脳神経外科の看護師はこんな資格が役立つ！自分の未来を先取り！

看護師自体が国家資格であるためみなさん安心していることと思います。しかし、看護師資格だけでこれから先の人生が本当に安心なんでしょうか。私自身も最近それをヒシヒシと感じております。

今回は脳神経外科看護師としてのスキルアップにどのような資格が役立つのか、取得方法などを一緒に検討してみましょう。

脳神経外科の看護師、まわりと差がつくこんな資格たち

認定看護師

認定看護師とは特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践のできる認定を受けた者のことです。認定看護師は実践、指導、相談の役割を果たし、平成２８年現在は２１分野の認定看護分野が特定されています。

認定看護師になるには看護師免許取得後、実務経験が通算５年以上あり、そのうち認定看護分野での実務経験が３年以上必要になります。指定の教育機関が定められており、入学試験に通るとおおよそ６か月間学ぶことになります。

脳神経外科分野で言うと、リハビリの必要性や嚥下障害、脳血管性認知症などの患者さんが多いので「脳卒中リハビリテーション看護」「摂食・嚥下障害看護」「認知症看護」などの分野が役立つと言えます。

ちなみにわたしの病院では、資格のための費用の負担や勤務調整のバックアップ体制がありました。病院によりバックアップ体制が異なるので詳しくは勤め先に確認するといいと思います。

医療リンパドレナージセラピスト

医療リンパドレナージセラピストとはさまざまな疾患により起こる浮腫に対して医師の診断や指示のもと、患者や家族への生活指導やリンパ浮腫の保存的治療法である複合的理学療法による治療を行う施術者のことです。

医療リンパドレナージュセラピストは民間資格で医師・正看護師・理学療法士・作業療法士・あん摩マッサージ指圧が取得できます。

脳神経外科では麻痺側の循環不全の出現に伴う浮腫もあるため有資格者は専門的な技術提供が可能になるのではないでしょうか。民間資格のため、病院からのバックアップは難しいとは思いますが、自身のスキルアップになると思われます。

もちろん疲れた自分の身体をほぐすことにも使える資格なので学ぶのは楽しそうな資格ですね。

転倒予防指導士

転倒予防指導士とは転倒予防に関する知識と技術を持つと認められた者のことです。脳神経外科には転倒による罹患も多いため看護の現場で実践的に知識と技術を提供することができます。資格取得には日本転倒予防学会にて講習を受講し試験を受けることとなります。

２日間の講習・試験で取得できるので、短期間のスキルアップに最適です。転倒予防に力をいれている病院などにはもってこいの資格です。転倒予防はどの科でも永遠のテーマなので学んで損になることはないでしょう。

認知症ケア専門士

認知症ケア専門士とは日本認知症ケア学会により認められた認知症ケアに対する優れた学識と高度の技能、および倫理観を備えた専門技術士のことです。高齢化と、医療の発展により認知症の患者さんが増えている現代で認知症看護は切り離せなくなってきています。

転倒と同様に認知症看護は今後必要とされる資格であると言えるのではないでしょうか。認知症ケア専門士の受験資格は試験実施年の3月31日より過去10年間において認知症ケアに関連する機関、団体、介護施設などで3年以上の実務経験を有することとなっているので、脳神経外科でも認知症患者が多いので該当病院がみつかると思われます。

まとめ

いかがですか？

脳神経外科の看護では意識障害や片麻痺、嚥下障害、長期臥床による褥瘡、循環障害、認知症状、など様々な後遺症の出現リスクが考えられます。そのため、幅広い視野で様々な資格の可能性に期待もできると言えます。

看護師資格だけでも十分に働くことは可能です。しかし、看護の分野は頑張って働いているのが当たり前の天使のような人が多い世界でもあるので、頑張りを正当に評価してもらいスキルアップを応援してくれる環境を見つけましょう。

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