訪問看護師、介護保険と二人三脚してます?
公開:2017/12/19
[訪問看護]訪問看護では、介護保険制度の知識は、必要な場面が多いのです。
保険のことは、ややこしくって、よく分からないわ!そんな声が聞こえてきそうです(^_^.)
「シャッター、ガラガラ!」なんて言わないで!(笑)
訪問看護と医療制度
訪問看護を利用するには、医療保険と介護保険のどちらかを利用することになります。
年齢や疾患、個人の条件等で介護保険、医療保険のいずれかの保険制度が適用されるかが決まります。
例えば、ALSの方ですと、医療保険適用での訪問看護となります。
すでに介護保険の申請・認定が終わっている方で、医療保険での適用ではない方は介護保険での訪問看護となります。
保険別の割合で見ると、医療保険利用での訪問看護は全体の約2割で、残りは介護保険での利用となっています。(厚生労働省データによる)
つまり、訪問看護においては介護保険利用者が多数なのですね。
介護保険ってどんなもの?
2000年(平成12年)4月1日より施行された介護保険法によるもので、社会全体で介護を支える仕組みを創り、保険・医療・福祉にわたる介護サービスが利用者の選択により総合的に利用できる体制を実現しています。
1号被保険者と2号被保険者という言葉は聞いたことがあるでしょうか?
1号被保険者は、65歳以上の方で、2号被保険者は、40歳~64歳以下でかつ医療保険に加入している方となっています。(40歳になった途端、給与天引きされていることに気付いてましたか?「やだ、知らない!」という方は、是非じっくり給与明細を見てみてくださいね(^_^.))
介護保険を利用するには、まずは要介護認定を受けなければなりません。
認定を受けるには、様々な手続きが必要になります。
この認定で「要介護度」という、介護がどれだけ必要な状況にあるかの判定を受けます。要支援1,2と要介護1~5の6つに区分されています。
まだそこまで、介護の必要な状況ではない、と判定されると、非該当となります。そうした場合は、まだ今は介護保険利用できないということになります。
要介護度に応じて、介護保険での使用できる単位数が違います。使用できるサービスは介護度が高ければ高いほど多く受けられるということになります。
そして、その単位数やサービス内容を統括してマネジメントしてくれるケアマネジャーがいるということも介護保険の特徴の1つです。
訪問看護師は介護保険について知っておく必要があるの?
よくぞ聞いてくれました!!
それは、対象の方がどんなADLや状態なのか、要介護度を見ればある程度予測がつきます。つまり、1つの目安、手掛かりにもなるわけです。
そして、もし状態に変化があって、今の介護度がそぐわないと思われたら、ケアマネジャーに介護度の再認定の必要性を相談することができるかもしれません。
故に、訪問看護師は、介護保険の知識があれば、更にその方の為によい仕事ができるのではないか?と考えています。
あと、私は苦手なのですが、月末に給付管理票で1ケ月の訪問看護利用単位数を計算する、というお仕事が有ります。これはステーションにより差があるかもしれませんね。
まとめ
さて、いかがでしたか?訪問看護師と介護保険との関わりが少しはお分かり頂けたでしょうか?
看護の領域と少し離れるかもしれないのですが、訪問看護の世界ではこの介護保険は切っても切り離せないものです。
それに、いずれ私たちも年を取りますので、この先お世話になる時が来るかもしれません。また、お父さん、お母さんなどにも役立つかも知れませんね。
保険制度のことには興味がある!私には向いているかも?と思われた方は、看護師の転職サイトに登録して、専門のコンサルタントに訪問看護のことについてご相談くださいね。より詳しい情報が聞けますよ。是非、利用してみてくださいね。
万が一に備え、看護師転職サイトに登録しておきましょう!
看護師転職サイトのおすすめ
【1位】マイナビ看護師
オススメ度:★★★★★
運営:株式会社マイナビ
マイナビ看護師は看護師それぞれの状況に合わせた的確な非常口(転職先)を用意してくれます。実績豊富で質も高く、信頼出来ると評判です。質の高いサービスと求人数の多さが保証されており、おすすめです。
【2位】:ナース人材バンク
オススメ度:★★★★★☆
運営:株式会社エス・エム・エス
ナース人材バンクもセカンドオピニオンとして登録しておくと、より確実な求人探しが可能になります。マイナビ看護師と併用して、2つの視点から求人を分析してもらいましょう。
執筆者情報
- ナースの非常口は、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。