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NICUの看護師の新人は他科より大変って本当?

公開:2017/11/24

[NICU]

NICUの看護師の新人

NICUの看護師になりたい方の中には NICUの看護師は赤ちゃんのお世話をしていて楽しそうだし、ラクそう!と思っている方もいるかもしれません。

しかし成人の病棟にはないNICUならではの新人看護師の大変さもあります。その大変さを今からご紹介していきたいと思います。

NICUの新人看護師は学んできた看護技術が生かせないことが大変

あなたは今まで大学や専門学校で授業や実習を通して、清拭や陰部洗浄などの清潔ケアや点滴や導尿などの医療ケアなどたくさんの看護技術を学んできたと思います。

成人の病棟に入職したなら、あなたが学んできたこれらの看護技術を入職してすぐから生かすことができます。しかしこれらの成人向けの看護技術はNICUではほとんど生かすことはできません

もちろん看護の基本の考え方は成人と同じですが、技術としては、NICUに入院している赤ちゃんたちはもっと繊細にケアを行わなければならないため、成人と同じ看護技術を使えるわけではありません。

なのでNICUに入職した新人看護師は新しく看護技術を学ばなければならないことが大変です。

しかし新しく学ばなければならないといっても、先ほどもお話しした通りNICUでも看護技術の基本の考え方は同じです。

なのであなたが知っている看護技術の応用ともいえますし、あなたがNICUの技術を身につけることはあなたの看護技術の幅が広がるということです。

NICUの新人看護師は先輩からの目が怖いことが大変

NICUでは一般的にオープンフロアと言って、病棟に病室があるわけではなく、広い空間に赤ちゃんのベッドとナースステーションなどの医療者の空間が混在しています。

そしてNICUの看護師は、成人の病棟のようにナースステーションで仕事を行い、ケアをする時に患者さんのもとに行くのではなく、勤務時間のほとんどの時間を赤ちゃんのベッドサイドで過ごします。

これはNICUが超急性期病棟でありながら、赤ちゃんは自分でナースコールを押すことができないため、看護師が常にベッドサイドで赤ちゃんの様子を観察しなければならないからです。

よって自分が赤ちゃんのベッドサイドで仕事をしているのが周りの赤ちゃんの受け持ちをしている先輩看護師から丸見えの状態になるのです。

一般の病棟では病室内で看護ケアや処置をしているので先輩看護師の目はありませんが、NICUでは自分の周りにいつも先輩看護師がいるのでその目が気になりますし、怖いと感じてしまうことが大変です。

しかし先輩も最初のうちは不慣れな新人看護師が気になり視線を確かに送ってしまうことがありますが、それはあなたのフォローや今後の成長のために見ているのですし、あなたが仕事に慣れてきたら、先輩からの目もなくなってくるでしょうし、むしろあなたが周りにいる先輩看護師の看護技術を盗み見て学んでいく番になります

NICUの新人看護師は不規則な生活リズムの中で体調管理をすることが大変

成人の病棟では、一般的に、日勤帯は7対1看護で夜勤帯は看護師3人で病棟全部の患者さんを看護します。しかしNICUでは日勤帯、夜勤帯に関わらず3対1看護を厳守しなければなりません。

よってNICUでは日勤帯も夜勤帯も働いている看護師の数がほぼ同数となっています。

なので成人の病棟の看護師の1か月の夜勤帯の勤務数が4~5回であることと比べるとNICUの看護師は夜勤帯の勤務数は8~10回と夜勤帯勤務の数が多くなっています。

夜勤帯の数が多いと、生活リズムを整えることが難しくなり体調管理が大変です。この不規則な生活リズムに体が慣れていかないと、睡眠不足になったり倦怠感や疲労感が取れず仕事に集中することが難しくなります。

しかしこの不規則な生活リズムにも慣れてくると、あなたは勤務シフトに合わせて睡眠をとるタイミングが分かってきたり、夜勤明けの時間でプライベートを充実させることもできるようになるでしょう。

それでもやはり不規則な生活リズムが続くことで体調管理が難しくなるようであれば、日勤専属や夜勤専属といった勤務体系を採っている病院もあるので師長さんや上司に相談してみましょう。

NICUの新人看護師は家族のケアもしなくてはならないことが大変

あなたが今まで実習で経験してきた病棟や勤務していた病棟では、患者さんを対象に看護ケアや退院指導などを行っていたと思います。しかしNICUに入院している赤ちゃんは退院後、ご両親にお世話してもらわなければなりません。

なのでNICUの看護師は赤ちゃんのケアを行うだけでなくご家族に対して赤ちゃんのお世話の方法や、医療処置を在宅でも行わなければならない時は医療処置の方法についても指導していかなければなりません。

しかしそれよりもNICUの看護師は赤ちゃんがNICUに入院している間に、ご家族が赤ちゃんを受け入れ赤ちゃんと向き合えるように精神的にサポートすることが大切です。

これはNICUの看護師としてとても大切なお仕事なのですが、ご家族の受け入れはご家族によって違うため、看護師もどのようにご家族と関わっていくのか難しい問題ですし、答えがないので大変なお仕事です。

特にNICUに入職したばかりの新人看護師だと、どのように関わっていったらよいのかわからず、なかなかご家族と深く関わっていくことは大変なことですが、先輩看護師に尋ねてみたり、実際に先輩看護師がご家族と関わっているところを見たりすることであなたの看護も広がっていくでしょう。

またカンファレンスなどで病棟全体としてご家族との関わりの方法について共有する機会もあるでしょうからそのような機会を利用することも大切です。

まとめ

いかがでしたか?

NICUは病棟の特性から新人看護師が、成人の病棟にはない、新たに学んでいかなければならないことが多く慣れるまでは大変な病棟ですが、NICUでしかできない看護や経験があるはずです。

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執筆者情報

ナースの非常口編集部
ナースの非常口編集部
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