるため、医師との橋渡し役となる特徴があります。

外来検査部門では、胃カメラなどの内視鏡検査、心臓カテーテル検査などさまざまな検査を行っています。それぞれの検査には、検査を受ける前の事前準備が必要になります。

検査を受けるには、患者様の同意書が必要になります。主治医から検査の必要性、内容、合併症などに説明を受けた後、同意書にサインをします。主治医の説明に納得したはずでも、診察室から出てくると、急に不安になり、「こんな検査は受けられません」などと言われる方も少なくありません。

そのような不安を抱えている患者様の不安を取り除くため、検査に対する不安や気になる点を聞き出します。そのうえで、まだ納得できない患者様に対しては、再度主治医からの説明を受けられるように手配します。

主治医にも、患者様の不安や疑問点をより具体的に説明してもらえるように伝えておきます。外来検査部門の看護師は、患者様の知りたいことを主治医から伝えてもらえるような橋渡し役もするのです。

病棟でも同じように主治医と患者様の橋渡し役を行うことがありますが、外来検査部門では、その頻度や内容がより濃くなっている傾向があると思います。外来検査部門の看護師は、患者様と主治医との間にスムーズなコミュニケーションが図れるように工夫できる特徴があると思います。

まとめ

いかがでしたか？外来検査部門の看護師にはこんな特徴があることに気づいていただけましたか？

確かに、行動や処置が手早いという特徴がありますが、誰もが最初からそのように素早い行動ができたわけではありません。自らの考える力で成長しただけなのです。

「私はブランクもあるし、そんなことはできないわ」と最初から諦めないで下さい。外来検査部門の看護師に興味があれば、誰でもできるようになってきます。

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