看護師3年目の転職を考えるきっかけの悩みと解決できる職場
更新:2023/04/11
[転職]看護師3年目で転職を考えるきっかけって何でしょう?
3年目だと1人で仕事をこなすことができ、看護師として少しずつ自信を持ち始めたころではないでしょうか?
一方、後輩看護師が入職してそのプリセプターを任せられたことによる悩みや、3年目でも仕事ができないと悩む時期でもあります。
また看護師3年目は結婚など人生の中でも大きなイベントがある時期でもあります。
家庭を持つことで今までとは違う生活になり、「もっと家庭を大切にしながら働きたい」と転職を考えるきっかけになるかもしれません。
ここでは様々な悩みを持つ時期の看護師3年目と、転職にスポットを当てていきます。
この記事の内容はこれ!
看護師3年目で転職したいと思うきっかけ、人間関係の悩みとおすすめの転職先
看護師3年目で転職を考えるきっかけにはいろいろなことがあります。
その中でも人間関係の悩みは多くの看護師が抱えるものです。
人間関係の悩みはストレスにつながり、「仕事に行きたくないな、転職したいな…」と考えてしまいます。
そんな悩みを抱えたまま仕事をしていても集中できずにミスが多くなり、先輩看護師からの指導も厳しくなってしまうかもしれません。
3年目の看護師は先輩看護師と後輩看護師との板挟みになる時期でもあります。
先輩看護師からは「新人看護師(2年目の看護師)をしっかりと指導して育てて!」という期待とプレッシャーをかけられます。
一方、後輩看護師からは先輩看護師の悩み、仕事に対する悩みなどを相談される存在になり、その板挟みとなってしまうことがあります。
先輩看護師からは「3年目なんだから自分のことは自分でして、後輩看護師をしっかりと指導しなさい」と言われるのも3年目の時期です。
そんな先輩看護師と、指導する後輩看護師との関係性が良くなければ悩むことになります。
また新人看護師のプリセプターをする時期でもあります。
看護師として3年目であるもののあなた自身が看護師として完璧に仕事ができるとも言えません。
プリセプティーとの関係性が悪くなる理由にもなりますよね。
人間関係の悩みがない職場は仕事へのやる気も変わる
人間関係が良いところで働くと自然と仕事が楽しく感じるようになります。
また仕事に対するモチベーションを上げることもでき、「看護師になって良かった」と思えるようになるかもしれません。
しかし転職前に実際の人間関係を十分に確認することは難しいです。
転職先を探す際、事前に確認できるのは看護師のメイン層の年齢や雰囲気(忙しくてバタバタしているが、協力して仕事をしているため、イライラしている人は少ないあるいはピリピリしている人が多いなど)くらいです。
その部分は落とさずに確認をしておきましょう。
おすすめの転職先は看護師の人数に余裕があるところ
人間関係で悩まない職場は正直ないと言えます。
看護師の人数を事前に確認することはできますが、配置がどうなっているのかを知るのは難しいかもしれません。
しかし忙しくて新人看護師が当たられるということを避けるためには、看護師の人数が多いところを選ぶようにしましょう。
特に急性期では患者さんの状態変化や入退院などにより忙しくバタバタしています。
そのため、看護師の人数が少なければピリピリして当たられてしまいます。
そのため、急性期はもちろんですが、転職先を選ぶ時には看護師の人数に余裕があるところを選択するということを意識していくようにしましょう。
また業態的にも看護師が働く中で余裕を持って働けるとしたら、回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟などの看護と介護が分業しているところになります。
急性期はどうしても看護師の人数が多くても患者さんの医療的なケアが多くなり、命に係わる状況もあるため緊張感もあり、ピリピリしがちですが、上記のような病棟では医療的ケアよりも日常生活のケアやリハビリが中心となりますのでその病棟に配置されている看護師の人数が多ければ、バタバタ感が少なく、ピリピリして当たられることが少なくなると考えられます。
結果、人間関係も良好であるところが多いでしょう。
新人看護師として対応してもらえるのかどうか
またあなたが看護師として丸2年の経験がある3年目の看護師であったとしたら即戦力としての扱いを受けることもあるでしょう。
もしかしたら「できるよね」と思われてしまい、その職場では新人看護師なのにすぐに独り立ちさせられることもあるかもしれません。
そうなると転職前のプレッシャーにもつながってしまいます。
また経験者として転職した場合、その職場での新人看護師である故に後輩看護師の存在がなくなります。
看護師経験年数で後輩看護師という人もいますが、その職場では先輩看護師になりますよね。
そのため先輩看護師からは「できるよね」と期待され、看護師経験的な後輩看護師からは「この人、意外とできないんだ」と思われることもあるでしょう。
もちろん、求められている期待に応えられる度量があれば問題ありません。
おすすめの転職先は相談できる看護師がついてくれるところ
2年目、3年目の看護師の中には新卒と同じような対応をされるのも困るという方もいますよね。
そうならないためには自分ではどのような経験をして、どの看護には自信があるということをあらかじめ伝えるようにしましょう。
そうすれば経験したことがない部分だけフォローをしてくれるなどの柔軟な対応をしてくれます。
またどの部分にフォローが必要なのかというのも前もって伝えておくと、転職先でも関わり方を検討してくれるはずです。
そして不安が大きいという方はしばらくプリセプターのような相談できる看護師がついてくれるところがおすすめです。
急性期への転職を希望する時にもこれを意識していくと、転職先でも不安なくやっていくことができます。
また転職先で同期と比較されるのが不安という方には慢性期患者さんを対象としている病院や、介護施設が狙い目です。
慢性期患者さんが多いところは医療的処置があっても難しいものがなく、基本的なものだけで対応できるところが多くなっています。
また介護施設では基本的に健康管理が主な業務であり、比較される看護師もほとんどいません。
看護師3年目で転職したいと思うきっかけ、仕事上の悩みや願望とおすすめの転職先
看護師3年目で転職をしたいと考えるきっかけ別に、おすすめの転職先を挙げてみたいと思います。
看護師3年目だけど仕事ができない
看護師は3年経験して一人前の看護師として自立する、と言われています。
ということは看護師3年目のあなたはもうすぐ一人前の看護師になろうとしています。
しかし3年目だからと言って仕事が完璧にできるわけではありません。
同期の看護師と比べてしまうまたは比べられてしまうこともあるでしょう。
また後輩看護師のできが良く、比べられてしまうこともあります。
そうした時に「自分は仕事ができない」と感じてしまい、悩んでしまいます。
そして今の仕事を辞めて転職しようかなと思うきっかけにもなります。
仕事ができない時にはスキルアップできる職場がおすすめ
3年目の看護師で丸2年の看護経験があるとはいえ、転職先では新卒看護師も含め同期となります。
自分と比較して新卒は仕事ができないと思っても、その職場での経験がある分、もしかしたら動きが良いかもしれません。
そうした時に、新卒から「前職の経験があるのに…」と思われないようにするためにはあなたのレベルに合ったところからスタートできるところを探しましょう。
もし3年目の看護師でも、自分が2年目程度のスキルしかなくて不安と思うならそのレベルから始めるようにすると安心です。
レベル別の教育に力を入れているのは急性期病院が多いです。
そのため、看護師としてもっとスキルアップしたいと思っているあなたにはおすすめです。
急性期での経験はどこに転職しても生かせるものばかりです。
ちなみに急性期の経験がある時は採用されやすいことが多いです。
忙しさも考えると規模がそれほど大きくない病院を選ぶことをおすすめします。
看護師として他の看護も経験したい
看護師3年目になると新たな目標も出てくる時期です。
仕事にも慣れてきて周りを見る余裕が出てくる時期でもあり、「やっぱり違う看護も経験したい!」という思いを持つ時期でもあります。
そうした時に今働く場所でそのやりたい看護が経験できないのであれば転職を考えることになります
やりたい看護ができる職場を探して配属希望を出す
他の看護も経験をしたいという願望を持っている方はそのやりたい看護ができる職場を探して、面接の際にその部署への配属を希望するようにしましょう。
例えば急性期の経験が無く急性期の看護がしたいと思うのであれば、消化器外科や整形外科などの外科系がおすすめです。
また外科系の経験があって急性期に関わりたいけど、外科系が苦手という、場合には循環器内科もおすすめです。
心疾患を抱えている患者さんが多く、急な症状変化などもあるため、勉強になります。
もし急性期の経験があるけど、もっと患者さんと関わりたい、バタバタしない職場がいいという時には回復期リハビリテーション病棟がおすすめです。
日常生活の中のリハビリがメインとなりますので、退院後を見据えた生活援助をしながら、患者さんとの関わる時間も多くありますよ。
また急性期の中でも規模が大きくない病院だと重症の方が少なく、適度に急性期の看護を経験しながら、患者さんのケアをゆっくりできる環境なので急性期に関わり続けたい場合はおすすめです。
看護師3年目で転職したいと思うきっかけ、結婚・妊娠の悩みとおすすめの転職先
看護師3年目だと結婚を考える時期でもあります。
年齢にすると25歳くらいになりますので、結婚したいと思っている方も多いでしょう。
また「早く子供が欲しい」と思っている方の場合、看護師3年目で妊娠することもあります。
そうした場合、看護師を続けていくためにはどうしたらいいのかなという悩みになります。
看護師の世界は女性が圧倒的に多いものです。
そのため結婚や出産、子育てのために今の職場では両立できないとなった時に転職を考えるでしょう。
また妊娠をして子育てをすることを考えた時に、子育て支援が充実しているところへの転職をして、子育てと看護師の仕事を両立させたいと考えることも転職を考えるきっかけとなります。
おすすめは日勤のみや子育て支援がしっかりとしているところ
結婚や子育てなどにより仕事と家庭を両立させたいと思っているのであれば、日勤のみのクリニックや子育て支援がしっかりとしているところがおすすめです。
「看護師3年目でもクリニック、大丈夫なの?」と思った方もいるでしょう。
クリニックの求人の中には「外科経験ある方優遇」「経験者歓迎」となっているところも多いため、あなた自身の経験を生かして働くことができるところも多くあります。
また女性が多い看護師の世界では、子育てをしながら仕事と両立させるための子育て支援に力を入れている職場も多くなっています。
託児所や保育園が完備しているところ、24時間保育可能なところ、病児(病後児)保育をしているところなどを選ぶと、子育てと仕事を両立することができますよ。
介護施設もおすすめです。日勤だけのところがほとんどであり、難しい看護処置も必要ないところが多いので、看護師3年目でも業務をこなすことができますよ。
しかし看護師の数が限られていますので、急な休みなどに対応できないところもあります。
看護師3年目で転職したいと思うきっかけ、待遇の悩みとおすすめの転職先
看護師3年目で転職を考えているあなた。
とは言え、お給料については少しずつ昇給もしているでしょう。
でも、雀の涙ほどの昇給額ではありませんか?
中には昇給がない、新卒の頃と同じ給与という方もいるかもしれません。
またボーナスが少ない、サービス残業が常態化しているなどの待遇の悪さも転職を考えるきっかけになります。
ちなみに看護師3年目の月収は、約29万~32万程度ですので年収にすると約350~410万円+ボーナスとなります。
この年収の悩みは看護師3年目の貯金ができないという悩みにもなるかもしれません。
もしかしたら看護師3年目だし、自立したいと思っているかもしれません。
しかし自立した生活をするための年収がなければ、自立できずに実家で暮らし続けるということになるかもしれません。
また結婚に向けての貯蓄をしたいと思っていても収入が少なければカツカツの生活になり、貯金にまで回せなくなりますよね。
それは大きな悩みになります。
給料が高いところへ転職をする
給料が高いところに転職したいという気持ちは誰でもありますよね。
転職をする人たちは少なくとも今の職場よりは高いところを求めるのが当たり前です。
中でもあなたの経験を加味した給料を支払ってくれるところがおすすめです。
しかし中には給料が多いが忙しいというところもありますので確認必須です。
まとめ
看護師3年目の転職と悩みにスポットを当ててきましたがいかがでしたか?
中には3年経つまでは頑張って看護師4年目で転職をすると決めている方もいるかもしれません。
人間関係の悩みを抱えて転職をするときには「次は人間関係の良いところに行きたい」と思いますよね。
しかし実際に病院を見学したとしても内部の人間関係まで確認することができません。
スキルアップのための転職を考えた時、どの病院が教育をしっかりしているのかということを知りたくても細かいところまでは分かりません。
やりたい看護をしたい時にもその部署に配属されるかどうかの不安も持ちますよね。
年収も同様です。
求人に書いてある条件よりも多くの給料を希望してもなかなか言えないですよね。
子育てしながらでも看護師の仕事を続けたいと思っている場合でも実際に託児所に預けることができるのかということは採用になった時にしか教えてもらえないことが多いですよね。
こうしたことを解決するために役立つのが転職サイトです。
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またやりたい看護があるなどの条件に対してもその部署に配属してもらえるよう交渉してくれます。
もちろん、年収についてもあなたの希望に沿うよう転職コンサルタントが交渉してくれます。
また人間関係が良いところへの配属のためにも交渉してくれますよ。
1人ではなかなかその求人先の実際の勤務環境を知ることはできませんが、転職コンサルタントは先に入職した看護師から実際の人間関係や勤務の状況などの情報を得ています。
そのため転職した後のギャップが少なくなります。
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