老人ホーム看護師の給料ってどのくらい？

老人ホームで働く上で気になるのは給料についてだと思います。

今働いている所よりも、病院勤務よりも給料は良くなるのか悪くなるのか？

老人ホームの施設形態によっても少し変わってきます。給料の目安を見ていきましょう。

介護老人福祉施設の給料

介護老人福祉施設の給料は大体月２５～３０万円です。

賞与は、多くの施設で年２回の合計２～３ヵ月分となり、年収にすると３５０～４５０万円程になります。

特養を運営しているのは社会福祉法人や地方自治体となっているので、入居者が少ない施設だとしても倒産する心配は殆ど無く、安定した収入を得られます。

勤務体制は基本的には日勤や早番や遅番となっています。

夜勤は、24時間看護師が常駐する義務もない為、基本的に夜勤は無く、オンコールでの対応となります。

その為、夜勤のある病院勤務の給料と比較するともらえる給料の額は下がってきます。

介護老人保健施設の給料

介護老人保健施設の給料は大体月２５～３０万円程で特養と大きく変わりません。

老健の賞与についても特養と大きな差はなく、多くの施設で年２回の合計２～３ヵ月分となり、年収にすると３５０～４５０万円程になります。

老健の運営元は、医療法人や社会福祉法人などが運営している為、こちらも倒産の心配は殆どありません。

老人ホームは夜勤のない所が多いのですが、老健は２４時間看護師が常駐する為、夜勤があります。

夜勤がある分、特養と比較すると夜勤の分だけ給料が良くなりますね。

しかしながら、老健は病院とは違う為、夜勤がいくら多くても１ヵ月の夜勤を７２時間までとする『夜勤７２時間ルール』は適応されませんので、看護師の少ない老健では夜勤回数がかなり多くなる可能性もあります。

病院勤務と比較すると医療行為も少ない為、給料は少なくはなりますが、夜勤がある為夜勤回数によっては著しく少なくなる事はないでしょう。

介護付有料老人ホームの給料

介護付有料老人ホームの給料は大体月３０～３５万円です。

有料老人ホームの賞与についても、多くの施設で年２回の合計２～３ヵ月分となり、年収にすると４２０～５００万円程になります。

有料老人ホームの運営は一般企業が運営している為、運営母体の企業の規模によって給料や賞与に差が出てきます。

また、入居者が入ってこない場合、収入が得られない為、施設の閉鎖や経営状態が悪ければ倒産の可能性もあります。

有料老人ホームは、２４時間看護師常駐を一つの宣伝にしている所もあります。

なので、有料老人ホームの中でも夜勤の有無によっても給与に差が出てきます。

病院勤務と比較すると、有料老人ホームで夜勤があったとすると、やや下回るか運営母体の企業の規模によっては逆に上回る所もあるでしょう。

まとめ

各老人ホームの給料を見ていかがでしょうか？

各老人ホームの賞与については、各施設の規模や経営状況によって大きく変わってきます。

また、病院勤務でも私立の大学病院と比較した場合、私立大学病院の賞与の最高値は７.３ヶ月分なので、年収では大分差が出る事もあります。

賞与の詳細については、『老人ホームで働く看護師のボーナスって多いの？』を参照して下さい。

手当の項目については病院の項目と大きな差はありません。

老人ホームによって項目の違いはありますが、基本的には役職手当・夜勤手当・オンコール手当・時間外手当・住宅手当・交通費となります。

施設形態の間で給料の大きな差はなく、運営母体や施設の規模や夜勤の有無によって給料の変動があるくらいです。

老人ホームによって、または、働き方によっては病院勤務よりも良い給料で働ける老人ホームもあります。

高齢化社会に伴って老人ホームのニーズが高まり、施設の数も増えてい状況で、自分で給料の良い老人ホームを探すのは大変だと思います。

また、給料面だけでなく仕事内容や勤務体制についてもあわせて考えなくてはいけません。

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