手術室の看護師の志望動機は、どんなことにすれば良いの?
更新:2023/04/11
[手術室]手術室看護師を志望する動機って一体何だろう?実は、私も希望して配属されたわけではないので、動機と言われても…わからない!と一瞬思ってしまいました。
本当に、最初は絶対に無理、手術室看護師なんてグロテクスな仕事は絶対にできない。すぐに異動希望を出そう、いや、辞めて転職するしかない!と悶々と悩んでいました。
でも手術室看護師として勤務する中で、意外と私は手術室勤務が向いているのかもしれない。と思えるほど、意外なまでに楽しく刺激的な毎日を送ることになりました。
その、楽しくて刺激的な毎日と感じた理由を考えてみると、きっとこれは志望動機に繋がるはずだ!というキーワードがいくつか思い浮かんできました。
何となく手術室勤務がしてみたい。でも具体的な世界が見えなくて、自分の志望動機も見えなくて、困ったり迷ったりしている。
そんな方に、一度読んでいただければ、何かしらお役に立てるようなアイテムやキーワードが一つくらいはあるのではないかと思い、まとめてみました。
この記事の内容はこれ!
手術室の看護師の志望動機=好奇心と知識欲を駆り立てられて!
手術室看護師を志望する動機として、まず外せないと言っても過言ではないと思うのは、病棟看護では絶対に経験する事が出来ない未知の世界を覗いてみたいという好奇心ではないでしょうか?
ただ、好奇心と言ってしまうと軽く取られてしまいそうですが、手術室看護での好奇心は「新しい事を見たい、知りたい、学びたい」という知識欲にもつながるものです。
そして、その気持ちが無ければ手術室看護は折角覚えた事が無意味で苦痛でしかないかもしれません。あるいは、単調で退屈な職場でしかないかもしれません。
医療は日進月歩と良く言われますが、特に手術室には最新で最先端の器械や物品、道具などが日々取り入れられて行くような現場です。
使用方法のベースに大差はなくても、手術操作に何らかのメリットがあるという程度の進化の物から、今までの使用方法とは全く変わって複雑な操作を覚えなくてはいけない物まで色んな変化に遭遇します。
そんな現場で、興味がない、誰かが覚えるだろう、そんなに使い方が変わらないのなら導入しなければ良いのに…というスタンスでは、現場の空気に溶け込めないばかりか、チームワークさえも乱してしまうでしょう。
新しくて操作が困難な物に関しては、最初の方は業者の方が入って操作方法や使用方法を実際に指導してくれる事がほとんどです。そんな時に好奇心旺盛な人は、色んな最新で専門的な情報を入手する事ができます。
どうしても、女性は機械類の扱いが苦手だったり不得手な事が多く、そんな手術室看護師の中で導入された器械の使用方法をすぐに覚えられたり、プラスαの情報や知識を持っている人は、やっぱり一目置かれる存在です。
もちろん、医師や上司からの信頼も厚いために、将来的には、いわゆる大きな手術にシフトされる場面も増えて行くことになるでしょう。
つまり、手術室にとって貴重な人材となる可能性が高いのは、好奇心が強い=新しい事を見たい、知りたい、学びたい。という姿勢が見られる事だと思います。
手術室の看護師の志望動機=テキパキと機敏に働けるナースになりたい!
ゆっくりとした時間の流れの病棟で働く中で物足りなさを感じた。もっと刺激的な業務に携わりたいと思った。それは、案外煩雑で多忙を極める手術室などでの勤務の方が自分には合っている証拠なのではないでしょうか?
その点で手術室看護師の姿と言って思い浮かぶのは、どんな場面であってもテキパキと機敏に動き回るあのイメージではありませんか?
そんな職場の方が自分には合っているかもしれない。漠然とそう思った事も立派な志望動機になると思います。
やはり、看護師と一括りに言っても外来勤務のスタイルが自分には合っている。じっくりと患者さんに関わる事ができるような病棟勤務が向いている。忙しい部署でテキパキ働くのが自分の性格にはピッタリだと思う。
色んなタイプの看護師がいて、それぞれに向き不向きな職場があると思います。自分が向いていないと思う職場で毎日ストレスを感じながら疲弊していくのはすごく勿体無いと思います。
ですから、今のゆっくりとした職場のペースにストレスを感じたり我慢しながら働いているのだとしたら、少し負荷のある手術室勤務などへの異動を考えてみるのは看護師として長く働いて行くためには必要な事です。
一見、ゆっくりとした流れで患者さんに関わる事にストレスを感じる。と聞くと患者さんに関わる仕事が苦手なの?と思われるのではないかとマイナスな印象を持ってしまいがちです。
しかし逆にメリハリのある仕事パターンの方が自分には合っている。自分の力を発揮できると思う。と気づく事が出来ていれば、それは人事にとっても適材適所の配属をしやすいプラスのアピールに繋がると思います。
手術室の看護師の志望動機=今は血が苦手でも大丈夫です。痛みがわかる人である事が大切だから!
血を見るのが苦手だから、内臓なんか見てしまったらクラクラしてしまいそう…と、未知の世界には興味があっても先に不安や恐怖感が生まれがちです。
私だって、看護学生の頃だって針を刺すという行為を想像するだけで奥歯がムズムズするような不快感を感じていました。だから、本当に私が看護師になるのだろうか?なれるのだろうか?と不思議に思っていました。
ですから手術室への配属が決まった時には、血液なんて怖い気持ち悪い、内臓見えたら倒れそうだ、どうしようかなぁ。としばらく恐れ慄き悩んだものでした。
でも、いざ現場に出ると、そんな呑気な気分は一気にすっ飛んでしまう程の緊張感や緊迫感に溢れていて、血だ内臓だなんて言っている余裕は全くありませんでした。
実際、血飛沫が飛び散るわけでもありませんし、術野はドレープの隙間から見える限られた範囲です。自分が想像していたグロテスクな世界とは全く違っていました。
それよりも、徐々に自分がこの手術に関わるチームの一員として果たすべき役割を考えて、確実でスピーディに動くための方法や手段を考える必要があるため、自分の恐怖感などを感じる余裕がないのです。
しかし本当は、当初に感じる不安や恐怖感などといった想像力がとても大切であるという事に徐々に気がつくと思います。
患者さんも同じ不安や恐怖感を感じているという事を認識するからです。
そうした患者さんの体だけでなく心の痛みも想像してあげられる手術室看護師である事は何よりも大切な事だと考える幹部クラスの看護師は多いと思います。
ですから、手術を受ける患者さんの痛みを少しでも和らげる事ができるような看護師になりたい。と思う事は、すごく大きな志望動機と言えるはずです。
手術室の看護師の志望動機の例文はこちら!
私は今まで内科系病棟で勤務してまいりました。内科系病棟では、ゆっくりじっくりと患者様と長い時間をかけて関わりを持つという経験を積ませていただきました。
しかし、もっとスピーディな思考と対応が必要とされる貴院での手術室での勤務を通して、内科系病棟では経験できなかった世界を知り、新しい事を学びスキルアップしたいと考えております。
そして、内科系病棟勤務での経験や学びを生かして、患者様の心身ともに感じる痛みに寄り添える手術室看護に取り組む事が出来ればと思っております。
手術室という部署の経験が全くないため、今は不安も感じておりますが、持ち前の好奇心や探究心を生かして色々な事が経験できれば、という期待感も大きく持っております。
まとめ
手術室看護師の志望動機について、少しだけ使えるポイントやキーワードは見つかりましたか?
手術室で働きたと希望するからには、それなりに自分からもハードルを少し高めに設定する必要があるのではないか?って二の足を踏んでいた人には少しは安心感を持っていただく事が出来たのではないでしょうか?
もともとテキパキと働くタイプの人だけではなく、新しい事を見たい知りたい学びたいと思える好奇心が旺盛な人、手術室という世界にはチョットだけ興味はあるけど血が苦手だから無理だと思っている人。
もちろん、手術室という世界は普通に一般病棟で働くのに比べると向き不向きという傾向が強く見られる世界なのかもしれません。
でも、手術室看護に興味があって少しでも働いてみたいと思っている人には是非一度経験してみてもらいたいとオススメしたい部署である事は確かです。
そして折角、思い切って勤務してみようと決意したのであれば、できるだけ働きやすく自分の糧となるような職場を見つける事が何よりも大切な事だと思います。
そんな時に良い仕事をしてくれるのが転職サイトです。手術室での募集があるのかないのか?さえも、パッと見た募集情報では知る事ができない事がほとんどです。
転職サイトに登録して、専門のコンサルタントと一緒に自分の希望に合った職場探しをする事が楽しい手術室看護師ライフへの近道になると思います。
万が一に備え、看護師転職サイトに登録しておきましょう!
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