男性看護師は男ならではの悩みもあるが将来性抜群!その数が増加中
更新:2023/03/30
[転職]男性看護師の数が増加しています。
日本看護協会の調査でも男性看護師の数が増加している結果が得られており、病院などでも積極的に男性看護師の採用を進めるところもあります。
一方、実際に男性看護師として働く中で悩みも持っています。
男性看護師の現状と活躍できるところ、将来性などについてまとめていきます。
この記事の内容はこれ!
男性看護師は増加中
男性看護師の数が増加しているのは日本看護協会の調査でもわかっています。
2004年末の男性看護師は38,028人でしたが、2016年末には84,193人となっており、約46,000人増加しています。
男性看護師の看護師全体の中での割合も増加している
病院に行くと男性看護師をよく見かけるようになりました。
実際の看護師全体の中での男性看護師の割合は6.4%となっています(2014年度)。
2006年度は4.5%だったことを考えると男性看護師が増加していることが分かります。
男性看護師の就労場所で最も多いのは病院である
看護師が働く場所は病院から介護現場など幅広くあります。
2014年度末の男性看護師の就労場所の調査結果によると男性看護師が最も多く働いているのは病院で66,600人、診療所が1,889人、介護系の職場で3,275人となっています。
男性看護師の活躍の場は広く、将来性も高い
男性看護師の数はまだまだ少ないのですが、看護師の人手不足もあることから男性看護師の需要も高く、そのため男性看護師の将来性は高いと言えます。
男性看護師の需要が高いのは
- 精神科
- ICU
- 救急外来、救命救急センター
- 整形外科
- 手術室
となっています。
ICUや救命救急センターでは重症患者さんが搬送され、高度な治療をすることが多いため、医療機器を操作することもあり、そうした環境に悩みや抵抗感を感じない男性看護師が活躍しています。
またICUや救命救急センター、手術室では急な残業や呼び出しが生じることがあり、子育て中などの女性看護師は対応することが難しい状況です。
そうした時にすぐに対応できる男性看護師が多いため、こうした現場で活躍をしているのです。
整形外科では足の骨折などで移動時に介助が必要な方が多いため、力仕事ができる男性看護師が活躍できる場です。
精神科では精神疾患による症状で暴力をふるう患者さんもいます。
そうした時に女性看護師では対応できず、男性看護師の力が必要になります。
特に女性看護師ではつらい力仕事はもちろん、寝たきりの方を動かす、介護が必要な方のサポートをするなど、腰を痛めやすい仕事では男性看護師が活躍しています。
実際、こうした患者さんが多い病院では男性看護師を積極的に採用をしていますので、特に将来性が期待できる職場と言えます。
さらに男性看護師の数が増えてきた今、活躍の場は産婦人科を除く幅広い診療科になっています。
ですから全体的に、男性看護師の将来性は明るいものと言えます。
一方で、男性看護師ならではの悩みもありますよね。
そして悩みとあわせて気になる年収ですが、男性看護師と女性看護師と違いがあるのかも合わせて確認していきます。
男性看護師の年収は36歳モデルで約512万円
看護師になろうかなと思っている男性や、実際に看護師として働いている男性にとって最も気になるのは年収ではないでしょうか?
ここでは厚生労働省の平成28年度賃金構造基本統計調査から分かる年代別の男性看護師の給料の平均を確認していきます。
勤務先の職員数や経験年数によって年収は変わってきますが規模100人~999人の場合、
- 20~24歳 約350万
- 25~29歳 約394万
- 30~34歳 約430万
- 35~39歳 約469万
- 40~45歳 約491万
となっています。
なお、同じ規模の勤務先の女性看護師の場合、
- 20~24歳 約340万
- 25~29歳 約387万
- 30~34歳 約403万
- 35~39歳 約427万
- 40~45歳 約452万
となっており、男性看護師が女性看護師よりも年収が多いという結果になっています。
男性看護師は女性看護師のように結婚や出産などのライフステージに合わせた勤務の変化がほとんどないため、継続して経験を積み、年収UPにつながっていると考えられます。
男性看護師の悩みは職場内の人間関係から患者さんとの関係まで幅広い
男性看護師ならではの悩みは、職場内の人間関係から患者さんとの関係まで幅広いものです。
最も多い悩みは女性社会での人間関係
男性看護師の悩みで最も多いのは女性社会における男性看護師の存在価値を見出せないことです。
女性が多いため、力仕事や雑用を任されることが多い反面、「男性だから」という理由で仕事で活躍できる場面が少なく感じて悩みを抱えている人が多いようです。
看護の仕事以外をしたくないと言うと人間関係が崩れてしまうというリスクを感じ、なかなか言い出せないのもつらいですよね。
女性患者さんとの関係性の悩み
看護師が働く場には患者さんなど相手がいます。
同性の方も異性の方もいます。
女性看護師は男女関係なく患者さんと良い関係を築けるのですが、男性看護師の場合には女性患者さんに距離を置かれてしまうという悩みがあります。
これは排泄や入浴介助は特に気にしますよね。
しかし男性看護師から女性患者さんに「変わりましょうか?」と確認することで「女性の看護師さんと変わってください」と言いづらい患者さんもほっとします。
言う側の男性看護師はつらいかもしれませんが、いい関係を作るにはこうした配慮も必要です。
2chにおける男性看護師の実際の悩みの様子
ネット上に2chという大きな掲示板があります。
そこに書き込まれている男性看護師が様々な質問に答えています。
その中には男性看護師の悩みである女性患者さんとの関係について書かれていました。
男性看護師側から「女性看護師に代わりましょうか?」と確認する、若い女性患者さんの場合には最初から女性看護師に担当してもらうなどの配慮をしているとのことでした。
また医師に対する感情についての書き込みもありました。
医師に対して尊敬をしており、関係性が悪くなることはないとのことです。
きっと医師は男性が多く、患者さんたちも男性看護師に対して「医師じゃないの?」と聞くこともありますが、そこは特に気にしていない男性看護師が多いようです。
男性看護師が心苦しくなる場面として女性患者さんから「トイレに連れて行って欲しい」という依頼をされた時が挙げられています。
これは、ナースコールで看護師を呼んだら男性看護師が来たシーンですが、女性患者さんも抵抗があると考え、女性看護師に交代するその時間、患者さんを待たせることになり、夜勤時に他の女性看護師がケアに入っていてすぐに代われない時に精神的につらいと思っているとのことです。
また男性看護師に対して差別的な目があり、入職当初は悩みが多くつらかったが今では胸を張って仕事をしているとも書かれています。
女性看護師の中の男はモテる!しかし結婚できない職業のワースト10でもある!
看護師は他の職業と比べてもまだまだ女性社会ですよね。
そのため女性がほとんどの職場の中に男の看護師が入るとモテます。
取り合いになることもありますよ。
そういう意味でも、男性看護師には将来性があると言えます(笑)
でも男性看護師がモテるには性格や髪型にも気を付けることが大切です。
男性看護師、仕事ができるとモテる!
女性が多い職場の中に男性が入ってくるだけでも雰囲気がガラッと変わります。
その中でも特にモテるのは、仕事ができる男性看護師です。
看護師の男性でなくてもモテるのは仕事ができる人が多いですよね。
そしてイケメンでなくてもモテることが多いのが看護師なのです。
一緒に仕事をしている中で「この人と一緒に仕事をしていると安心できる」「頼りになる」と思われる人は仕事ができ、さらには周りにも気を配っているできる男です。
そんな人がいたら女子たちはその男性を「かっこいい」と思いますよね。
男性看護師がモテるには性格の良さや清潔感のある髪型が必須!
男性看護師の中でモテたいと思っている人がいるのであれば、まずは自分の性格がどうなのか、身だしなみなどはきちんとしているのかなど振り返ってみましょう。
モテるのが性格の良い男性というのは看護師に限ったことではありません。
そして悪い性格の人よりもモテるのは良い性格の人ではないですか?
そう考えると特に患者さんにやさしく接していて、周りに気配りができ、声をかけてくれるような人は、女性に好まれるでしょう。
また身だしなみにも注意しましょう。
看護師は白衣を着ていることが多いため、個性を出すには髪型なのですが、個性的過ぎてもモテません。
男性看護師の髪型であれば奇抜過ぎず、清潔感のあるものにしておけば間違いなしです。
男性看護師は結婚できない職業の中のワーストに入っているが…
実は男性看護師は「結婚できない職業のワースト10」に入っています。
男性看護師の悩みで「結婚できない」というものも多いのです。
「将来性はあるしモテるのにおかしいな…」と思う人もいますよね。
これは仕事をしている中で多くの女性と接していることで女性の本性を見てしまっていることが大きく関係しているようです。
確かに看護師の女性の中には男性がいないことで知らず知らずのうちに男性を幻滅させるような行動をしているかもしれません。
しかし、看護師の男性の結婚についていい話もあります。
男性看護師は比較的早い年齢での結婚をしているケースが多いです。
きっと職場内で気の合う女性を見つけて早めに結婚をするのでしょう。
女性の数が多いことは男性看護師にとっても好みの女性を見つけるには好条件です。
そのため結婚できない職業と言われているにしても、職場内の状況などによっては早めに結婚ができるとも言えます。
まとめ
ここまで男性看護師の悩みや将来性についてまとめてきましたが、いかがでしたか?
大規模な掲示板である2chでも「男で看護師やってるけど質問ないですか」というスレが立っています。
その中では実際に働く男性看護師が様々な質問に答えていますが、ネガティブなことばかりではありません。
やりがいをもって働いている男性看護師の様子が分かります。
またまだまだ少ない男性看護師のための日本男性看護師会もありますので、気になる方は検索してみてください。
看護師は他の職種と比較した時に年収が高めの職業です。
しかし女性社会でもあるため、男性看護師にとっては悩む場面も多くあるでしょう。
そうした時に看護師を辞めるのではなくその悩みを解決し、新しく働ける職場を紹介してもらえるのが転職サイトです。
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今ドラマにもなっているフライトナース、男性が活躍しています。
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万が一に備え、看護師転職サイトに登録しておきましょう!
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執筆者情報
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