新人看護師が失敗するのは悪くない!失敗は成功のもと!
更新:2023/03/30
[新人看護師]新人看護師の失敗についてが、今回のテーマです。
「やってみたけどできなかった…」と悩んでいるあなた、その失敗はきっと成功のための1つのプロセスになりますよ。
だから気にしないでどんどん失敗してくださいね。
と言っても「失敗するのは嫌だ!」と思いますよね。
看護師は誰だって失敗すれば落ち込むし、その失敗を隠すことだって一瞬考えます。
大切なのは失敗とミスの違いです。
ここではこの違いを含めてあなたが失敗してもその体験が成功につながるための方法をまとめていきます!
この記事の内容はこれ!
新人看護師の失敗とミスの違いはやる気の差が大きく関係している!
新人看護師には失敗もミスも、つきものです。
「採血をしたけどうまくできなくて失敗した…」と「採血をする人を間違えてしまった…」という2つの事例がありますよね。
前者は失敗で、後者はミスです。
前者の「採血をしたけど失敗をした…」というのは事前に練習をしておくことで成功したかもしれません。
そして何度もチャレンジをしていけばいつかは成功につながります。
しかし後者の「採血する人を間違えてしまった…」というミスは採血をする前にしっかりと患者さんの名前を確認しておけばよかったですよね。
同じく「採血をするのを忘れてしまった…」というのもミスであり、注意力や集中力、確認不足などが原因として挙げられます。
この2つの違いを分かっていれば、看護師として失敗しても落ち込むことが少なくなるのではないでしょうか。
また失敗からの学びを得て「次は成功させるぞ」という意気込みに繋がっていくような気がします。
新人看護師の失敗談~ミスが多いAさんの場合
新人看護師の失敗談を、ここでご紹介したいと思います。
ある病院に勤務しているAさん。消化器外科病棟に配属されて約3か月が経過しました。
夜勤も始まり、「私も一人前の看護師かしら」と何だか浮かれた気分になっていました。
そんなある日のことです。
受け持ち患者さんの点滴薬を準備している時でした。
その日の患者さんたちは同じ薬液を使っている方が多く、Aさんは「Bさんは朝1アンプルだな」と思い込みで患者さんの薬を注射器に詰めました。
しかし前日にBさんの薬は「朝1回1/2アンプル」の指示に変更されていたのです。
情報収集の際にその情報を落としてしまったAさんは、思い込んだままBさんに1アンプル注射してしまったのです。
失敗を隠したケース
注射後に指示票を見たAさんは「あれ、間違えた…。でも今日から指示変更だし、黙っていれば分からないよね」とそのまま失敗を隠してしまったのです。
失敗をしっかりと報告したケース
注射後に指示票を見たAさんは慌てて先輩看護師に報告しました。
先輩看護師には怒られ、医師からも怒られましたが、「二度と同じ失敗はしない」と心に決めたのです。
この2つの対応、ミス・失敗をしているのはどちらも同じです。
しかし失敗を隠したケースの場合では患者さんに万が一のことが起こってしまっても対応ができません。
またそのミスが原因で死亡してしまうこともあり得ます。
でもミスや失敗を言えないという気持ちも分かります。
「怒られてしまう…」「またミスしたの?」と責められるのではと思うと正直に報告するのが怖くなります。
しかしあなたのミスや失敗で患者さんに何かあるよりも、怒られて「次は失敗しない」という気持ちになることが大切だと思いませんか?
新人看護師が失敗ばかりで辞めたい…落ち込む…
新人看護師はよく失敗をしますが、失敗するということは何かに挑戦していることとも言えます。
例えば採血もそうです。
何度も先輩看護師や同期の腕で練習し、成功していたことで自信を付け、「いざ患者さんで!」となると大体失敗しますよね。
患者さんの年齢にもよりますが、高齢の患者さんの場合は血管が細いうえに脆くなっているため、なかなかうまくできません。
また子供の場合でも同じです。
細くてぷにぷにしている手はなかなか血管にうまく針が刺さらずに失敗してしまいます。
失敗は成功のもと!失敗からの学びを大切に!
失敗することは恥ずかしいことではありません。
「いやいや恥ずかしいでしょ」と大体の人は感じますが、その失敗体験が成功につながります。
だって失敗しないでいきなり成功はしませんよね。採血も何度も患者さん以外の腕で失敗してきたから成功するようになったんですよね?
それだけあなたは失敗したわけです。しかし失敗したことで「ここはこの角度で刺入しよう」「採血する前に温めてみよう」などと成功するためのポイントを得ることができました。
これが失敗体験から成功につながるということの意味になります。
何度も失敗すると落ち込むこともあります。「失敗ばっかりで辞めたい…」と思うこともあるでしょう。
でも先輩看護師たちもあなたと同じ新人看護師の時には失敗体験をたくさんして、今の姿があります。
失敗しても落ち込むことなく、その失敗を隠すことなく成功につなげていきましょう。
新人看護師の失敗…ミスが多い…ミスしたことが言えない…
新人看護師の失敗についてお話してきましたが、ではミスが多く、悩んでいるあなたはどうしたらいいのでしょうか?
ミスをしてもなかなか先輩看護師に言えないあなたはきっと先輩看護師に「またミスしたの?」と責められてしまうのが怖いのでは。
特にミスが多くなるほど、この傾向があります。
ミスは防げる!仕事に集中して、1つ一つ確認をしていく!
ミスは防ぐことができます!
新人看護師のあなたはもしかして1人でできると思って、自信過剰になっていませんか?
もしかして思い込みで仕事をしていませんか?
この2つは絶対にミスをすることになります。
ミスは確認することで防ぐことができます。
何かする前に必ず確認をすること、特に患者さんに直接関わることは必ずダブルチェックやトリプルチェックをするようにしましょう。
中には「先輩看護師が忙しそうでチェックして欲しいけど言いづらい」ということもあります。
しかしミスは死亡にもつながることもある怖いものです。
そのため忙しい先輩看護師に「何?」と言われたとしても患者さんのことを思えば自然に「チェックお願いします」と先輩看護師に頼めるのではないでしょうか?
ミスをすることは失敗につながります。
失敗ばかりして落ち込む、辞めたいと思っているのであればまずはミスをしていないかどうか振り返ってみましょう。
そして失敗につながったミスの原因を1つ一つ洗い出して解決していくようにするとミスが減り、失敗もしなくなりますよ。
「新人看護師 ミス」という別の記事にも詳しくまとめていますので参考にしてください。
新人看護師の失敗しない転職とはこれが大切!
新人看護師で失敗やミスを繰り返すあなたは「看護師を辞めたい」と思うでしょう。
しかしそこですぐに辞めてまた転職をするとその転職自体が失敗に終わってしまうこともありますよ。転職を成功させるためにはポイントがあります。
まずはあなたがなぜ失敗やミスをしているのかということを知ることです。
急性期病棟でその忙しさについていけずに確認不足などからミスをし、失敗につながっているのであれば急性期でないところを選ぶべきです。
また確認事項が多くて何を確認したか分からなくなってしまうという時には看護処置が少ないところまたは声をかけなくても自然とダブルチェックが行われるような雰囲気の職場を選びましょう。
「辞めたい」という気持ちが先走り、何も考えずに転職をすると絶対に失敗します。そしてまたその職場でもミスをする、失敗をすることになってしまいますよ。
失敗しない転職についてはまとめに詳しい情報がありますので、最後まで目を通してくださいね。
まとめ
ここまで失敗やミスをする新人看護師についてまとめてきましたが、いかがでしたか?
ミスをすることが失敗につながる、失敗は成功のもとであるということがご理解いただけたでしょうか?
もし今の職場を辞めたいと思っているのであれば転職サイトに登録して、再就職先を探すことをお勧めします。
転職サイトではあなたの担当の転職コンサルタントが失敗しない転職をサポートしてくれます。
「先輩看護師に話しかけやすく、ダブルチェックが行える職場」「ミスをしても言いやすい職場」などあなたの失敗やミスを防ぐことができるような条件を伝えましょう。
きっと転職コンサルタントがその条件にぴったりの職場を探してくれますよ。
万が一に備え、看護師転職サイトに登録しておきましょう!
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執筆者情報
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