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新人看護師の腰痛~予防対策と対処法は?

更新:2023/03/30

[新人看護師]

新人看護師の悩みの腰痛~予防対策と対処法は?

新人看護師の腰痛は、入職したての看護師が抱える大きな悩みの1つです。

新人看護師だけではなく看護師の仕事をしている方なら必ずと言っていいほど腰痛に悩まされている、いわば職業病の一つであり、労災の原因の1つです。

中には腰痛が悪化してしまい転職や退職を余儀なくされるケースもあり、新人看護師も予防するようにしていかなければなりません。

ここでは新人看護師が腰痛を起こす原因とその予防対策や腰痛になった場合の対処法についてまとめていきます。

新人看護師の腰痛の原因1【無理な体勢でのケア】と予防対策

新人看護師の腰痛の原因を、まずは掘り下げていきましょう。

新人看護師が患者さんをケアする時、無理な姿勢をとっていませんか?

注射や点滴などのケアをする時にはベッドサイドに座るような姿勢で処置を行うのですが、清拭やシーツ交換などはそのような姿勢を取ることができません。

その際、ベッドの高さが低めだと腰をかがめた姿勢でケアを行うことになります。

これが腰痛の原因の1つになります。

腰をかがめた姿勢は腰に負担がかかるため、腰を起こした時に腰痛を感じてしまいます。

予防対策:無理な姿勢でのケアをしない

清拭やシーツ交換をする時にはベッドの高さを上げて、腰に負担がかからないようにしましょう。

もちろん低すぎても高すぎてもだめです。

腰に負担がかからない高さをあなた自身で決めてケアをすすめていくようにしてください。

予防対策:先輩看護師とペアで行う

また2人でケアをすることは腰痛予防になります。

新人看護師のうちは時間をかけてケアをすることが多いのですが、時間がかかればかかるほど腰をかがめている時間が長いため腰痛のリスクが高くなります。

手早くケアをすることは患者さんの負担軽減にもつながります。ぜひ先輩看護師とペアで行うようにしてみましょう。

新人看護師の腰痛の原因2【腰に負担がかかる介助】と予防対策

新人看護師の腰痛で清拭やシーツ交換などで生じるものはベッドの高さが関係しているとお話ししました。

次に新人看護師の腰痛の原因として考えられるのは患者さんをベッドから車いすへ移乗する、体位交換をするなどの直接的な介助をするためです。

その際にボディメカニクスを活用せず、腕の力だけで患者さんを移動してしまうと腰に負担がかかり、腰痛が起こってしまいます。

また患者さんの体重が新人看護師の腰に罹ってしまうため、腰痛が起こります。

予防対策:ボディメカニクスを活用した介助をする

ボディメカニクスについては学生時代に勉強しましたよね。

両足を広げて重心を下げる、患者さんとあなたの身体を近付ける、患者さんの身体を小さくまとめる、体をねじらずに移動するなどを意識するのがボディメカニクスです。

詳しくは学生時代のテキストを開いて再学習してみましょう。

このボディメカニクスを新人の時から意識していくことで腰痛を予防することもできますよ。

新人看護師の腰痛の予防対策は道具を活用することと腰を伸ばすこと

新人看護師の腰痛は、いわば職業病でもあります。

腰に負担がかかるケアが多いことはもちろん大きな原因になるのですが、立っていることが多いことも腰に負担をかけているため腰痛の原因となります。

ここでは腰痛を予防する方法についてまとめていきます。

腰ベルトやコルセットをする

「腰が痛い…」となる前に腰ベルトやコルセットの着用がおすすめです。

ドラッグストアなどでも販売されており、手軽に購入することができます。

しかしあなたの腰回りに合ったものを使用しないと効果が期待できないため、購入時はお店の人と相談して決めましょう。

また整形外科で相談するのもおすすめですよ。少し値段は高くなりますが、医師があなたに適したものを紹介してくれます。

実際、整形外科で勧められたものを購入してみたら腰痛が軽減されたという看護師が多くいますよ。

福祉用具の活用をする

福祉用具というと「介護の現場でしか使ってない」と思われがちですが、実は腰に負担をかけずにケアをすることができるものですので活用して欲しいものなのです。

例えばスライディングマットというものは患者さんの下にこのマットを入れ、滑らせるように移動することができますので体位交換の時の新人看護師の腰の負担が軽減されます。

またスライディングボードは立てない患者さんのお尻の下に敷くことで車いすへ移動させるときに滑らせて移動が可能になります。そのため新人看護師にも患者さんにも負担がないのです。

意識して腰を伸ばすようにする

新人看護師は毎日バタバタと忙しく(新人看護師だけではないですが…)過ごしているため、いつの間にか終業時間となっていることもありますよね。

しかし腰を伸ばさずにいるとそのままの姿勢で固まってしまい、腰痛の原因となりますのでケアの合間などにグッと腰を伸ばしてみましょう。

少しでも腰を伸ばすことでストレッチ効果もあり、腰痛を予防することができますよ。

新人看護師で、すでに腰痛で悩んでいる人は整形外科を受診しましょう

新人看護師が腰痛を予防するための方法をお話してきましたが、「すでに腰が痛くて悩んでいるんだけど…」という新人看護師のあなたはこれ以上腰に負担をかけないためにも整形外科を受診するなどの対処をしましょう。

条件によっては労災適用になることもありますよ。

まずは整形外科を受診して診断を受ける

まずは整形外科を受診し、腰痛の原因となっていることをはっきりとさせましょう。

もしかしたら腰椎ヘルニアなどを起こしているかも知れません。

整形外科を受診すると腰痛の症状を緩和する内服薬や湿布薬を処方してくれます。

状態によっては痛み止めの注射などもしてくれますので、自己対処よりも症状が落ち着きます

労災適用になるのか確認する

また腰痛の発生した条件によっては労災の適用となります。

その条件は「災害性の原因による腰痛である」または「災害性の原因によらない腰痛」の場合です。

1つ目の災害性の原因による腰痛は患者さんを移動させている時に急に患者さんが動いてしまって腰に急激な力がかかってしまった、不適切な姿勢で重いものを持ち上げた場合など突発的で急激な強い力が腰にかかった場合を指します。

2つ目の災害性の原因によらない腰痛については日々の業務による腰部への負荷が徐々に作用して発症したものを指しています。

例えば看護師のように毎日繰り返す中腰での患者さんの移動介助による負担などが当てはまります。

労災適用の際にも必ず整形外科での診断が必要になります。

受診した際に「こうした業務をしていて腰が痛くなりました」としっかりと伝えるようにしましょう。

腰痛が治らない・悪化するなら転職を考える

整形外科で痛み止めをもらった、痛み止めの注射をした、労災適用となって安静に過ごしていたが腰痛が治らないという時には転職を考えるのもありです。

同じ職場にいる限り腰痛が慢性化してしまい、日常生活にも支障が出るリスクが高くなります。

そうなる前に腰に負担がかからない職場への転職をするのも自分の身体を守るために必要なことです。

まとめ

ここまで新人看護師の腰痛についてまとめてきましたがいかがでしたか?

腰痛は甘く見てはいけないもので重症化してしまうと看護師を続けることができなくなることもあります。

そのため、腰痛の予防対策をしっかりと行うことが大切です。

しかし予防対策をしても腰痛が悪化してしまい、今の職場では続けることができないとなった時には転職を考えましょう。

看護師の仕事は腰痛が起こるようなケアをするところだけではありません。

転職サイトへ登録し、転職コンサルタントに「腰痛になるような仕事がないところを紹介して欲しい」と伝えましょう。

そうすると腰に負担がかからない職場を紹介してくれます。

腰痛で悩んでいるあなた、転職サイトへ登録し、転職コンサルタントと一緒に腰に負担がからない職場への転職を成功させましょう。

万が一に備え、看護師転職サイトに登録しておきましょう!

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執筆者情報

ナースの非常口編集部
ナースの非常口編集部
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