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脳卒中専門病院で働く看護師の役割とは

公開:2017/11/10

[脳卒中専門病院]

脳卒中専門病院で働く看護師の役割とは

いままで脳卒中専門病院で働いた経験がない、もしくはこれから働こうとしている方は脳卒中専門病院で働くということについて不安を抱えていると思います。

これからは脳卒中専門病院で働く看護師の役割について述べていきますので参考にしてください。

脳卒中専門病院で働く看護師の医師に対しての役割は何か?

急性期病棟での看護師の役割

指示に対して適切な対応をする役割

病院によっても異なりますが、外来診療や救急診療と兼務して急性期病棟の診療を行っている医師もいると思います。

病棟患者の診療中に、救急の診療へいかなければならなくなった場合は指示を出して病棟を去ってしまう場面もしばしばあります。病棟に戻ってくる明確な時間は誰にもわかりません。

そういった場合は医師がいなくても、適切な治療が指示のもと行われていることが必要です。

時間指示の採血や点滴、検査、時間経過がわかるスケールを計測する。

一見簡単そうに見えますが、看護師は一人の患者だけを診ているわけでもなく、また患者によって麻痺の程度も異なるので、自分なりのタイムスケジュールを作り業務をこなす役割があります。

副作用や症状の発見をし、対処する役割

薬剤の投与前後の症状の観察や薬効の効果などの報告や、医師の指示を対処する役割があります。

脳卒中の患者は言語障害がある方もいるため、うまく自分の症状を言葉で表すことができない方もいます。そういった方の観察をし医師へ報告することが必要です。

たとえば降圧薬を開始したときなどは医師も薬効が気になっているため、『Aさんに○日から出した降圧薬の件ですが、血圧は140~120/100~90mmHgくらいです。やや下が高めです』と報告したりすると医師も今後の指示を出しやすいでしょう。

病状説明の設定をする役割

入院中に何度か病状説明を行うため、医師と家族側の日程を調整するのは重要な役割です。

医師は治療方針や病状を説明し、患者と患者家族は心配や疑問に思ったことを言えるような大事な場を取り持つ必要があります

私の体験ですが、医師からの説明を聞き、家族は『わかりました。先生におまかせします』と言って病状説明を終えた後に、『先生には聞きづらかった。』などと話したり、治療の段階になって『説明もなく無理やりやらされている』と家族側から言われたこともあります。

そのときは、その旨を医師へ報告し再度、病状説明を行うことになりました。

医師は何度も時間を割いて病状を説明できることはできないため、家族の理解度によって説明をするように看護師からお願いしたり、また病状説明の場の雰囲気を和やかにするような配慮も必要です。

病状説明の際に、記録をし医師が説明をした内容や患者の反応を残しておくことも必要です。

また、先生も完璧ではないので自分の出張の日程を忘れてしまい面談や検査予約を入れようとしたりするので先生の日程をあらかじめ把握しておくことも必要です。

『明日は11時と15時に面談が2件入ってます』や『○日~日まで出張なので、早めに面談設定しましょうか?』などど伝えておくと親切かもしれません。

患者の行動を把握する役割

患者の状態を知らなければ医師は対応が出来ません。患者を常に看ることが出来るのは看護師であるため、医師に患者の状態を的確に報告し観察する役割があります。

亜急性期~回復期病棟での看護師の役割

患者の目標を明確に伝える役割

在宅や施設など退院先によって対応が異なるため、患者の目標はどこなのかを医師に明確に伝えることが必要な役割の1つとなってきます。

患者は『自宅へ帰りたい』と話していても、家族は『一人で何もかもできる状態じゃなければ在宅は無理です』と答えるケースがよくあります。

双方の気持ちとPT・ST・OTのリハビリの状況を医師へ報告し、回復できる程度なのかどうかをともに考え、家族と患者が良い関係で生活ができるように援助していく必要があります。

また施設を考えている方へは、施設入所の条件をクリアできるのかなどMSWとの情報も共有し、医師と調整をする必要があります。

薬剤や副作用、入院中の患者の報告をする役割

回復期病棟では大きな治療というものはありませんが、薬剤の変更などはあるため状況を報告する必要があります。

経口摂取が困難な患者が低栄養状態などによって経腸栄養剤の変更があります。栄養剤の変更により、便が緩くなってしまうことがあります。

寝たきりの患者はスキントラブルの発生リスクも高くなるため、便の性状や体重の管理が必要です。

病棟の栄養士の考えと医師の考えが異なる場合もあるため、適切な栄養を提供できるように調整する役割があります。

また、嚥下障害がある方など誤嚥性肺炎となるリスクが高くなるため痰の性状やバイタルサインなどの細かな状況を報告する必要があります。

リハビリの進行状況の報告をする役割

リハビリの意欲が高すぎて、余暇の時間にリハビリを頑張りすぎて患側を痛めてしまう方や、リハビリが思うようにいかずリハビリをしなくなってしまう方もいます

そういった状況をリハビリスタッフから情報提供をしてもらい、医師へ報告する必要があります。

痛めてしまった場合は薬剤の必要性があるのかどうかを診察してもらい、今後のリハビリをどうするのかなど医師へ指示を仰ぎリハビリスタッフへ伝え今後のリハが効率よく進むように調整する役割があります。

カンファレンス・病状説明の設定をする役割

急性期病棟でも述べましたが、病状説明を患者と家族の意向を聞きセッティングする役割があります。

脳卒中専門病院で働く看護師の患者に対しての役割とは何か?

急性期病棟での看護師の役割

医師の指示の下、治療と診療の補助を行う役割

適切な治療が行えるように援助する役割があります。事前に医師から説明があっても、点滴や検査を行う場合は目的や大まかにかかる時間などを説明し、すこしでも不安が軽減するように説明をします。

また、翌日の検査の日程や、当日の検査などの予定も事前に伝えることで看護師が訪室した時に,患者が部屋に不在とならずスムーズに業務が行えるので伝えておくといいでしょう。

患者へ精神的なケアを行う役割

麻痺の症状が出てしまった患者は、仕事復帰が出来るのか、車の運転は出来るのか、家事は出来るのか、などさまざまな不安や今後に対する希望があると思います。

家族側は、介護が必要となるのか、仕事が出来るのかなど今後の生活に対しての不安を抱きやすいです。治療とリハビリを行うことで回復の見込みがあることを伝えてあげ、回復への意欲が軽減しないように援助する役割があります

また、リハビリをやればやるほど良くなるといった考えをする方もいますが、失われた機能を元通りに戻すことは出来ません。

残存機能の維持と失われた機能を補えるようなリハビリを行ない、元通りの生活に近づけるといった正しい知識を示していくことも必要です。

生活の援助をする役割

傷害された部位にもよりますが、麻痺の症状が出ると日常生活において自力で出来る部分が少なくなる方もいます。

片麻痺の患者さんを例にして排泄動作について説明をします。

『トイレまで行く→着衣を脱ぐ→便座にすわる→排泄をする→ペーパーを切る→陰部を清拭する→着衣を整える→流す→トイレから出る』の行動を片手でしなければいけません

出来る部分も人それぞれ異なりますし、自分でやりたいという気持ちを尊重した生活の援助をする役割があります。

時には、麻痺が受け入れられず麻痺をした状態での動作が面倒になってしまい投げやりになってしまう患者もいるので、そういったときは無理に促さず、看護師がやってもいいと思っています。

継続的にリハビリが受けられるように援助してみてはいかがでしょうか。

患者の指導・教育をする役割

脳卒中にもさまざまな分類があり、脳出血、アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞、心原性脳梗塞などがあります

検査によって病名の診断がでるので、医師から患者の病名が告げられた際に患者に向けた説明と教育をする役割があります。

生活習慣病が引き金となっていることもあるので、高血圧・糖尿病・高脂血症などの説明を行ったうえで、病前の食生活の見直しや今後の食生活を改善するためにどんなことが必要なのかなど栄養士とともに考えて援助していきます。

亜急性期~回復期病棟での看護師の役割

回復期病棟に入院となるとリハビリ目的となるため、入院期間が1ヶ月~3ヶ月程度と長期に及ぶこともあります。

日常生活の援助、医師の指示の下で治療の援助、患者の指導と教育の援助などの役割を行いながら、回復期病棟では退院後の生活について重点を置いたケアが必要となってきます。

リハビリ看護をする役割

患者に合わせたリハビリを提供していきますが、患者の意欲や状態によって進行状況や回復の程度が異なるため患者の状態を理解しリハビリが円滑に行われるように援助する役割があります。

たとえば、杖や装具を着けて歩行練習を開始したりすると、下肢の痛みを訴えたりすることがあります。

また患側の管理が不十分で片手症候群などの症状も出現しやすいため医師へ報告をし診察をしてもらうなどの対処が必要です。

言語障害の患者へは識字の練習ができるような用紙を渡すなどすると、リハビリの時間以外でも練習ができるので渡してあげるといいと思います。

嚥下障害の方へは食事の食事形態が食べやすいかどうか、むせこみはないかなどの観察をして栄養士やSTと情報を共有し適切な食事形態が提供出来ているかを把握することも必要です。

退院後の生活への援助をする役割

退院後の生活場所が施設なのか自宅なのかによって看護師の役割は大きく変化します。

施設へ退院後すぐに入所できるところは少ないため、施設入所待ちとなるケースがあります。

施設へ入所するにも要件がそれぞれ異なるため、入所できる条件を満たせるように医師と相談し患者と家族へ説明が必要です。

施設入所が決まっても、患者の容態が変化すると入所は出来なくなってしまうため予定の退院日に退院が出来るように合併症の予防が重要となってきます。

退院後の生活が在宅が拠点となる場合は、後に述べますが自宅改修が必要となる場合もあるため自宅の状況を患者に細かく聞き、安楽に生活できるような環境を整える必要があります。

介護をする家族が『排泄は世話をしたくない』と言うのであれば、トイレ動作の獲得を目指してリハビリをするように患者とともに目標設定をし日々の援助に結び付けていくことも必要です。

脳卒中専門病院で働く看護師の患者の家族に対しての役割とは

急性期病棟での看護師の役割

家族の不安の有無や疲労感の有無を聴取する役割

入院が決まった患者は不安の中で治療が開始されますが、家族も同様です。

患者が今後どうなってしまうのか、仕事はできるのだろうか、介護が必要となってしまうのかなどさまざまな不安を抱えることでしょう。

家族は自分のことを後回しにしてしまいがちのため、家族の健康状態や不安内容を看護師側から聴取し家族の状態を把握する役割があります。

柔軟に対応する役割

患者の家族は入院が決まるまで医療事務や医師に対して同じような質問の返答をし、同じような書類にサインを幾度もする必要があります。

私の体験ですが、入院が決まり家族にアナムネーゼをとろうとした際に『なんど同じ質問をするんだ!また書類にサインを書かないといけないのか!こっちは仕事を抜け出してるんだ』と大声を出されたことがあります。

そのときは家族へ一言お詫びをいれ、後日でも良い書類を後回しにして対処をしました。

家族の時間的都合を考慮し柔軟な対応をすることは看護師と家族の関係性を構築する上でも効果的な役割となるため実施していくと良いでしょう。

亜急性期~回復期病棟での看護師の役割

患者を取り巻く環境を観察する役割

入院期間が長くなることで患者は看護師に本音を伝えるようになり信頼関係が深まることが出来たり、患者を取り巻く家族の関係なども垣間見ることが出来ます。

患者家族の関係を観察することは在宅介護をする人の知識や体力、金銭的な問題の有無、在宅で介護が出来る住宅環境なのかを把握する役割があります。

自宅が古い、もしくは麻痺の程度によって改修が必要の場合があります

浴室やトイレ、玄関など車椅子や杖をついて歩けるのかなど家族へも自宅の状況を説明してもらう必要があります。

退院指導と介護指導をする役割

退院後の生活が施設・在宅のどちらに決まるにしても介護保険制度や介護度の申請、施設申し込みなどさまざまな手続きが必要となってきます。

介護保険制度の内容の説明や、手続きの仕方などはMSWが家族へ直接説明してくれますが、看護師も同様の知識を得ていたほうが対応がしやすいため、ぜひ学んでおくと良いでしょう。

退院先が在宅となる場合には在宅生活へ向けて患者の指導が必要です。

在宅で経腸栄養をする方、インスリンを打つ必要がある方、オムツの交換をしなければならない方などさまざまな状態で自宅へと戻られます。

そういった患者を家族が迎えるために、家族ヘもインスリンの打ち方や栄養剤の注入の仕方、おむつ交換や体位変換の技術を指導していく役割があります。

脳卒中専門病院で働く看護師の理学療法士と作業療法士に対しての役割とは

急性期病棟での看護師の役割

その日の容態を報告する役割

リハビリは医師からリハビリの指示が出ると開始となります。多くのリハビリスタッフがリハビリ前後でバイタルサインの測定をしています。

理学療法士の役割を発揮できるように事前にその日の体調や注意してほしい点などを知らせておくとPTやOTもリハビリをしながら配慮することが出来る為、報告しておいたほうが良いでしょう。

患者の行動を共有・把握し、リスク対策を行う役割

入院後に、せん妄状態となり、ベッド柵を乗り越える、麻痺があり思うように歩けないのに歩こうとするなどの行動が見られる方がいます。

看護師だけで転倒転落対策の環境調整を行うのではなくPTやOTと一緒に環境調整をすることで、現時点での問題点を踏まえた上での環境調整ができるため転倒対策を深いものとすることができます。

またリスクを共有することで、コメディカル全員がリスク軽減につながり、安全意識を高め質の高い医療を維持する役割へとつながっていきます。

今後の方針について情報共有する役割

患者の身体的問題や精神的問題、社会復帰に関することについてなどの情報を共有する役割があります。

急性期治療は大まかに2週間程度ですが、そこで一度カンファレンスをしてPT・OTと情報提供を行うといいと思います。

退院ができる状態なのか、リハビリ継続が必要なのかを情報交換し医師へ報告をすると今後の方針が決まりやすいと思います。

亜急性期~回復期病棟での看護師の役割

家族の思いや患者の思いを代弁し、共有する役割

回復期病棟では、急性期のカンファレンスで問題点や今後のリハビリの目的を明確にした上でリハビリが開始されます。

ある程度患者の容態が落ち着いたため、リハビリの回数が増えたりすることもあると思います。

日々リハビリをする中で、患者はPT・OTに直接言えないことを看護師へ伝えることもあります。また家族から家屋の状況や退院先などの情報を得ることもあります

そういった情報を共有することでリハビリも具体的に進む場合もあるので、情報共有の役割は必要です。

ADLの状況の確認とリスク対応をする役割

車椅子一部介助レベルであった患者が、リハビリを進めるうちに車椅子自立レベルに状態が改善する場合がよくあります。そういった場合、患者が自分の能力を過信することがあり転倒の頻度が多くなります。

PT・OTと共にリスクを共有し転倒対策を行うことが必要です。

歩行の見守りが必要な方がいるとします。看護師が歩行の見守りをしていく中で、ふらつきもなく歩けており、見守りの必要がないと思えた場合は数日観察した上で、リハスタッフにADLの状況を伝えてみることも必要です。

患者の多くは『一人で出来るようになりたい』『いちいち看護師を呼ぶのは気が引ける』と考えている方が多いため、自立レベルとなると患者は成果として実感できるようになるため笑顔が増えるきっかけとなります。

それに伴い、着替えや排泄動作などの行為がどこまで改善していってるのか、どこを介助したらよいのかなどはこまめに情報を提供してもらい看護師が効果的な援助へつながるようにする役割を担っていくと良いでしょう。

脳卒中専門病院で働く言語聴覚療法士に対しての看護師の役割とは

急性期病棟での看護師の役割

食事摂取状況の観察をする役割

STが勤務している場合は、入院してから医師の指示が出たらすぐに患者の嚥下レベルの評価をしてもらう必要があります。適切な水分の量や食事の形態を決めてもらうためです。

指示された食事を提供する際は必ず、食事摂取状況を観察し、問題があればSTへ報告し再度評価してもらうようにします。

言語障害により食事摂取の状態をうまく伝えられない方や、食事形態が変わることで食事の見た目が変わり食欲が低下する方もいるため、細かな患者の状態をSTへ伝えるといったことが大切な役割です。

患者のストレスの有無を共有し合う役割

言語障害がある方は自分の話し方が気になり、会話をしたがらない方や会話をあきらめてしまうことがみられます。会話をしたがらない方にはSTへ患者の状況を伝えると良いと思います。

STから『今日のリハビリは少し難しい訓練をしてしまったから、元気がないかもしれません』といった言葉を看護師にかけられると対応しやすいのと同じで、看護師からもSTへ伝えてみてはいかかでしょうか。

言語障害がある方はストレスを吐き出すといったことが難しくなってしまう方もいます。患者の状態を共有しリハビリを継続的に受け入れられるようにする役割があります。

回復期病棟での看護師の役割

食事摂取状況の観察をする役割

回復期病棟でリハビリを行ない、嚥下機能が改善され食事の形態が変化することもありますので、その際は急性期の際と同じように食事の摂取状況などの観察をしSTと情報共有をする役割があります。

患者の目標の共有とリスクへの対応をする役割

私の経験を話すと経口摂取は不可能で経鼻カテーテルから栄養を摂取している方がいました。

本人と家族の強い希望でリハビリを行ない、毎食は食べれないけど週に1度のご褒美といった形での経口摂取が出来るまでとなりました。

それまでの過程では、嚥下訓練中は看護師が付き添い吸引をする、リハビリがない時間でも自室で看護師が同席の下、リハビリを行う必要がありました。その際は、STから注意点や患者の反応などの情報を共有していました。

嚥下障害を抱えると肺炎のリスクも高まるため、STと問題点を共有し改善できるように援助していく役割があります。

脳卒中専門病院で働く看護師の同僚看護師対しての役割とは

急性期病棟での看護師の役割

挨拶と感謝の言葉がけをする役割

急性期病棟では、入院が入ると入院患者の対応に人員と時間がかかります。

もともとの入院されている患者の対応などに迫られ、またその中で急変などの対応も必要となる場があるため少ない人員の中でミスがないように仕事をこなすため、ピリピリした雰囲気となる場合もあります

看護師同士で配慮しなければいけないことは、どんな職種でも挨拶や言葉がけなどではないでしょうか。

自分の仕事をやってもらったり、お願いしたりすることも出てきます。

そんな時は『ありがとうございます。とても助かりました。』と感謝の言葉を述べたり、自分が少し時間にゆとりがあるときは周りの人の仕事を手伝ったりチームとしての役割を明確にして行動をすると良いと思います。

受け持ち患者のサマリ作成や退院準備を自分でする役割

ベッド調整などの兼ね合いから急に転棟となる場合やその日のカンファレンスで退院日や転院日が決まることがあります。

時間に余裕がある場合などでもサマリなどは入力できる部分はしておくと焦って記入することが少なくなりますし、プライマリーナースとしての役割をきちんとこなすことでチームの業務が円滑に進みます

自分が不在の日に同僚看護師が受け持ちとなった場合は、その人がサマリ等の準備をしなければならず、多大な時間を要し迷惑がかかるからです。

亜急性期~回復期病棟での看護師の役割

患者の目標、問題点の共有をする役割

回復期病棟での看護師の仕事は日常生活援助が主となるため、トイレのナースコールなどが頻繁にあります。

その際も自分の仕事だけをするのではなく、ナースコールに対応したり、みんなで仕事を終わらせるなどの対応をすると良いと思います。

また、回復期病棟では患者一人一人の目標が異なります

たとえば車椅子操作の自立を目標としている人や排泄動作を練習中の人など目標にあわせてADLも異なるためADLにあわせた対応を看護師内で共有する必要があります。

チームや病棟が1つとなって患者が望む状態に持っていくためには、患者の情報と目標を共有し看護実践するという役割が大切です。

まとめ

脳卒中専門病院で働く看護師の役割について職種ごとに述べてきました。

医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、それぞれに対しての役割を最大限に発揮しながら患者を中心としたチーム医療を提供していくことが出来ます。

脳卒中専門病院以外で働いたこともありますが、私は脳卒中専門病院はチーム医療の良さを実感することができたと思っています。少しでも脳卒中専門病院に興味を抱いたのなら転職サイトへ登録してみてはいかがでしょうか。

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執筆者情報

ナースの非常口編集部
ナースの非常口編集部
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