看護師の面接、転職前に準備しておくと失敗しない!
更新:2023/03/30
[転職]看護師で面接が苦手という方は、意外に多くいます。
でも、面接は転職時には避けては通れませんよね。
直接求人先の看護部長などと面接をするため、緊張し、うまく答えられずに後悔することもあります。
その後悔をしないためにもしっかりと看護師の面接について知っておき、心構えを完璧にしておきましょう。
看護師の面接でよく質問されることを知っておく
看護師の面接時に質問されやすいことを把握しておくと、気持ちが少し楽になります。
多くの病院では採用にあたり面接をしますが時間的には短くて5分程度、長くて30分程度になります。
その時間内にどれだけ自分をアピールできるかが、採用されるかどうかの分かれ道になります。
そのため看護師が面接で落ちないよう、転職をする看護師の面接の質問内容とその回答例について知っておくことが大切です。
必ず質問される志望動機
「なぜこの病院(クリニック)を希望されたのですか」は必ず質問されます。
その時にはポジティブな内容で回答しましょう。
ポジティブな内容とはその求人先にとって有益なことです。
自分側の考えにならないようにしましょう。
例えば「家から近い」「夜勤をしなくてもいい」「給料が良い」ということは避けてください。
志望動機の例
急性期の看護をしたいと思って応募しました。こちらの病院では急性期の医療に力を入れており、診療科関係なく急性期の看護を経験できると感じました。また見学をさせていただいた際に看護師の方たちが急性期の病棟でも患者さんに寄り添っている姿を拝見して、私も同じように患者さんに寄り添う看護師になりたいと思ったからです。
退職した理由も質問される
「前の職場を退職したのはなぜですか?」という質問も必ずされます。
その時に正直に答えるべき内容とそうでない内容があります。
「人間関係が悪かった」「忙しすぎた」「給料が安かった」など前職の悪口になるような内容は避け、「自分のやりたい看護が経験できるところに転職したいという思いがあり、退職したと答えるようにしましょう。
退職理由の例
前職では急性期の看護を経験しました。そしてその中でもっと急性期の看護について幅広く経験し、将来的に専門(認定)看護師の資格を取りたいと思い、退職しました。
看護観を聞かれることもある
看護観について聞かれることもあります。
「看護観って何…?」と感じる方もいるでしょう。
しかし難しく考えずに「自分にとって看護とは何か」「どのように看護をするのか」ということについてまとめておきましょう。
看護観についての例
看護師は患者さんの側に寄り添い、つらい気持ちもうれしい気持ちも共有し、心身ともにサポートをすることが役割だと思っています。医療面だけではなく、精神面にも寄り添える看護師になれるよう意識して仕事をしています。
自己PRをしてくださいと言われた時に気を付けること
自己PRって難しいですよね。
「何をPRすればいいんだろう」と悩みがちですが、看護師の面接で自己PRする時には求人先で何ができるのかということを意識して伝えましょう。
その他看護師として求人先で生かせる自分の強みを伝えるようにしましょう。
その際にネガティブなことは言わないようにしましょう。最後に「就職したらこういった看護をしたい」ということも伝えてくださいね。
自己PRの例
私は明るい性格で、今までも患者さんや家族の方ともたくさんコミュニケーションを取ってきました。患者さんからも「あなたがいてくれてよかった」という言葉をいただくことも多く、自分自身の強みでもあると思っています。
こちらの病院でも患者さんとのコミュニケーションを欠かさず、寄り添える看護師として頑張りたいです。
長所と短所を明確にしておく
長所と短所も必ずと言っていいほど聞かれるものです。
前もって自己分析し、何が長所・短所なのかをまとめておくとスムーズに回答できます。
長所はあなたが求人先にとってチーム内でどのような立ち位置になるかということを示すものです。
組織にとってプラスの影響を与えるのがあなたの長所であると言えます。
そのため、今までにあなたの長所を生かしてきたエピソードを伝えると好印象です。
一方、短所についてです。
短所を聞いた時にしっかりと自己分析してその短所をカバーすることができているのかということに注目していますのでそのことが伝わるよう意識していきましょう。
長所・短所の例
私の長所は根気強いところです。今までの経験の中で患者さんとのコミュニケーションを図ることを意識してきました。寝たきりでほとんど話をしない患者さんと関わる中で出勤時は必ずその患者さんのところに行き、話しかけていました。しばらくして今まで何も反応がなかった患者さんが少し笑ったような表情を見せてくれ、とても感動したと同時に、関わり続けてよかったと感じました。
一方、何をするにも慎重で時間がかかってしまうのが短所です。特に初めて行うことだと慎重になりすぎて時間がかかりすぎてしまいます。少しでも時間を短縮できるようあらかじめ自己学習をし、知識を付けるように努力をしています。
新卒の看護師の面接で質問されること
新卒の看護師の面接では経験者や既卒の場合とはまた違う内容が出てきます。
新卒以外でも質問されることがありますので、合わせてチェックしてくださいね。
なぜ看護師になりたいと思ったのかという質問
この質問に対しては正直に自分の気持ちを伝えるようにしましょう。
しかし「給料がいいから」など正直過ぎる内容は避けてくださいね。
実際に看護師になってみてどうですかという質問
これは新卒の看護師の面接に限らず聞かれる内容ですので押さえておきましょう。
実際に看護師として働いてみての正直な思いを伝えます。
ネガティブなことも感じているかもしれません。
その時にはネガティブなことに合わせて看護師になってよかったエピソードを入れると心に残ります。
学生時代に思っていた看護師像とのギャップを感じているようであればそのことも伝え、今後どうしていくのかということも合わせて伝えると感じが良いです。
看護師の面接の流れを知っておくことも成功させる秘訣
看護師の面接の流れはどういったものなのかまとめていきます。
その際に気を付けることも合わせてお伝えしていきます。
看護師の面接時の服装はスーツがベター
履歴書を送り、いざ面接になった際にまず気になるのが、服装です。
看護師の面接での服装もスーツで行くのがきちんとした印象を与えるため、ベターです。
スーツがないという場合にはジャケットを着用するなどきちんとした雰囲気を出す服装にしましょう。
意外と意識が飛びがちなアクセサリーについては着けないことをおすすめします。
またメイクはナチュラルかつきちんと見える感じに仕上げます。
すっぴんだと顔色が悪く見えてしまうことがありますので必要最低限のメイクをするようにしてください。
面接の流れを知り、落ち着いて対応する
面接の流れを今一度確認しておきましょう。
時間に余裕をもって行動する
面接が行われる会場へ最低でも10~15分前に到着するように余裕をもって行動をしましょう。
中には30分以上前に到着してしまう方もいますが、早すぎると相手方に迷惑となってしまうこともありますので注意をしましょう。
訪室する際にはノックをする
訪室する際にはノックをしてください。
中から「どうぞお入りください」と返事があったら「失礼します」と言い、入室しましょう。
入室後椅子の脇で「○○と申します。本日はよろしくお願いいたします」としっかりとあいさつをしましょう。
そして「どうぞ」と担当者から言われたら「失礼します」と言い、椅子に着席しましょう。
面接をする
先ほどお話した「看護師の面接でよく質問されることを知っておく」を参照して面接で質問されることも事前に知っておき、スムーズに回答できるように準備をしておきましょう。
ここで知っておきたい逆質問
看護師の面接で効果的なのは逆質問です。
逆質問とは「何か質問はありますか?」と聞かれた時に質問をすることです。
この逆質問は相手に好印象を与えることができますのでぜひ行ってください。
好印象を与える理由として、入職する意思が感じられることが挙げられます。
しかし求人情報に掲載されていることを改めて質問するのではなく、気になることを質問するようにしましょう。
例えば、
- 配属予定先の1日の流れはどのようなものでしょうか
- もし採用していただける場合には何を勉強しておくほうが良いでしょうか
- 看護師とその他の医療従事者との雰囲気はどうでしょうか
という質問をすると良いでしょう。
面接後
面接が終わるとほっとしますよね。
しかし家に帰るまでが面接だと思って行動しましょう。
「これで終わります」と担当者から言われたら起立し、「ありがとうございました」とお礼を言い、退室しましょう。
まとめ
転職する時に看護師でも面接を受けるのですが、落ちる心配をしている方もいますよね。
また面接を含む看護師の就職試験で落ちることを考えて不安になっている方もいるのではないでしょうか?
看護師の面接では自己紹介を始め、あなたを知ってもらうことがメインとなります。
質問されたことに対してしっかりと答えること、逆質問をして入職したい気持ちをアピールすることも意識していきましょう。
また転職サイトに登録し、担当転職コンサルタントと一緒に面接対策をすることもおすすめです。
転職サイトのメリットは
- 自分で求人先を探す手間がない
- 希望する条件の転職先が見つかる
といったメリットだけではなく、
- 面接対策をしてくれる
- 履歴書の書き方をサポートしてくれる
といった1人ではできないところをサポートしてくれるのが強みです。
ぜひ転職サイト・転職コンサルタントを活用して面接を成功させてくださいね。
万が一に備え、看護師転職サイトに登録しておきましょう!
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執筆者情報
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